◇8『好きは内まで』
絵は、自分が描きたいと思ったものをなんとかその通りに…とまではなかなか難しいが、描ける。しかし、次の言葉が出て来ない。
タイトルをつけるのは楽しい作業なので何の苦もなく感ずるままにつけてしまうのだけれど、挿絵を入れて何を語ろうか? と考えると……これから続く中で絵と内容が全く噛み合っていないことも出て来るかもしれない。そのときは、「こさじアタフタしていやがんな」と心の中ででも笑ってください。
さて、「好きなもの」――唐突に好きなものについて喋る。
背中が好きですね。胸はあまり興味が湧きません。胸は簡単にどうにでも出来ると思っているので、デカかろうが小さかろうがどうでもいいです。カタチさえ自分が綺麗だと思う風であればいいので、それには大きさは大した問題ではないのです。
人の容姿がカッコイイとか綺麗とか可愛いとか、過剰反応はしませんが人並みには同じように感じます。
でも、一番、その人間に惚れ惚れするのは好みの後ろ姿を目にしたときであります。肩甲骨、脇と二の腕の影、くびれ、背骨、肋骨、首の骨を見るのも好きであります。その背中に乗った筋肉も好きです。が、筋肉を描く趣味はないんだろうと思ったり……その代わりに目を入れてみたり。
好きなものを好きなもので繋いでいくことの楽しさ。
物語でも、好きな展開を好きな展開へと繋いでいく――でも、出来なかったです。頭の中には最初から最後まで、中間は薄っすらとしていますが経過地点はハッキリと浮かぶのに書けなくなってしまうんですよね。言葉を操るのは難しいです。
エッセー(らしきもの)は、絵のようにみっちりとやって来たと思いますが、上達は一切感じることはないです。上達すらしてません。
絵は、頭に浮かんだもの、こうしようあーしようと思ったことを徐々に、少しずつではありますが描けるようになって来たとなんとなくわかる気がします。……曖昧な言い方ばかりでハッキリと「出来る!」と言えないことがまだまだなんでしょうね〜ハア…
ですが!
私は、自分の絵が好きです!
しょうもない文章を書く自分もまた。
みなさん?は、自分が作り出す作品を好きですか?




