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誰かへ送る創作日誌  作者: こさじ
❂何もないところへその前の意識❂
64/65

「2」


「形になっていないと駄目だなんてことはないんだ」――と考えている時点で、私の絵は自由に描かれているわけじゃないのではないかと思う。こうしようあーしようそんなこんなな展開になってしまうのを避けるために意識して何でもないことをしようとしているのじゃないだろうかと考えるけれども、考えなかったら今度はいつまで経っても同じようなものを描き続けていることになるのかもしれないと考えると、今の私は脱出するために藻掻いている最中なのかもしれない。

 しかし、自由になるために「自由とは?」と悩んでいる内は自由じゃないんだきっと……と、何が何だかんだ自分は何が描きたいのかわからない。

 わからないから、今日も描きくけこ。


 どうもさんです。ぷわっと浮上し続きをやっていきます。


 挿絵(By みてみん)


 意識しないで最初から最後までやるというのは、本能に任せるってことなのでしょうか? 難しいことはわかりませんが、もし、考えるまでもなく指任せにしたら本当の「描く」が出来るんだろうかと思っていたのですが、そうなったら多分自分はきっとおかしくなってしまっている。と思う。

 他人の行動が気になって最近はどうしようもない気持ちになる不安定さはありますが、こんなこと考えているなら私はまだ大丈夫ですわ。


 ……さて、背景を描いていこうと思いましてね、黄色がいいなと。宇宙っぽものをそれの色で描こうと考えて宇宙を渡り歩いておりましたが、ふと「パワーストーンって宇宙だよなぁ」なんて浮かんだのでパワーストーンで良さげな色合いを調べることに――


 挿絵(By みてみん)


 そこで、『ユーパーライト』てのを知りまして、そんな色合いで描くことにしたんです。


 挿絵(By みてみん)


 ――が、途中から考えが変わってしまい、よくわからないものになってしまった……テレビで世界遺産を見ていたせいかな〜と思うんですが、


 挿絵(By みてみん)


 そう気付いたら「壁画っていいよね」と古代の絵柄に憧れるのでありました。あの独特感はどこから生まれたもんなんでしょうか? こういうふうに描きますよ――て受け継がれてなっていくもんなんでしょうけど、最初に描き出した人の絵柄は誰がどうやって決めたんですかね?

「この人の絵〜魅力的だわ〜」て選ばれたんですかね。もっとリアルな感じに描く人だっていたかもしれないけど、味があるわ〜で現代まで残るものに選ばれたのか……何故か誰しも描くと似ている絵柄になったのか……不思議。



 以上です。次回へ続く。

 それともそれが描きやすかった、彫りやすかったとかかな。

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