◇33 …魚でもない
続きです。今回、画像が多いです、きっと重いです、よろしくです。
●くり抜いた中に世界を描く
葉っぱ(水草)案、人魚か魚案、珊瑚案――この三点を描いていく。自分では随分描かずにいたなと思っていたのでありますが前回からは一週間も経っていない。早いようで遅いような……そんな今日、人魚か魚案をだいたい完成させようと思います。
まず、何色にするか。予定では尾っぽだけ描くので人魚であっても魚であってもどちらでもいい感じです。ただし、ただの尾っぽは描きたくない!それを頭に尾を描いていきます。
ふと思い浮かんだ色を何色か合わせ、青系に決めました。なんとなくな下絵を描いて、鱗を描きます。
縁は白っぽく、重なったところは濃く、Gペンソフトからハードに持ち替えて縁からスポイトで取った色で薄く、細く、筋を全部の鱗に描き込みます。あまり小さい鱗には描き込み辛いので真ん中の基準線とでもいいますか…その線だけは描いておきます。
こんな感じ。で、背びれ・尾ひれはまた別のレイヤーに描く予定なので余分なものは削除し、尾そのもの集中します。
次に、このままの形ではブサイクだし、想像と違うので消しゴムで消して整えます。
出来ましたら背びれ……人間でいったら尻から出ていることになるんだけどもそれでも背びれと言っていいのかわかりませんが、骨? 土台?から描きます。
描けたら消しながら、描き足しながらさらにしっかりとした想像通りの骨を目指し、以前描いたことのある背びれ以上が描けるように自分の作品を遡ります。
前に描いたものを見るって、結構勉強になります。「黒歴史だいやだ〜」なんて思う人もいるかもしれませんが前があったから今がある――大袈裟かもしれませんが成長するには前の自分を知っておくのも大事だろうと思うのです。
その作品がコレ。
ま、絵を出さなくてもいいんですが、他に使うところないんで勿体無いなというのが本音です(汗)……だって自分の絵、好きなんだもん! てなことで、『マラカイト』てタイトルの絵です。背びれは見えにくいのですが、お気に入りの一つであります。
この背びれ、
途中の透明さがあるところ、この背びれを今回描けないものだろうかと考えているのです。骨の形もね。けど、それをそっくりそのままでなく、今の自分ならどんな風に描けるのか試してみるのであります。それほど変化がなくていい、大して変わらなくてもいい、やったらどうなるか知りたいし、やってみないことにはわからない――
改良して描くにあたって、
本体と背びれの一体化、背びれの立体化の下描きをします。右の画像のように色を入れていきます。このときはレイヤーを分けずに骨に直接塗って消してを繰り返して仕込むのですが、骨を完成させねばなりませんね。
骨の予想図です。
ヒレのねもと?と、骨の下側一本ずつに濃い色を塗り立体化を目指します。
上向きに考えていましたが、赤で囲んだ部分は尾に沿うようにしたいのでどんどん尾ひれに向かって短くしていきます。
これに一体化、立体化するための先に出しておいた画像通りに色を足して塗っていきます。
……が、言うほど立派なものには出来ませんでした。今のところ私の実力こんなもんですね。精進します。
続いて、尾の骨を描きます。これは背びれレイヤーの下に新しいレイヤーを敷いて描き込んで行くのでありますが、このままの大きさでは尾ヒレが描けないし、想像に近付けるために縮小させます。その際、ただ小さくするだけでなく向きも直しておきます。
尾びれ―――骨は厳つくさせてみました〜私らしいものが出来たかなと思います。
最後にヒレを入れます。いつものように描くのもいいのですが、気になっていた「レイヤーごと薄くな〜るバー」を利用したい! もっと自分の世界が広がるんではないか、今なら使いこなせるんではないか、ということで……
薄くしたら、骨の周りを暗め色で塗り、Gペンハードにて入の太さを極細にさせて同じ暗めの色と白っぽく色で線を描き込む。
わかりにくいですが、なかなか良い尾っぽが出来たのではないでしょうか。あとは、草との関係を考えなければいけなく……でも疲れちゃったんで、次回へ持ち越しそして珊瑚に突入です!
次回へ続く。




