◇31『らぶりーグリちゃん』♡♡♡
続きです。
ポケットの中をだいたい描けたので、服を縫っていきます。
赤地のものです。ポケットの口は金の刺繍っぽく、ま、全体的にでもありますけれども、草模様を目指したいかな〜と。でも、生地はもう少し複雑な色味にしたいところ……私にその腕があるかどうかですね。頑張ります。
ポケットの形は――グリちゃんがひょこっと顔出して❝イモガイみたいなツルンとした甲殻❞を見せ、❝キチン質のヤドカリみたいな脚❞をポケットのふちに引っ掛け、❝脚の間から餌を取るためのニュルニュルした触手❞を描くために――少しばかり膨らませたい。
いや、膨らませるというより引っ張ってる感じ?
なので、ふちの上部は下絵と変え、グリちゃんにもちょっと手を加え、影も一応つけてみました。
あと、斜め右上にも予定でありました服の生地の赤で塗り、
異次元ポケットの「空」の部分とちょうど良かったので夕焼けのような感じをイメージして色を混ぜてみました。
それにしても……しかし、影が難しいですね。
画像では載せていませんが色々試してみた結果、模様を描いた方がわかりやすい・塗りやすいということに気付きましたので、刺繍していきます。
まずはポケットのふち。 金色……までいかなくても黄色の糸でやりましたよ感を出したいのでその色で縁取りまして――考える。
グリちゃんがポケットから顔を出し、どっこいしょとばかりにふちに寄り掛かっている風にしたい。ピンクの丸からポケットを引っ張り、しっとり縫われた柔らかめのポケットの口をくにゅっとやって――…右下の裏表の見せ具合をどうすべきか悩む。
悩んだ末に実際に書いてみないとわからんな〜ということで、服の生地の模様をだいたい決めて
縁取っていきます。
ペンはグリちゃん以外エアブラシ60%を使っています。本体はハッキリと、背景はややボンヤリとさせたいので、縁取る糸もエアブラシの太さを調節し、色を変えながら描きます。
出来たら透明度を上げて明るめの黄色を盛り上がっているだろうところへすぅーっと塗り、白色で一番高いところ――盛り上がりのてっぺんだろうところを塗ります。
説明し忘れていましたが、グリちゃん本体も大きくさせました。
次に模様を描いていきます――が、赤い生地の部分がそのままだと面白くないのと、試しに自分の服のポケットを同じようにやってみてたら皺が出来るので足していきます。
影を塗っていくだけなんですが、ふちに沿う感じの皺を作ります。そうしてから新しいレイヤーを敷いて模様を描き込んでいきます。
服の模様は草っぽいような。色々模様を調べてみて、エスニックな植物の模様を自分なりに描けたらな――と思っていたんですが、いざ絵を前にし筆を持つと変わってしまいました(汗)
背中合わせの三日月模様といえばいいのでしょうか……大きさはバラバラ、位置も思い思いのところ。そこへ格子を入れて、赤地の影を目安に色をわけて塗る。
右の画像のピンクで囲まれたところが一番明るい場所、次にその隣、そして一番暗い右下のところで大きくわけて三ケ所――明るい色をスポイトで取り、それを徐々に暗めにしていくのであります。
三日月だけでなく、格子も同じ要領で塗ります。
あとは、作業をしやすくするために見えなくさせておいたグリちゃんを復活させてちょこちょこ修正し、
次回へ続く。
【愛のレコード】
❝腐肉を食べる異形で、ぬらぬらとした粘液に覆われています。ヤドカリに似ています。イモガイみたいなツルンとした甲殻を持っていて、キチン質の、ヤドカリみたいな脚があります。その脚の間から餌を取るためのニュルニュルした触手が伸びています。
色は全身灰色〜茶褐色で、ちょっとマダラっぽいです。触手もミミズっぽい色です。❞
(活動報告コメント欄より)




