◇21『朝焼けの終息』
ちょっとカッコつけたタイトル……そう思うのは私だけかもだが。
言葉をどう繋ぐかって考えるのは、絵と同じで楽しい。下絵を描いて捏ねるように色でカタチを描き作るのような感覚だ。
世界はどこにあるのか、世界観はどうやって生まれるのか、細かく描けば自分が得られる満足度はとてつもなく甘美だけれど、人に何か伝わるのか?と自問自答すれば難しい。
他人じゃないもの。
何を考えているかなんぞわからん。
でも、やりたいことをやらずして、その作品が自分の世界になるだろうか? 「アレをやっておけば良かった…」って絵よりも文章のほうが戻るのは難しいと思う。連載が長ければ思いがけないところで食い違ったり……展開を先に考えてから書き始めたのに気がつけば違うものに変化していたり。
ままならないが、一晩寝ればなんてこともないときもある。
日が出るまでは悶々としていようじゃないか――てな気分で、吐き出した悩みをぶち撒けて、また拾い集めて、押し込んで、何もかもこの瞬間、さらに強力になってぶつける。
矛盾を見つけても柔軟に対処する。別の色が紛れ込んでも今度は上手く交われる。
なんてことはない。なんてことはないんだと思います。
色んな感情を得て自分だけのを創るんだと思います。
意味不明な話になってしまったかもしれませんが、そんな感じで以上です。




