第26話 メイドでご奉仕
抵抗虚しく下着を脱がされた俺だったが、そこは熟練の妖精族のメイドさん達。羞恥心を感じてしまう前に、あっという間に別の物を、一瞬で穿かせてくれた。普通の人サイズの人の着替えも、どうやら慣れている様だ。
「これは・・・海パン!? いや、でも普通の布製か・・・。」
肌触りは俺達が現実世界で使っている水着とは異なり、普通の布の様だったが、トランクスタイプの白い海水パンツの様な物を穿かされた。
「その湯浴み着は、皆さんに差し上げますので、宜しければ今後もお使い下さい。 では、どうぞこちらへ。」
どうやらこれは湯浴み着の様で、プレゼントしてもらえる様だ。
「ありがとう。」
俺はお礼を言いながら、リリィ達メイドさんに付いて行く。
「・・・。」
「んっ? 皆さん・・・?」
「んん・・・。」
皆さんという言葉に引っ掛かりを覚えた俺だったが、木漏れ日が照らす森の中を出た所で、より一層の光が差し、眩しさで俺は目を瞑った。
「んっ・・・。」
そうして俺はゆっくりと目を開ける。
「んん!? み、皆!! そ、その恰好はっ!?」
なんと湖の畔の水浴び場には、ぎりぎり透けない位ではあるものの、とても薄い白の湯浴み着を着た女性陣が待っていた。普段の皆の服装等もセクシーさであったり、可愛さがあったが、この服装はそれとはまた違った刺激的な装いだ。
「カイト~! 早く~!」
「エメリィは手を振りながら跳ねているため、白の湯浴み着越しに胸がポヨンポヨンと弾んでいる。 白い肌にメリハリのある体のラインが、よりセクシーさを上げているな。」
「・・・。」
「ルビアルカは気絶してしまった羞恥心からか、赤面し俯いてモジモジしている。 だがそれにより、大きな胸が寄せられて、エロさがあるな。」
『お兄ちゃ~ん!』
「ククルとクルルは、小柄でスレンダーな体系。 肌が小麦色のため、白い湯浴み着と合わせると、とても可愛いな。」
皆に呼ばれながらに、俺は一瞬でそんな事を考えてしまっていた。
「お待たせ!」
自然と俺の声は、今の姿の皆を見れた嬉しさで弾む。
「・・・。」
「セクシーだなんて~。 カイトったら・・・。」
「カイトあんた・・・。 エロさって・・・。」
『お兄ちゃんが可愛いって!!』
「あ、あれ?」
どうやら先ほど考えていた事は、全て口に出していた様だ。皆は頬を上気させ、嬉しそうにもじもじしている。
『さぁ皆さん! 先ずはお体を清めましょう! 私達メイドが、皆様のお体を洗わせて頂きます!』
そう言ったリリィ達メイドさんが、数人係でそれぞれに付いて体を洗い始める。ちなみに皆|《妖精族》サイズの湯浴み着に、メイドのプリムを付けた格好をしている。
『カイト様、如何でしょうか?』
俺にはリリィに、後4人の妖精族のメイドさんが付いていたが、リリィとその内の1人が一緒に具合を聞いてきた。
「あぁ・・・すっごく気持ち・・・良・・・いっ!? えっ!? リリムリアさん!? 何してるんですかっ!?」
何と声を掛けてきたメイドさんの1人は、メイドの格好をしたリリムリアだった。
「うふふっ。 お礼です。」
そうお茶目に言うリリムリア。このルミリア大陸で会った種族の長は、皆懐が深く、寛容で茶目っ気がある様だ。
「はぁ・・・ビックリしました・・・。 けど、嬉しいです。リリムリアさんもリリィさんも、他のメイドの皆も大人っぽくて、すごく美人揃いだ。 男としては嬉しい限りです。」
俺は本心からの言葉を、体を洗ってくれている《妖精族》の皆に伝える。
「カイト様は、やはり種族など関係無く、人を見る事が出来るのですね。 そんな処が皆に好かれるのでしょう。」
そう言ってくれるリリムリア含め、俺の言葉を聞いていたリリィに3人のメイドさん達は、皆頬を染めて嬉しそうに奉仕を続けてくれる。
「さぁお綺麗になりましたよ。 カイト様。 後はあちらの湖で、皆様とお愉しみ下さい。」
そう言って《妖精族》の皆が、俺達を送り出してくれるのであった。




