プロローグ
※完全に処女作です。文章も内容もガバガバですが読んでいただけると嬉しいです。
ーーーーー何気ない日常、そんなものに飽き飽きしていたのは何も俺だけではないはず
毎日大学へ行ってくだらない授業を受ける日々。
そんなことを思いつつ人気のない夜道を俺「如月光太」はコンビニを目指し歩いていく
「はぁ~まさか冷蔵庫の中身が空だったのを忘れちまうなんてうっかりしてたなー」
と、ひとり呟く
「さっさと飯食ってゲームの続きしてぇのになー」
先日発売された人気ゲームシリーズ「ドラゴソクエスト」の最新作の続きをやりたいと思いながら夜道を歩いていく
「ん?」
ふと前を見るといつも見慣れた道のはずなのに見慣れない脇道が存在する
(こんな道あったっけか?)
俺は好奇心に逆らえず夕飯やゲームのことなどすっかり忘れ脇道に入っていく
そこは一見普通の道だった
何の変哲もない民家が立ち並ぶ一本道
俺は好奇心に逆らえずその道を進んでいった
しかし進めども進めども変わらぬ風景。まるでベルトコンベヤーを逆走しているような感覚に陥った俺はその道を引き返そうとした
しかし
振り返ってみれば、そこにあったはずの見慣れた道はなく眼前に広がるのは人ひとりくらいの大きさのある大きな黒い雲のような塊
しかもその雲は近づいていてくるではないか!抵抗もできずに俺はその雲に飲み込まれてしまった
(何なんだよ一体!)
俺が飲み込まれた先は周囲には何もない上下左右何もかもわからない真っ黒の空間だった
(あれ?でもこんな展開どっかで見たことあるような・・・)
俺は謎の既視感に頭をひねる
(そうだ!最近ラノベで流行ってる異世界転生ものって大体こんな感じじゃなかったっけ!)
俺はふと最近はやりのラノベ的転生ものの展開を予想した
(だったらもうすぐ神様的な存在にチート能力とかもらえんじゃね?!
やったぜ!こんな退屈な人生ともおさらばだ!)
俺の目の前にわずかに光が見えてくる
その光はやがて大きくなり俺を飲み込む
そして目を開けると何やら薄暗い部屋だった
(?)
俺は周囲を見渡し状況確認を「ザンッ!」
「?」
俺のすぐ近くで何かが切り裂かれるような音
音は一回
その直後後ろを向こうと体をひねろうとした
しかし
その体が後方を向くことはなく
視点がゆっくりと下がっていく
「?????」
俺は訳が分からずに状況判断をしようと周囲を見た
しかし見えるのは自分の腰だけ
(え?)
なぜ自分の腰が見えるんだ。俺は下を向いた覚えなんてないぞ
その一瞬あと赤黒い液体が目の前に広がる。
「あ”・・・あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」
ようやく状況判断ができた俺が認識した現状は自分の体が上半身と下半身にきれいに切断されていたことだった
「う”あ”あ”あ”あ”あ”!」
あまりのことに痛みよりも恐怖が優先され俺はひたすら叫び散らした
「あーららーやっぱり何度聞いても不愉快だねー神様の断末魔ってのはさー」
気付くと目の前に一人の男がいて何かをしゃべっている
「訳が分からないって顔だね。まぁ悪いけど君たち転生者は邪魔者でしかないから死んでおいてほしいんだ」
男は笑顔で何かを言うが内容が頭に入ってこない。
次第に体が冷たくなり目が見えなくなってきた
「い、い”や”だ”・・・し”に”だ”く”な”い”・・・」
俺は必死になって声を絞り出す
しかしその声に対して男は何も言わなかった
(いやだ!まだ何もしていない!何もしていないのに!)
そんな思いと共に俺の一生は幕を下ろした
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続くかは未定です