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アラタのサポート。
そんな私をみかねて顧問の先生がアラタに私をサポートする用に頼んだらしく、アラタが私のサポートをする用になった。
夢のような日々が続き、自然に表情が緩んでくる。「真美……、真美……、ちょっと!」貴子が声を掛ける、「え?何かしら」……「真美顔が緩みっぱなしだよ」貴子がため息をつく、「ごめんなさい、貴子」「どうせアラタとのラブラブ部活動を考えていたんでしょ」……図星だ、顔が赤くなってきた。
中学校最後の演奏の大会が近付いて来た、「先輩、調子はどうです?」!!私はアラタに不意に声を掛けられ、おもわず「ひゃい!」と、叫んでしまった。「先輩、大丈夫ですか?今までミスする事なんて無かったのに」ーーアラタのせいなんだよ。ーー言えない自分がもどかしい。
演奏の大会の前日貴子が「友達連れて応援に行くから」と言われ、「だから真美、お弁当はまかせて」じつは貴子、料理がとても上手なのだ。最後の大会が少し楽しみになった。