12/13
卒業式に向けて。
頬をなでる風も心地よく感じられるようになってきた。
クラスのみんなは卒業式当日の謝恩会の話題で盛り上がっている。
「真美、卒業式はアラタに告白するの?」
「……貴子、そんな勇気ないよ……」
「前に話してくれた伝説はどうなの?」
「卒業式当日はアラタも忙しいから、そんなタイミングよく会えないよ……」
「真美!、卒業式が終ったら会えなくなるかも知れないんだよ。」
貴子の言葉に私は言葉を返せないでいた。
卒業式前日の夜、貴子の家である会話がされていた。
「…と言うわけでお願いね。」
「お姉ちゃんわかったよ、アラタセンパイには私も憧れていたけど、真美さんはお姉ちゃんの親友だもんね。」
「ゴメンネ美乃里……」
「お姉ちゃん気にしないでね、二人で真美さんに卒業祝だね♪」
真美が知らない間に卒業式当日向けてある計画が進んでいた。




