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次の依頼

「なにか依頼があればいいね」

ティナが大きく伸びをしながら呟く。太陽の光が窓から差し込んで、部屋全体が温かい空気に包まれている。

「冒険者ギルドに行ってみるのが一番早いよね」

小鈴がしっぽをゆらゆらと揺らしながら答える。彼女の三本の尻尾は完全に休憩モードだった。

「そうだな」

俺は寝癖を直しながら頷く。「昨日のうちにリリアさんからも討伐依頼が出やすいって聞いてたし」


朝食を簡単に済ませて、三人は冒険者ギルドへ向かった。街の大通りを歩くたびに人々の視線を感じる。獣人の少女と妖狐の女性連れというのは、やはり目立つようだ。

ギルドに着くと、意外な光景が広がっていた。朝の時間帯にも関わらず、建物内は人であふれ返っていた。テーブル席では数人の冒険者が話し合っていて、掲示板の前には人だかりができている。

「何かあったのかな?」

ティナがキョロキョロと辺りを見回す。



「……あれ?」

俺が首を傾げる間もなく、奥の掲示板前に集まった冒険者たちの会話が聞こえてきた。


「おい、見たか? あのオークの集落討伐依頼……」

「報酬が破格すぎるよな。最低でもA級案件だろ」



「でも人員が足りなくて募集を拡大するみたいだ」


ティナの耳がピンと立つ。「オーク討伐だって!」


「また討伐依頼か」

俺が掲示板に近づくと、確かに大きな文字で『オークの集落掃討作戦』と書かれていた。

推奨人数:最低8名

推奨レベル:Cランク以上

報酬:1体に付き銀貨1枚


「これって……」小鈴が魔法陣を展開して内容を確認する。「結構規模が大きいですね。普通なら10〜20体程度の集団なのに……今回は少なくとも50体は想定されています」


「50体⁉」ティナが目を丸くする。「それって一個中隊じゃん!」


受付カウンターで依頼票を整理していた職員がこちらに気づき、微笑んで声をかけてきた。

「おはようございます。皆さんもこの依頼に関心が?」

「はい」俺が頷く。「さっき掲示板を見てたんです」



職員は奥の資料棚から厚いファイルを取り出してきた。「詳細はこちらに記載されています」


ファイルには地図とともに詳細な情報が記されていた。

- オークの集落位置:南東の森深部

- 推定個体数:60〜80体


「ここ数日で突然出現した集落なんです」職員が説明する。「以前は単独で活動していたオークたちが突然結束してしまい……」

「原因不明ですか?」小鈴が質問する。

狐耳が忙しなく動き始める。


「はい」職員が眉間に皺を寄せる。「そもそもこの地域にこれほどのオークが住んでいた記録はありません。突然湧き出したような感じで……」

「面白い」ティナが目を輝かせる。「こういう謎があると燃えるよね!」

俺は苦笑しながらも内心では高揚していた。確かに未知の謎という点では魅力的だ。

「参加メンバーの募集期限は明日までになっています」職員が説明を続ける。「すでに2組のパーティが参加表明していますが……まだ人員不足なのです」


ティナが小鈴の顔を見る。「私たちも手伝おうよ!」

「うん……でも油断は禁物ですね」小鈴が慎重に答える。三本の尻尾がゆらゆらと揺れている。

「危険度が高い依頼だけど……」


俺は考え込む。確かにC級案件クラスかもしれないが、オークの肉の確保ができるのが大きい。

「一緒にどう思いますか?」と皆を見回しながら尋ねると……

「行くべきだと思う!」ティナが即答する。「面白そうだし!」

「私も賛成です」小鈴も静かに同意する。「ただし十分な準備が必要ですね」


職員は嬉しそうに頷く。「ありがとうございます!これで3パーティ目の参加確定となります」


彼はペンを取り出し参加表に俺たちの名前を書き込んだ。「後ほど詳細な作戦会議がありますのでご都合を伺えれば幸いです」


ティナが飛び跳ねる。「やったぁ!また冒険だね!」

「でもオーク60体以上となると……」小鈴が冷静に計算する。「かなりの長期戦になりそうです」

「確かに」俺も同意する。「持久力も考慮しないと」


「もしよろしければ」職員が提案する。「明日の午後にギルド内でブリーフィングを行いますが……いかがでしょう?」

「ぜひ参加させてください」俺たち三人は声を揃えて答えた。


ギルドを出た後、ティナが振り返って尋ねる。

「ねぇねぇ、今回の依頼成功したらお金もらえるんだよね?」

「当たり前だろ」俺が笑う。「まあ、俺たち三人じゃ全額はもらえないけどな」


小鈴が補足する。「多分5等分くらいになると思います」

「そっかぁ……」ティナは少しがっかりした様子だった。「でもまあいいや!みんなで楽しめればそれで十分!」

「そうだな」俺も頷いた。「楽しみながら稼ぐのが冒険者の醍醐味だよ」


その夜 俺たち三人はギルド内の食堂で軽く打ち合わせをしていたところ テーブル上には各種資料が広げられていた。

「まず装備点検だな……」俺は羊皮紙にメモを書き込んでいく。

ティナは自分の小さなバックパックから道具を取り出し確認していく。


小鈴が静かに付け加える。「食糧はアイテムボックスに入っていますし、魔力回復用のポーションも準備してあります」


「万全の体制だな」俺は満足げに頷く。「あとは作戦当日まで体力を温存しておくことか」


そんなとき 後ろから声がかかった。

「おっ?ユートたちじゃないか」


振り返るとそこにはいかつい男性冒険者が立っていた 彼は両腕に彫られた刺青が印象的である


「明日の討伐に参加されるんですか?」ティナが元気よく尋ねた

男はニヤリと笑う


男性は見るからに屈強そうで強そうな雰囲気を醸し出している

「よろしくお願いします!」

3人一緒になって頭を下げた。


「若い奴らが命を賭けるというなら応援してやるさ」

名乗った男性は豪快に笑った

そして俺たち三人に対してある忠告を与えてくれた・・・


「良いか 適当に気をつけろよ 特にオークってのはな 集団になるとメイジやアーチャーが混ざってくる」


その言葉に対し思わず「わかりました!」と返答してしまうほど緊張感を持って受け入れていたところである……


彼は続けて教えてくれたことは多かったため忘れずに覚えなければならない重要なポイントとなってきたようだった・・・」

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