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王都でまったり

町にもどったら何をしようか悩む、とりあえずセレスとエーテルにお供えをしないとな。

「そうだな、アストレアに戻ったら新しい計画を考えないとね」

俺はベッドに横になりながら答えた。

「ねぇねぇ、帰ったら何するの?またあたらしい料理?」

ティナが身を乗り出して聞いてくる。

「う〜ん、それはまだ決めてないんだ。まず俺たちの戦い方を整え直さないと」


「確かに、ダンジョンでは歯が立たなかったですからね」

小鈴が指摘する。


「そうなんだよね、まさか野リスにやられるとは思わなかった」


俺は苦笑いした。

・・・なんでダンジョンの生き物ってあんなに強いのだろうか?


「でもでも!またリベンジすればいいじゃん!」

ティナがポジティブに言う。

「ハイ、今回は情報不足でした、次回は準備万端で挑みましょう」

小鈴も頷く。

「そうだな、でもまずは安全第一で頑張らないとね」

俺は起き上がり、明日の準備を始めた。


「ねぇねぇ、ユート。またあたらしい料理考えてくれる?」

ティナが甘えた声で聞いてくる。


「そうだな〜」

俺は天井を見上げながら考えた。

「でもなー、砂糖が高いんだよなあー」


「えぇ〜!そんなぁ・・・」

ティナが悲しそうな顔をする。


「ごめんごめん!冗談だよ!」

俺は慌てて謝った。


「もう!意地悪しないでよ〜!」


ティナが頬を膨らませる。

「あはは、ごめんごめん!そうだな〜」

俺は真剣に考え始めた。

「そうだ!今度はクリームパンなんてどうだろう?」

「わぁ!どんなどんな?」

ティナが目を輝かせる。


「えっとね・・・」

俺は小鈴が持ってきていた紙に、簡単なイラストを描きながら説明した。

「これくらいの大きさの丸いパンの中に、黄色いクリームを詰めたパンなんだ。甘くて柔らかくて、とても美味しいよ」


「うわぁ!おいしそー!」

ティナが目を輝かせている。


「でもやっぱり砂糖が高いし卵や生乳もねえ、ちょっと難しいかもなぁ」


「そっかぁ・・・」

ティナが肩を落とす。


「でも、頑張って安く作れないか考えてみるよ!」


「ホント?やったー!」


ティナが嬉しそうに跳ね上がった。


「でも材料が必要ですからね」

小鈴が冷静に言う。


「そうだな、特に牛乳とかバターとか高いですし」


「私達でも牧畜を始めましょうか」小鈴が笑顔で言う。


「牧畜かぁ・・・それもありかもな」

俺は考え始めた。

「でも、そのためには広い土地が必要だし、資金も必要だな」


「頑張って稼ぎましょう!」

小鈴がやる気に満ちた声で言う。


「そうだね!また一緒に冒険して稼ごう!」

ティナもノリノリだ。


「よし、決めた!」

俺は拳を握りしめた。

「まずは装備を整えて、そしてお金を貯めて、いつか自分の牧場を持って、おいしいクリームパンを作るぞ!」


「「おー!」」

なんか目的が変わってきたような気がするがきっと気のせいだろう・・・


ティナと小鈴が声を揃えて叫ぶ。

その時、窓の外から不思議な音が聞こえた。

「何だ?今の音」

俺は窓を開けて外を見回した。

夜空には星が輝き、遠くの尖塔からは微かな鐘の音が聞こえてくる。


「なんだろう?」

ティナが耳を立てて聞き入っている。

「冒険者ギルドからの夜の警戒信号かもしれませんね」小鈴が知識豊富に解説してくれる。


「なるほど、警戒態勢に入ったのかな?」


「可能性はあります」

小鈴が頷く。


「よし、俺たちも警戒しよう」


俺たちは装備を確認し、部屋の周囲を確認した。


「特に問題はないみたいだな」


「はい、大丈夫です」

小鈴が頷く。

「安心した〜」

ティナが安堵の表情を浮かべる。

「まぁ、明日の出発に備えて、今日はもう寝ようぜ」

「そうだね!」


俺たちは最後の夜を思い出に残しつつ、王都の宿で眠りについた。



その夜、王都の冒険社ギルドで勇者猫?が逃げ出したと大騒ぎになっていた。


「・・・なぜあの普通の猫のように見えるアレが勇者なのだ・・・遠い国から派遣されてきたと思えば、どうみても普通の猫にしか見えん、あそこの国はなにを考えている・・・」

「さがせ!、王都中を探すんだ!普通の猫と思うな!逃がしたら派遣してきた国と外交問題になりかねん!なんとしても捕まえるんだ!」


召喚された猫の行く末は・・・

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