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初護衛任務

それから数日後、ギルドで今後の活動について話し合っていた


「Eランクだとどんな依頼があるんだろう?」ティナが受付のボードを見ながら首を傾げる。


「ハイ、色々ありますね。護衛依頼や討伐依頼など、Dランクに上がる為には依頼をこなしながらポイントを貯めないとダメですからね」


小鈴が解説してくれる。三本の尻尾がゆらゆらと揺れる。


常設依頼の、オーク討伐、害獣駆除、ゴブリン討伐などなど。


あとは相変わらずの薬草採取だ、薬草はいくらあっても足りないらしい。


草原はFランク、森の中はEランクからがほどんどだが、高LVになると薬草採取とか実りに合わないので嫌煙されるそうだ。


それでも薬草は必要なため常設依頼となっている。そしてEランクからは護衛依頼が解禁される。



「護衛か・・・初めてだな」俺は少し緊張する。


初の護衛依頼・・・難易度的に調度いいのを探そう。


「ハイ、でも私たちなら大丈夫です!」小鈴が力強く断言する。


「そうだよね、頑張ろう!」ティナも気合を入れる。


俺たちは護衛依頼を探し始めた。数多くの依頼書の中から、比較的難易度が低そうなものを選ぶ。


「これなんかどうだろう?」俺が一枚の紙を指差す。


「商人の護衛依頼ですね。目的地は隣村のようです」


小鈴が内容を読み上げる。俺たちはこの依頼を受けることに決めた。


依頼主と会い、詳細を聞く。護衛のみで雑用はなし、街道を進むとのこと。


報酬は銅貨50枚と控えめだが、初心者向けの依頼としては妥当な額だろう。


「皆さん準備は良いですか?」小鈴が最終確認をする。


「ああ、問題ない、なにか荷物が必要になってもアイテムボックスに入ってるしな」俺は頷く。


「私も大丈夫!」ティナも答える。


こうして、俺たちの初めての護衛依頼が幕を開けた。依頼主とともに街を出て、隣村へと向かう。


商人さんのご厚意で荷馬車に乗せてもらい、そこから周囲を見渡す。


商人さんの話に食料の買い出しとか、あとは日用品や手紙などを運ぶ、あとは依頼や情報のやりとり。


日用品は町で作っているのがほとんどで、村では作るのになかなか大変なそうだ。


逆に村では作物の栽培、あと狩猟を行っているそうだ、町で食料に困らないのは周辺の村のおかげだ。


素材はほとんど売りに町へと集まるそのおかげで職人も町へと集まるという循環。


道中は何事もなく順調に進んだ。林道を抜け、丘を越え、夕方には目的地の村が見えてきた。


見かけるのは、野ウサギ、狐や、コボルトなど小動物や、弱い魔物くらいだった。弱い魔物こちらを見ても逃げ出して行く。


「ありがとうございました。これで依頼完了です」依頼主が礼を言う。


「いえいえ、お役に立てて何よりです」俺は丁寧に返す。


「これでまた一歩前進ですね!」小鈴が笑顔で言う。


「なんだか拍子抜けだな魔物とか襲われるとか思っていたよ」と俺は言った。


「街道とか普段、兵士が周回しているので強い魔物はめったに姿を現さないんですよ、盗賊もですね、このあたりだと実りがないのでしょう、護衛はあくまで念のためですね」と小鈴は指をピンと立てて言った。


商人さんは村で数日程度滞在した後、他の村へと向かうらしい、その護衛は村でまた探すとのこと。これも初心者冒険者への配慮と支援を込めたものなのかもしれない。


この護衛の仕事は、冒険者にとって貴重な収入源であり、経験を積む機会でもあるそうだ。


俺たちのEランクとしての最初の一歩は、こうして無事に踏み出せた。


商人は今後も利用してくれるらしい、帰りの護衛の依頼もたまに頼むと言ってくれた。これは嬉しい誤算だ。


「よし、また頑張ろうぜ!」俺は拳を突き上げる。


「うん、もっと強くなって、いろんな依頼をこなせるようになろう!」ティナも意気込む。


「ハイ、私たちならきっとできます!」小鈴が力強く答える。


こうして、俺たちの新たな冒険が幕を開けた。Eランクの世界は広大だ。これからどんな出会いと別れがあるだろうか。期待と不安が入り混じるが、仲間たちとなら乗り越えていける。俺たちは信じていた。


ご購読ありがとうございますにゃー

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