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Eランク昇格

鑑定した結果、どうやらそこまで強いオークはいないようだ、3~8レベルと低い、心のなかでホッとする。


俺やティナには荷が重いがこちらには小鈴が居るのが大きい


小鈴はLV16だから高レベルのオークが現れても対処可能だろう、それに魔法の使い方も巧みである


「おそらく危険はありませんね、油断しなければ2人のレベルでも問題ないはずです」小鈴は冷静に分析する。


「じゃあ、どうやって攻め込む?」俺は作戦を練る。


「まずは私が捕縛陣で足止めをします、そうしたら2人で攻撃してください、そうすれば安全に狩ることができるはずです」


小鈴が提案する。俺とティナは頷く。


小鈴の魔法があれば安全だろう。


「ハイ、それでは行きますよ!」


小鈴が魔法陣を描き始める。俺とティナは息を潜めて待機する。


「捕縛陣!」


小鈴の魔法が発動する。オークたちの足元に魔法陣が現れ、魔法の蔦が彼らの動きを封じ込める。


「行くぞ!」「えぇ!」


俺は掛け声と共に飛び出す。ティナも続々と走り出す。オークたちは抵抗しようとするが、魔法の蔦に縛られて動けない。


俺は「ストーンアロー!」と唱えながら、拳で殴りつけ、「ウィンドアロー!」と唱えながら蹴りつけたりするなんちゃって背面蹴りだ。


ティナはオークの正面から首元を狙って剣で攻撃していく。


「二人とも!油断しないでください!」


小鈴が注意を促す。俺たちは気を引き締め直す。つい楽観的になりすぎた部分はあるので注意深く戦わないといけないな・・・


数匹のオークを倒した後、掘っ立て小屋の中の確認を行うために入っていく


「こ、これは・・・」俺は思わず目を伏せる。


そこには、酷い光景が広がっていた。攫われた女性たちが恍惚の顔を浮かべ全裸で拘束されていたのだ。


彼女たちはボロボロで、悲惨な状況に置かれていた。中には、すでに命を落としている人もいる。


「ひどい・・・」ティナも絶句する。


「ハイ、可哀想に・・・」小鈴の目が潤む。


俺たちは、女性たちを解放し、彼女たちを介抱する。幸い、全員生きていたがオークに魅了されてしまったのだろう。


彼女たちの受けた傷は深く、精神的なショックも大きいだろう。


しかし、命があっただけ良かったと思うしかない。


その後、俺たちは村へと帰還した。村人たちからは感謝の言葉をいただいた。


今回の依頼を通して、俺たちは様々なことを学んだ。オークの恐ろしさ、女性たちの苦しみ、そして自分たちの未熟さ。


人族と共存しているオークがいる一方で危害を加えるオークもいる事だ。


小鈴の助けがあってこそ、この依頼をこなせたのだ。俺とティナは心から小鈴に感謝した。


「お疲れ様でした。皆さん、頑張りましたね」


小鈴が俺たちを労う。その言葉に、俺たちの心は温かくなった。


こうして、俺たちのオーク討伐の任務は幕を閉じた。しかし、この経験は俺たちの胸に深く刻まれたままだろう。


この世界の厳しさを改めて認識させられた。そして、俺たちにはまだ成長する余地があることも。


あれから1ヶ月が過ぎた。俺たちは毎日、訓練と依頼をこなし続けた。


小鈴の厳しい指導のもと、俺たちの体力は目に見えて向上していた。


特にティナは、猫族ならではの俊敏さを活かした戦闘スタイルが確立されてきた。


小鈴の魔法は、まさに芸術的だ。多種多様な魔法を操り、俺たちをサポートしてくれた。


俺も体術を訓練し多少それなりに動けるようになってきていた。



名前:ユート・エル

種族:ハーフ精霊?

年齢:10歳(体のみ)

HP:24/24

MP:110/110

レベル:8

スキル:

・剣術LV1

・言語翻訳

・アイテムボックス

・生活魔法(発火、浄化、飲み水、照明)

・鑑定LV2

・精霊膜LV2

・回復魔法LV2

・基礎魔法詠唱LV1

・頑丈LV1

・基礎体力向上


称号:

・異世界転生者

・小鈴の友人

・紅葉の友人


名前:ティナ

種族:猫族のハーフ

年齢:16歳(おそらく?)


HP:45/45

MP:45/45

レベル:9


スキル:

・短剣術LV2

・剣術LV2

・罠探知LV1

・身体強化

・俊敏

・偽装

・頑丈LV1

・基礎体力向上

・???


名前:小鈴

種族:妖狐

年齢:36歳 おそらく?(見た目6歳)

HP:80/80

MP:75/75

レベル:16

スキル:

・妖狐魔法

・基礎魔法

・アイテムボックス

・魔法をチャージ

・基礎体力向上

・体術

・????

特徴:三つの柔らかな尾


ここ最近の訓練のおかげで、頑丈や基礎体力向上といったスキルを得ている。


そしてギルドの受付嬢から、「一定以上の功績が貯まりましたのでEランクへの昇級試験を受けれますよ」と案内された


試験内容はギルドの教官との模擬戦である程度耐えられるなら問題がないそうだ。Eランクはとにかく生き残ることが重要視されるそうだ




「そうか、ついにこの時が来たか」俺は感慨深げに呟いた。


「ハイ、皆さんの頑張りのおかげです!」小鈴が微笑む。


「頑張ろうね、ユート、小鈴!」ティナも意気込む。


俺たちは、明日行われる昇級試験に向け、最後の調整を行った。ギルドの訓練場を借り、模擬戦を繰り返す。


模擬戦では、俺はストーンアローやウィンドアローを応用した攻撃パターンを確立させた。


ティナは猫族の俊敏さを活かしたヒットアンドアウェイ戦法を磨き上げた。


小鈴はサポートに徹底し、状況に応じた魔法を選択できるよう意識していた、小鈴が攻撃に参加したら試験官を倒しかねないらしい。


「2人とも大丈夫ですよ!」小鈴が太鼓判を押す。


「明日の試験、絶対合格しようぜ!」俺が拳を突き上げる。


「うん、頑張ろう!」ティナも応じる。


こうして、俺たちはEランク昇級試験に臨む準備を整えた。試験当日を迎え、俺たちはギルドの演習場へと向かった。


演習場には既に多くの人が集まっていた。今日試験を受ける冒険者たちだろう。


「お前たちも試験を受けるのか?」屈強な男が声をかけてくる。


「ああ、そうだ」俺は頷く。


「そうか、一緒に頑張ろうな!」男が笑顔で返す。


どうやら仲間ができたようだ。試験前の緊張感が少し和らいだ。


しばらく待つと、ギルドの職員がやってきた。「皆さん、集合してください!」の呼びかけに従い、俺たちは演習場中央に集まった。


「これからEランク昇級試験を開始します。試験官は私が行います」筋骨隆々の男が自己紹介する。


「試験内容は簡単だ。私と模擬戦を行い、規定時間以上持ち堪えること。武器は自由だ」試験官が説明する。


「なお、この試験は危険を伴う。怪我をしても自己責任だ。それでも受ける者は手を挙げろ!」


俺たちは迷わず手を挙げた。ここで引き下がるわけにはいかない。


「よし、まずお前からだ!」試験官が俺を指名する。


俺は拳を構え「ストーンアロー!」と唱えながら殴りつける


試験官は盾で防御する。「なかなかの威力だ!だが、まだまだだ!」


試験官の反撃が迫る。俺は身を翻し回避する。精霊膜で防御する。


「次は私ね!」ティナが叫ぶ。猫族の俊敏さを活かし、試験官の死角を突こうとする。


しかし、試験官の勘は鋭かった。ティナの攻撃を読んでいる。


「おっと、甘い!」試験官がティナの攻撃を防ぐ。


「魔法も使ってこい!」試験官が挑発する。俺たちは魔法攻撃と接近戦を織り交ぜて攻め立てる。


「その調子だ!」試験官が喝を入れる。


時間が経つにつれ、俺たちの連携は研ぎ澄まされていった。小鈴のサポートもあり、なんとか規定時間を持ち堪えることができた。


「よし、試験終了!お前たち合格だ!」


試験官の言葉に、俺たちは安堵の表情を浮かべた。


「やりましたね!」小鈴が喜ぶ。


「ああ、頑張った甲斐があったな」俺も笑顔になる。


こうして、俺たちは晴れてEランクに昇格した。新しい冒険の始まりに、胸が高鳴る。


「これで俺たちも初級の冒険者だな!」俺が言う。


「うん、でもまだまだだよね」ティナが謙遜する。


「ハイ、これからが本当のスタートです!」小鈴が力強く言う。


俺たちは新たな目標に向かって、再び歩み始めた。Eランクの世界は未知数だ。困難も多いだろう。しかし、この仲間たちとなら乗り越えていける。俺たちは信じていた。


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