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アイテムボックス拡張

その日の夜、宿に戻った俺たちはギルドから得た報酬を受け取った。


「よーし、これで新しい装備でも買っちゃう?」ティナが楽しそうに言う。


「それもいいかもしれないな」俺も同意する。


「じゃあ明日は買い物ですね!」小鈴も乗り気だ。


宿の部屋で荷物整理をしていると、小鈴が突然声を上げた。


「あっ!そう言えば、空間拡張しませんか?」彼女の三本の尾が好奇心で揺れる。


「空間拡張……ですか? それはどういう……」


「簡単ですよ。今のアイテムボックスの容量を増やすんです!」小鈴が自信満々に言う。三本の尾が期待に揺れる。


「どうやって?」俺が不思議そうに尋ねる。


「魔法陣を組み替えるんです。私の専門ですから!」小鈴が胸を張る。


「おお! 頼もしい!」ティナが感心する。


小鈴はテーブルの上に紙を広げ、ペンを取り出した。


「まずは今のアイテムボックスの魔法陣を取り出して……」


彼女は目を閉じて集中し始めた。三本の尾が優雅に揺れる。


「ふむふむ……」小鈴が何かを感じ取ったように頷く。


「そしてこうして……」彼女は紙に複雑な魔法陣を書き込んでいく。


俺とティナは見守るしかない。


夜更けの宿の一室で、小鈴の真剣な眼差しが魔法陣の上で踊っていた。彼女の三本の尾は落ち着かない様子で微かに揺れ、集中している証拠だった。


「……よし!」


小鈴が短く叫ぶ。ペンが勢いよく紙面を走り終え、複雑な紋様が完成した瞬間だった。


「できたの?」


ティナが覗き込む。


「はい! これで現在のアイテムボックスの容量を三倍以上に拡張できるはずです!」


彼女は自信たっぷりに魔法陣を書いた紙を俺に手渡した。


俺はその複雑な模様を眺めながら、空間操作の難しさを肌で感じていた。並外れた魔力制御と知識がなければ到底扱えない高等魔法だ。


小鈴が微笑む。三本の尾が満足そうに一度大きく揺れた。


「理論上は可能です。ただ、実践するのは初めてで……」


「俺のアイテムボックスも容量を増やすことは可能なのか?」と聞いてみた


「ごめんなさい、これは私のアイテムボックスじゃないと無理なんです」と小鈴


当分は小鈴のアイテムボックスに頼り切りになりそうだなと思う


「成功すれば探索がずっと楽になるね!」


ティナが明るく言った。早速テストすることになった。


小鈴は意識を集中すると、魔法陣が現れた。


「次にこの魔法陣を書き換えて……と」


「やった!」小鈴が小さくジャンプした。三本の尾が勝利を祝うように乱舞する。


「これで、討伐採取の依頼も受けられるようになりますね。


 まあ、私たちはまだFランクなので受けられないのが残念ですが」と小鈴


まだまだギルドのランクは上がらないのだ、Eランクになるにはゴブリン討伐を安定して倒せるくらいにはならないといけないらしい。


それとともにパーティでオークを倒せるのも条件で、一定以上クエストをこなして評価を稼がないといけないそうだ。


冒険者見習いであるFランクはゴブリン討伐はできるのだがオーク討伐で躓くそうだ、大抵は装備品が揃えられない、街中の依頼だけでも生活出来るなどなど


そのまま商人や職人に弟子入りする人が大半らしい。


---


翌日---


昨日の出来事で、さらにアイテムボックスを頑張って広げてもらったら、大型モンスターの解体をせずとも運べるくらいのサイズになった。


俺の持っているスキルを鑑定で調べていたのだが、精霊膜だけよくわからなかったのだ。


このスキルは独自のものなのかもな。ただ、自分の魔力を操るのは容易くなったのでいろいろとやってみるつもりだ。一応パーティーには役に立てるだろう。


ちなみに小鈴の種族特有のスキルの一つ。妖狐族の特殊能力もよく分からなかった。


そして俺は前日に新調した装備を身につけている。


胸当てと篭手をつけている。


ティナは皮鎧にショートソードを腰に付けていた


小鈴は村から持ってきたローブのほうがいいらしく新調はしなかったが、新しいブーツを購入していた。


「ユート君似合ってますね!」小鈴が笑顔で言う。


「うんうん!なかなか格好良いと思うよ?」ティナも褒めてくれる。


俺は二人の言葉に少し照れながらも、気分が高揚していた。


「ティナもよく似合ってるよ、短剣からショートソードに変えたんだね」


「そうそう、短剣じゃ間合いが短いし、オークとか相手にすることを考えるとね、あと購入できる資金あつまったし」とティナ


俺は剣術に適正がないので拳で戦うつもりだ、精霊膜と魔法との組み合わせでいろいろできそうな感じでそれを目指して装備を選んだ。


「これで冒険がより安全になるね!」小鈴の三本の尾が嬉しそうに揺れる。


「そうだな、今日も依頼頑張ろうぜ!」俺は意気込んで言った.


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