お尻ペンペン
ギルドからの依頼を引き受けるため、俺たちは窓口へ向かった。
「今回の依頼、引き受けてもいいですか?」俺が尋ねると、
「前回の功績がありますから大丈夫ですよ。」ギルド員のおじさんが頷いた。
ギルドで研究者一行と合流し西山脈へ向かう。
「今回もよろしくお願いします」
「危険地帯ですので注意して進みましょう」白衣の女性が警告する。
登山道は相変わらずに過酷だった。岩石が剥き出しになった斜面を慎重に登っていく。
「あと少しです」研究者が励ます。
そこに色違いのオークが現れた、そのオークはこちらをチラっと見たが小鈴をみてちょっと興奮していたが。
前回もそうだったが1匹で西山脈に住んでいるのだろうか?
「あのハイオークは相変わらず、襲ってきませんね、ちょっと興奮気味なのが気になりますが」
ハイオークのステータスを見てみた
【ステータス】
名前 オッティ
種族:ハイ・オーク
年齢:316歳
HP:360/360
MP:100/100
レベル:37
スキル:
・物理軽減
・魔法軽減
・自然治癒能力
・生活魔法
称号:
・ドM
・ロリの守護者
前回見た時よりLVが上がっていた、相変わらずすごいステータスだ。
そしてスキルや称号が相変わらずおかしい、絶対にまともな理由ではないと思われる。
俺はそれを見てため息をつくと、小鈴はそれに気がついて「どうかされましたか?」と聞いてきた。
「いや、なんでもない」俺は誤魔化した。
研究者たちが休憩を取るために立ち止まると、例のハイオークが現れた。
小鈴が気づいて振り向くと、ハイオークの視線が明らかに小鈴に集中していた。
「あれ……?」小鈴が不思議そうに首を傾げる。三本の尾が少し揺れる。
「ほら、また来たよ」ティナが苦笑しながら言う。
「あのハイオーク、今回も来たのか?」研究者が困惑した表情を浮かべる。
ハイオークは近づくと、小鈴をじっと見つめる。その視線は明らかに熱を帯びていた。
「あ、こんにちは。今日もお手伝いしてくれるの?」小鈴が笑顔で話しかける。
ハイオークはコクコクと頷く。その目はキラキラと輝いていた。
「小鈴はロリに見えるからお尻ペンペンされたいんかな?」ティナが小声で呟く。
俺は吹き出しそうになるのを必死で堪えた。
「とにかく、協力してくれるならありがたいですね」研究者が言う。「では早速採取作業を始めましょう」
ハイオークは小鈴の近くで静かに待機する。その姿はまるで忠実な番犬のようだった。
「ユートさん、あのハイオークどう思います?」ティナが耳打ちする。
「うーん……小鈴に対する反応が妙に熱っぽいんだよな」
「やっぱり?」ティナがニヤリと笑う。「でもまあ、とりあえずは平和な存在だしね」
俺たちは採取作業を再開した。ハイオークは小鈴のそばを離れず、ときどき彼女の方をチラチラと見ている。
ふいに小鈴が足を滑らせそうになったとき、ハイオークが素早く反応して支えた。
「あ、ありがとうございます!」小鈴が感謝すると、ハイオークは照れたように視線を逸らした。
「なんか……ほっこりしますね」ティナが微笑む。俺も思わず笑ってしまった。
その後、ハイオークは黙々と採取作業を手伝った。
岩をどけたり、危険な場所を避けたりと、その力強さと賢さが遺憾なく発揮された。
「すごいな……」俺は感心した。ハイオークがこれほど協力的な存在だとは思わなかった。
作業が一段落すると、小鈴がハイオークにお礼を言った。
「今日は本当にありがとうございました。とっても助かりました!」
ハイオークは嬉しそうに目を細めた。そして突然、小鈴の前に跪いた。
「え?どうしたんですか?」小鈴が驚く。三本の尾が困惑したように揺れる。
小鈴にコソっと「このハイオーク、ロリで、ドMなんだよ、おそらくお尻ペンペンしたりしてほしいんじゃないかな?」
「えぇ!?そんなことできるわけないじゃないですか!」小鈴が動揺する。三本の尾が激しく揺れ、彼女の感情の高ぶりを表していた。
「だってあの目つき……明らかにお仕置きを期待してる」ティナが真顔で耳打ちする。
「いやいやいやいや!!ありえません!そんな変なことできません!」小鈴は両手をブンブン振って否定する。
ハイオークは期待に満ちた目で小鈴を見上げていた。鼻息荒く、喉から「ぶもぉ……」という甘ったるい鳴き声が漏れる。
「でも……お仕置きしないと帰ってくれないんじゃ……?」俺が困った様子で言う。
「だったら私が叩いてあげるよ」ティナが拳を握る。
小鈴が慌てて止める。
研究者たちが見守る中、ハイオークは膝立ちのまま微動だにせず待っている。
「ほら!見て!完全に待機モードだよ」ティナが指差す。
「うぅ……どうすれば……」小鈴が涙目で悩む。三本の尾が恐怖と困惑で小刻みに震える。
「でも……これで帰ってくれるなら……」小鈴は決心したように唇を噛んだ。
深呼吸を三回。そしてロープを取り出しそれでハイオークを鞭打った!
バチン!
ハイオークの巨体がブルリと震えた。しかし期待に満ちた目は変わらない。
「もっと強く……」小鈴が躊躇いながらも繰り返す。
バチン!バチン!
20回目でようやく満足したのか、ハイオークは恍惚の表情で小鈴の足元に伏せた。
「終わりました……」小鈴はホッとした表情で肩の力を抜く。三本の尾が安心したようにパタパタ揺れる。
「すごい光景だったな……」俺は苦笑する。見た目6歳の小鈴が巨体のハイオークに鞭を打つという・・・
ハイオークは名残惜しそうに振り返りながら去っていった。
小鈴は真っ赤な顔で俯いていた。
「初めてお尻ペンペンしました……」彼女は小さな声で呟いた。三本の尾が羞恥に震える。
その夜、宿の酒場では話題の中心に。
「いやー最高だったよ!」ティナがケラケラ笑う。
「笑い事じゃありません!」小鈴が抗議する。
三本の尾が怒りに揺れる。
「でも助かったのは事実だろ?」俺がフォローを入れる。
「それは……そうですけど……」小鈴の抵抗は弱まった。
「次の依頼でもまた会えるかもね」ティナが意味深に言う。
「絶対嫌です!」小鈴が強く否定する。三本の尾が全力で拒否の意思を示していた。
「まあまあ……」俺は宥めつつ考える。あのハイオークとの奇妙な関係は続くかもしれない……。
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