あれやこれや
午後からは薬草採取の依頼をうけて町の外に向かい、俺たちは町はずれの草原に来ていた。
遠目にうさぎが何匹か見える、魔物は居ないようだ。
「あ、この草がそうじゃない?!」
ティナが指差したのは紫色の葉を持ったハーブだった。
「本当ですね!」小鈴が目を輝かせる。三本の尾が嬉しそうに揺れる。
「これを採取すればいいの?」俺は確認する。
「はい!これが解毒作用のあるハーブなんですよ!」小鈴が説明する。
「へぇ~初めて知ったな」
俺は感心したように頷いた。
「ユートも採ってください!」ティナが促す。
「ああ、分かった」
俺もハーブを採取し始めた。次々と小鈴がアイテムボックスに入れていく。
町の周辺の草原で見つかるのは運がいいですねと小鈴
「そういえばこのハーブ、どこに生えてるんだろう?」
俺は疑問を口にする。
「草原や森の奥地などに生えていますが……最近は数が減っていて希少価値が高いんですよ」小鈴が教えてくれた。
「そうなのか……」
俺はハーブを眺める。
栽培とかできないものかと考える、まあできるならすでに行われているだろう。
しばらくして、必要な量を確保できた。「これだけあれば十分ですね!」
小鈴が満足げに言う。三本の尾が嬉しそうに揺れていた。
「じゃあ帰ろうか」
俺たちは町への帰路についた。
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夕方、ギルドで報酬を受け取った後、俺たちは宿屋へ向かった。
夕食時には訓練所での出来事を振り返りながら談笑した。
「今日の訓練は楽しかったね!」ティナが笑顔で言う。
「うん、新しい魔法の使い方も覚えたし、有意義な一日だったよ」俺も同意する。
「明日も頑張りましょう!」小鈴が元気よく提案する。三本の尾がやる気に満ちて揺れていた。
「そうだな、これからも頑張ろう!」
俺たちは決意を新たにした。
翌朝、食事を終えギルドで依頼表を見ていた。
そろそろ、食材の確保も考えなきゃと思考しながら掲示板を見に行く。
朝は相変わらずの混雑っぷりで依頼表を見るのも一苦労だ。
Fランクでも受けられる変わった依頼でもないものかと見てみる
薬草採取、ゴブリン討伐、害獣駆除、街中の配達、店番等の常設依頼そのほか、
森の討伐依頼、オーク肉の採取依頼etc・・・その中に見たことがある依頼があった。
【Eランク依頼】
内容:西山脈の調査隊護衛
報酬:銀貨8枚
詳細:研究者が希少植物を採集する際の護衛任務
対象レベル:8以上推奨
以前に受けたことがある依頼が貼り出されていた。
「これ、前にも受けた依頼だよね?」ティナが声を掛けてきた。
「ああ、そうだな。LV制限だけでランクの制限がないから受けやすい」と俺
「前受けたことがあるんです?」小鈴が興味津々で訊く。
「小鈴が来る前に受けたことがあるんだよ、ハイオークが護衛をしてくれるから低ランクでも受けられるんだ」
「ハイオークがですか?」小鈴が驚いたように目を丸くした。三本の尾も大きく揺れている。
「そ、ちょっと珍しいんだけどね」とティナが苦笑しながら言う
「そうなんですね!ぜひ受けたいです!」小鈴は興奮した様子で言った。
「そうだな、じゃあ受付で手続きをしようか」と俺は掲示板から依頼表を剥がしに向かった。
「はい!お願いします!」小鈴は笑顔で返事をした。
三本の尾が嬉しそうに揺れる様子を見て、俺たちは再び西山脈へ向かうことになる。
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