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特殊防衛部隊MOUS  作者: 桐見川真緒
第1章「黒と白」
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ep.4「戦場」

私たちの今回の戦場は海、太平洋のど真ん中。


「さてさて?敵さんはどこにいるかな?」


緊張感のない理香の言葉に、隣にいる里奈はため息をつきながら辺りを見回していた。周りには1隻、小さく見える大型船が見える程度だった。


「理香、感知系統魔法(サーチ)つかえる?」

「もう使ってるよ〜。でも何も引っかからないよ?」


舞結の質問に理香は真剣に答えた。舞結は自分でも感知系統魔法(サーチ)を発動した。


「上にいる。理香、分かっててやったでしょ?」


舞結は、理香に少し怒りながら言うと、理香は笑顔で「水系統魔法(アクアジェット)」を空に向けて発射した。

数秒後、空からRAZの死体が降ってくる始末になった。


舞結は落ちてきた死体を見てみるがほとんど小さなRAZばかり、それどころか普通の鳥まで落ちてきたように見える。


舞結はもう呆れて、もう一度サーチを使うと、なにか下から反応があった。


「真唯!」


舞結は真唯の首元を引っ張り、理香達の方へぶん投げた。

私は真唯を投げた瞬間足元からタコのような巨大な怪物が飛び出してきた。


「マスター!」


真唯は舞結を呼んだが、舞結はタコのような怪物の触手に捕まった。


「里奈!」


理香、里奈は即座に戦闘準備をした。さらに、真唯は今すぐにでも飛び出していきそうな雰囲気だった。

だが、舞結は3人に静止を呼びかけた。


「理香、民間船が見えるからステルスステージ展開。里奈と真唯は民間船の保護を最優先!」


舞結は3人に指示を出した。理香はニヤリと笑って腕輪型魔法具を起動、ステルスステージを展開した。


「舞結ちゃん!おーけーだよー!」


横で里奈も腰に魔法具型双剣を召喚、携えて舞結を見ていた。真唯も両手に魔法具型サブマシンガンを持って飛び出そうとしていた。


「真唯ちゃん、ストップ」


理香が真唯の腕を掴んだ。


「何でですか!マスター捕まってるんですよ!!」


真唯は声を荒らげながら言ったが、理香は笑いながら言った。


「大丈夫!舞結ちゃんはそう簡単にはやられないよ!ちゃんと見ててね!」


理香の言葉に真唯は舞結を見た。


ーー


「さて、さっさと終わらせそうか……」


舞結は刀型魔法具と拳銃型魔法具を召喚、捕まっていた巨大タコの触手を一瞬にして、微塵切りにした。


タコは、怒ったのか舞結に向かって攻撃を仕掛けたが、防壁魔法を展開した舞結には届かない。

舞結はタコに向けて銃口を向けた。


「創造魔法、第6魔法」


そう唱えると舞結の銃口から白色の光が溢れ出した。


「ロスト」


魔法を放った瞬間、周りが白い光に巻き込まえ、真唯は目を押えた。

真唯は目を開けると、巨大タコは消滅。舞結は空中にたっているだけだった。

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