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時越想 〜時を越える想い〜  作者: はらぺこワンコ。
第三章 復興ー北の村ー
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らしくない海斗

-Kaito side-

時雨も空も何か考え事をしているのか、閤央と陸が祠へ向かった後から、しばらくその場を動こうとしなかった。

時雨は木々の隙間から空をみあげていた。

表情を繕っていて、何を考えているのか、僕には読み取る事はできなかった。

そんな時雨を空は顔をしかめ、何をするでもなく、ただ見つめていた。


(二人とも真面目だな。)


僕は考え込む二人をみて苦笑してしまう。

きっと村での出来事を思い出しているんだろう。

何をそんなに気にすることがあるのだろうかと、首をかしげる。

時雨はちゃんと誠意を示していたし、それを、受け入れようとしなかった村人達に問題がある気がする。

空は村での一件で時雨が思い詰めていないかと、心配しているのだろう。


(時雨の事になるとやけに過保護になるんだから。空は本当にどうしちゃったんだか。)


昔から俯瞰した所がある空だ。

冷静沈着で非道な奴と皆から恐れられるほどだった。

でも、時雨に対して過保護に接する空をみると、人に対しての距離を縮めてくれたみたいで嬉しかった。


(すごくいい奴がよく思われないのも嫌だし。こっちの空の方がいいかも♪)


二人が思う存分思案できる様に、僕は周りへの警戒を強める事にした。


(自分もらしくないな。ちゃんと役目を全うしようとするなんて。)


なまける事を第一に考えるような自分に起きた変化にも驚きつつも、風に乗る音に耳を研ぎ澄まし、周囲の様子を探っていく。

らしくない海斗の誕生だ♪

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