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時越想 〜時を越える想い〜  作者: はらぺこワンコ。
第三章 復興ー北の村ー
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空の心配

-Sorato side-

閤央と陸が祠へ向かうのを見送った後、木々の隙間から空を見上げている時雨様の様子を伺っていた。

彼女は今何を考えているのだろうか。先程の一件で、また、“自分は何も出来なかった”っと自責の念に囚われていないだろうか。

声をかけたい自分と今はそっとしておくべきだと思う自分が葛藤していた。

いっそ時雨様が辛い、悲しい助けてと感情を表に出し、助けを求めてくれればいいのにと思う。

私が村人の様子を見に行こうと提案した時の彼女も、行きたくないと言う思いを必死に堪えている様に見えた。


(今は一人ではないのですから。)


頼ってもらえない悲しさが胸の内にある。

と同時に、逃げてはいけない、向き合わなければならないという思いを抱けるようになった時雨の成長も感じていた。


(でも、頼ってもらえないのはやはり寂しいですね。)


心の中で憂いながら、再び時雨様の横顔を見つめる。

彼女はこれからどの様に成長していくのか、私は仕斗として彼女を支える事ができるのだろうか。

こんな思いを主人に抱いたのは始めてだった。

いったい自分はどうしてしまったのか。

まだ幼さを残す時雨様を眺めながら、なんとしても守り抜かなければならないという強い思いが芽生えていた。

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