表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時越想 〜時を越える想い〜  作者: はらぺこワンコ。
第三章 復興ー北の村ー
12/33

自分との向き合い

-Main story- 3−3

翌日、朝食を食べていると、空が今日の予定を話してくれた。

私の体力が回復してきたから、一度、建築作業は休みにして、里の者達の様子を見に行くのはどうかとの提案だった。


なんでも、私が眠り込んでいる間に、皇帝の命で救助隊の兵士が村に来てくれたらしい。

里からあがる轟音と粉塵をみて、事態が只事でないと宮中でも騒ぎになったようだ。

訪れた兵士達に空が出来事をかいつまんで説明し、我々よりも南北にいる里の者達に生活が落ちつくまで、手をかして欲しいとお願いしてくれていた。

だから、今どんな状況になっているのか、様子を見に行ったほうがよいとの事だった。


長である私が現状を把握するだけではなく、各所の神に里の者達がお世話になっている事への礼を伝えるという目的もあるようだ。

その話を聞き、行きたくないという気持ちが胸の内に湧き上がり、箸を動かす手が止まってしまった。

かつての里の者達の言動を思い出し、恐怖と少し戻ってきた自信を失う不安に苛まれる。

でも、ここで行かなければ、少し前の何もできない自分に戻ってしまうだろうという思いもある。

そんな私の葛藤を見抜いたのか空が私に優しい眼差しをむけてくれる。


(そうだ、私は今一人じゃない。みんながいる。ちゃんと自分の役目を果たさなきゃ。)


覚悟を決め、口を開く。


「食事が終わったら、出発しましょう。」


私の決意を受けとり、三人は声を揃えて言う。


「お供いたします。」


空は私を勇気づけるように、


「大丈夫ですよ。私たちが一緒にいますから。」


と、私の背中を押してくれた。


「ぐるぅー!」『私もいくぞ!』


閤央も力強く私の気持ちに応えてくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ