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この作品はフィクションです。

『お団子』──それは、古来より日本に存在している。


主に穀物の粉に水やお湯を加えて丸め、蒸したり茹でたりして作る。

種類も豊富で、みたらし団子、三色団子、焼き団子、あん団子……

串に刺さっていないものもあり、よもぎ団子やきび団子などがある。


私の創造主──つまりお店のご主人は、いろいろな和菓子を作ってそれを売り、生計を立てている。

お店は駅前にあり、ご主人は毎朝早く起きて和菓子の仕込みをし、店のショーケースに並べる。

それを毎日繰り返し、売れ残った和菓子は奥さんや、たまに遊びに来る息子夫婦にも食べさせてあげているようだ。


私たちは、お客さんに買われて食べられ、そしてまたこの店へと「作られる」ことで意識を取り戻す。

そうやって循環が繰り返され、私はどれくらい経っただろうか。


中には人に粗末に扱われ、意識を戻すのが嫌になって天に還る者もいる。


私は『三色団子』として、創業からずっとこの店を見守っている。

いろんなお客様が私たち和菓子を手に取り、笑顔になってくれると、とても嬉しい。

私たちの存在は人間には感じ取れず、こちらが何を思っていようと、それが聞こえることはない。

さて、今日はどんなお客様が、私たちを買っていってくれるのだろうか……。


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