透明なぼく 作者: ライム・アントニオ 掲載日:2019/02/03 あなたの前をぼくは通り過ぎて行く 透明になって通り過ぎて行く あなたはぼくに気づかない あなたにはぼくが見えないから この大通りをぼくは通り過ぎて行く 透明になって 笛を吹く人や 歌を歌う人の目の前を ぼくは透明になって通り過ぎて行く ぼくはサングラスをかけたあなたを見た あなたは寂しそうだった あなたに声をかけたいけれど ぼくは透明だから声をかけられない 声をかけられない そして今日も日が暮れる 日が暮れて行く ぼくを透明なまま残して