君は僕の気持ちが全然、分かってない!?
僕の彼女は、僕があんまり好き勝手なこと言わないのを
理由に僕に何でもかんでも押し付けたり、僕の気持ちを
無視し過ぎだよ!
僕の名前は 【たいが】 彼女の名前は 【かすみ】
僕たちは、バイト先で知り合った...。
居酒屋の仕事で、僕とかすみはよくシフトが重なる。
話す機会も増えて、自然とかすみは僕の彼女になったんだ、、、!
仕事が終わると、一緒にコンビニに行って夜ご飯を二人で僕の
ボロアパートで食べる、、、!
狭くて汚い男の部屋だったけど、、、?
かすみが来てくれるようになって、小さな花が花瓶の中でキレイに咲いている。
少し部屋も綺麗にしてくれて、何より洗濯のあとのいい匂いがする部屋になり
僕の部屋じゃないみたい、、、!
女の子が1人居るだけで、部屋の中も明るくなったように感じる。
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でも、半年も付き合って行くと、、、?
なんだか、、、? 付き合いたてのかすみじゃなくなってきて、、、。
今じゃ! 僕があんまり何も言わないから、いいようにされている、、、!
『そう言えば、、、? たいがブラックコーヒーが好きだったよね!』
『・・・・・・えぇ!』
『前にさ~酢豚好きだって言ってたよね!』
『言ってないよ!』
『言ってたよね! ねえ!』
『・・・ううん、』
『なんで、部屋片付けないのよ~!』
『・・・だって! それなら、かすみが、、、!』
『なによ! かすみがなに、、、!?』
『・・・片付けるよ、』
『はじめっから、言われる前からしてよね、、、!』
『・・・・・・』
*
かすみって、、、? こんな子だったかな、、、?
気が強いと言うか、、、?
僕は、かすみの言いなりになりかけていた、、、!
それでも僕は、かすみが好きだからそれでもいいと思っていたのに、、、!
▽
バイト先に、新しく入ってきた男の子がいて、、、。
その子とやたらと、、、? かすみが仲がイイ。
年下の男の子だからなのか、、、?
僕はかすみより10個上で、その男の子はかすみより3つ下。
僕はあんまり気にしないようにしていたのだけど、、、?
だんだん、かすみが僕のアパートに来なくなった...。
その分、その男の子と一緒に遊びに行ったり、一緒にいる時間が長く
なっているように感じる、、、。
・・・さすがに、僕もおかしいと想ってかすみに聞くと、、、?
『ミナトと最近仲がいいけど、、、? ひょっとして、、、?
変な関係になってないのか、、、?』
『・・・な.なによ! 私を疑ってんの!? そんなはずないでしょ!
私より3つも下なんだよ~弟みたいに可愛がってるだけでしょ!』
『・・・うーん、そっか! 信じていいんだよな!』
『当たり前じゃない!』
『分かった!』
*
僕は、かすみを信じる事にしたのに、、、!!!
かすみは僕にウソをついていた、、、!
バイト先で、みんなが話しているのを耳にしたからだ、、、!
『・・・なに? 今の話、、、?』
『ヤバッ!? まさか!? たいがさんが聞いてるとは思わなかったすっ!』
『今の話、詳しく聞かせてくれ!』
『・・・実は、かすみさんとミナトが二人で、ミナトの腕を組みながらミナトの
住んでいる家に入って行くところ俺、見たんすっよ!』
『・・・・・・えぇ!』
『これは! ヤバくないすっか、、、?』
『・・・あぁ、』
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僕は、見事にかすみに騙されていた、、、!
僕は、思い切ってかすみに直接聞く事にした、、、!
『あのさ! かすみとミナトが一緒にミナトの家に、二人がイチャイチャしな
がら入るの見たやつがいるんだよね、、、!』
『・・・えぇ!? 見られてたんだ! でも、ミナト君とは何もないよ!』
『いや、、、? 別れるよ!』
『・・・・・・えぇ!』
『僕は、かすみと別れる!』
『ちょ.ちょっと待って! 別にミナト君とは何もないってば!!!』
『・・・うるさい! もう、かすみとは付き合えないと言ったんだよ!』
『・・・・・・たいが、』
『かすみは、僕の気持ちが全然、分かってない!!!』
『・・・ごめん、でもさ! もう1度考え直してよ、、、!』
『嫌だね! さようなら、ミナトと幸せになれよ!』
『・・・・・・』
▽
僕は、かすみと別れた、、、!
それから、かすみとミナトはあの後、、、うまく行かなくなって、、、。
付き合わなかったとか、、、?
僕はその後、、、。
バイト先に新しく入ってきた女の子と付き会うことになった!
未だに、かすみから復縁を求められるけど、、、?
もう僕は、懲り懲りだ!!!
今の彼女、ひかるちゃんの方がいい!
そもそも、かすみは僕の事が何にも分かっていないんだから、、、!!!
最後までお読みいただきありがとうございます。




