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あなたへ

作者: FAR

表現として文語体のほうが詩としてまとまりやすいかなぁと思って文語体で書きました。ちょっと読みにくいですが、口語訳も書いたので文語のリズムも楽しみつつ読んでくれるとうれしいです。それではどうぞ。

あなたへ



あな悲し

けふもひとり歩くことは


これをば何とよばむ

恋 孤悲・・・


ああかの人は我が誰が為に思ひわびたるをいかでか知らん


我が臆病なる心はいかでか思ひ伝えん


あなた見やれば夕過ぎて


我もまた夜の内を行く


過ぎたる日を思ひいでて


内に思ふは君がこと


そはいかにおはするか


そは幸ひにおはするか


思ひは常なるものなれど


常ならぬ身こそ世の常か


いざさらば 身過ぐといへども


移らぬこの思ひを


ああ我が心 清き人


口語訳


ああ、悲しいことだ

今日もひとりで歩き回るのは


これを何と呼ぼう


恋 孤悲・・・


ああ、あの人は私が誰の為に物思いをしているのかをどうして知っているだろうか(いや、知るはずはない)


私の臆病な心はどうして想いを伝えるだろうか(いや、伝えられない)


彼方を眺めやると夕日が過ぎ


(時の流れと同じように)

私もまた夜の奥を行く


過ぎ去った日々を思いだし心の中で思うのは君のことだ


あなたはどのようにお過ごしですか


あなたは今幸せでいらっしゃいますか


(あなたのことを想う)想いは変わらないものなのに


変わらない存在でいられないこの身がこの世の常なのか


さぁ、お別れだ


例え私がこの世から去ってしまうとしても


(私の身のようには)変わることのないあなたへの想いを


ああ、私の心である君へ


清く美しいあなたへ


    愛をこめて


口語詩版


ああ悲しい 今日もひとり歩くことは


これを何と呼ぼう


恋 孤悲か・・・


ああ、あの人は私が誰の為に物思いしているのか知ってるのか


ああ、 の臆病な心は想いを伝えられるのか


彼方を眺めると夕日が沈んでいく


きっと私の心も同じように夜の中を進むんだろうな


過ぎてしまった日々を思い出して


心の中で想うのは君のこと


今、どうしてるかな


君は幸せでいるかな


想いは絶対変わらないのに、ずっと存在できない私の身がきっと世の常か


さぁ、お別れだね


たとえ、私がいなくなってしまっても


変わることのない想いを


ああ、 私の心である君


清くて美しいあなた


あなたを愛しているのだ

上手くは言葉で伝えられないけど、なんだか勇気が湧かない。そんなとき文にしてみたいなって思うときがあります。あまり上手い詩ではないですが、ふと思ったりしたことのあることを書きました。やっぱ片思いって辛いな〜、読んでいただきありがとうございました。

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