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転移初日 一年ぶりですみません…

 なぜかわからないが異世界(?)に飛ばされてこの世界の男の娘が護る魂魄を20個集めてなんかしたらすごい人になれるらしいので参加してみることに!転移の前になんかくれるというのでポーカーの代表選手だしトランプがほしいと言ったらまさかまさかのトランプって名前の人でしたー(^^)vビックリ(藁)これからどうしようかなァいきなりのこと多くてちょっとこんわくだョ(^^;)


「という感じだな。」

「なによこのあらすじ、読みにくいったらないのね。」

 俺が書いたわけじゃないんですよ。こんな一年も放置してた糞小説の設定思い出しつつ、手軽にサクッと読んでもらおうとか考える奴が置いていった文章なんだよなぁ。


「まぁ、いいとして状況を整理しよう。」

 上記のように急に異世界に飛ばされた。そこで渡されたものは2つ。

「一つ目はリュック。未完の大器(異次元バッグ)という名前のものだ。」

 リュックは何でもかんでも入れ放題だ。形状、大きさ、重さに関わらずものを収納できるようだ。試しに大きな石をたくさん詰めてみたのだが、パンパンになる気配がなかった。ただし、収納したもの重さはそのままバックの重さに反映される。その時は総重量で肩が折れかけた。

「二つ目は本。規則書(ルールブック)と説明された。」

 この創造主選抜大会のことや、この世界の町のこと、その他さまざまな情報が記載されている。知りたいことを頭に思い浮かべるとそれが記載されているページが開かれるのだ。またそれぞれの所有者を記憶していて、何かのスペルワードを唱えると所有者の手元に戻るのである。なんというのだったか…。後で調べよう。


「なかなかファンタジーなアイテムね、理解ができないなら受け入れて進むしかないのかも。」

 俺はトランプとともにしばらく貰った物の性質を調べていた。身体をリュックに突っ込ませてみたり、本を火にかけてみたり、表表紙と裏表紙を正反対に引っ張ったり。そうしてみても思うことはただ一つであった。

「あぁ、つくづく学校で習った科学とはかけ離れてる。どうなってるんだ。」

 調査は対象の謎を深める結果に終わった。


「ねぇ、あなたはこの先どうするの?」

 トランプが言う。やはり同じ状況にある者同士、考えることは同じだ。

「わからない。この規則書に地図のページはあるが、いまどこにいるのかがわからない以上あてにならない。」

 本にはこの世界の地図が載っている。地名や町の名前まで分かる。しかし、それがわかってもどこに近いかがわからなければ無用の長物である。

「?現在地はわかるでしょ。スマホのGPSみたいに地図上に表示があるじゃない?」

 表示?そんなもの地図上にはないが。俺は見ているものが違うのか?

 ふと、考えが浮かんだ。

「なぁ、お前の規則書(ルールブック)で地図のページを開いてくれ。」

 まさか…とトランプ。どうやらこれも考えることが同じだったようだ。お互いの本を見比べて、この考えが正しいとうなずいた。

「なるほど。配られた規則書(ルールブック)には男女で情報の差異があるのね。」

「そうみたいだな。俺の方には地名が、そっちの方には現在地が記されている。どおりで、参加者は男女で呼び名を変えているんだな。」

 ひょんなことから新事実が発見された。その後様々な頁で二冊を比較してみたが、すべてのページで情報が補完的に記述されていることが分かった。


 つまり、規則書(ルールブック)はそれぞれ違う二冊で完全な情報を得られるのである。


 このことを知れたのは大きい。餞別の品はもらえなかったが何やらツイているようだ。

「これは大発見ね。ねぇ、提案がしたいんだけど。」


 ここでも同じことを考えていたらしい。是非もなく提案を受け入れることにした。


「あぁ、共に行動しよう。お前のことは何と呼べばいい?」


「トランプでいいわ。あなたの名前は。」


「今泉洋前だ。よろしく。」


「えぇ、よろしくイマイズミ。」


 今日初めて会った人間であったが、同じ目的を持つ者同士結束が生まれた。


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