宇宙災-てんさい-
視界が白に染まる
熱風が体を飲み込む
爆音が聴覚を貫く
___一瞬の出来事だった
周りが騒がしいのに気付いて
沢山の目線の向く方へ顔を動かし
その姿を捉えて僅か数秒後
隕石によって街は崩壊した
ぎりぎり被害範囲の外に居た僕でも
その衝撃をしっかりと受けた
爆風が止み
目を開けた時、そこはまさに地獄だった
家や木は燃え、既に灰になっているものもあった
崖は崩れ、その面影も見えない
地面は抉れ、そこに何があったのか分からない
この時、初めて天災の意味を理解した
同時に、恐怖に震えた
あの時、石の塊が落ちてきたとき
あの場にいた人達はどうなったのだろう
潰れて埋まってしまっただろうか
それとも、灰になって舞っているだろうか
もしかしたら、どこかに生きている人が
いるかもしれない
まぁ、あんなものをまともに食らって
生きているのなら
そいつは化け物だろうが
おっと、そんなことは良いとして
さて、これからどうやって生きていこうものか…
家は無くなった
故郷も無くなった
遠方に頼れる親戚は居ない
あぁ、詰んだな____
……と、どうやら神様は
人間を減らしたいらしい
次から次へと
また来るぞ!
の声が響く
同時に悲鳴も
周りの奴らがみんな逃げていく
どうせ逃げても生きてなんか行けない
なら、今死んでしまえばいい
そして、無数の流星が辺り一面に降り注ぎ
大きな、2つ目の石の塊が
今度は、一直線に僕の元へと
落ちてきた____




