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宇宙災-てんさい-

作者: 伊月
掲載日:2018/05/31

視界が白に染まる

熱風が体を飲み込む

爆音が聴覚を貫く


___一瞬の出来事だった


周りが騒がしいのに気付いて

沢山の目線の向く方へ顔を動かし

その姿を捉えて僅か数秒後


隕石によって街は崩壊した


ぎりぎり被害範囲の外に居た僕でも

その衝撃をしっかりと受けた


爆風が止み

目を開けた時、そこはまさに地獄だった


家や木は燃え、既に灰になっているものもあった

崖は崩れ、その面影も見えない

地面は抉れ、そこに何があったのか分からない


この時、初めて天災の意味を理解した

同時に、恐怖に震えた


あの時、石の塊が落ちてきたとき

あの場にいた人達はどうなったのだろう


潰れて埋まってしまっただろうか

それとも、灰になって舞っているだろうか

もしかしたら、どこかに生きている人が

いるかもしれない


まぁ、あんなものをまともに食らって

生きているのなら

そいつは化け物だろうが


おっと、そんなことは良いとして

さて、これからどうやって生きていこうものか…


家は無くなった

故郷も無くなった

遠方に頼れる親戚は居ない


あぁ、詰んだな____


……と、どうやら神様は

人間を減らしたいらしい


次から次へと

また来るぞ!

の声が響く

同時に悲鳴も


周りの奴らがみんな逃げていく

どうせ逃げても生きてなんか行けない

なら、今死んでしまえばいい


そして、無数の流星が辺り一面に降り注ぎ

大きな、2つ目の石の塊が

今度は、一直線に僕の元へと

落ちてきた____

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