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人生最底辺の少年。

人生ってものは、最低なゲームのことだ。


 もう、わからない。

 誰が自分の味方なのか敵なのか。

 学校に行く度に投げつけられる「死ね」という言葉、何で世界はこんなにこんなに酷いんだよ。

 俺が何をしたっていうんだよ。

 陰キャラだからか?もうわかんないよ!

 もう、世界の何もかもが嫌になって、だから俺は……世界に目を向けることを辞めた。

 頑張ったって変わらない。

 世界はどこまでも非情で冷酷だ。

 もう、俺の目は何も写すことはない。だって眼球を刳り貫いたから。

 痛かったけれど、今まで俺が受けてきた心の痛みに比べれば痒い程度だ。

 もう、嫌だ。世界を見ることは。

 耳で音楽が聞ければいい。

 世界が音だけで構成されていればよかったのに。

 俺の心の拠り所は、先生や両親なんかじゃない。音楽だ。

 音楽さえあればもう何もいらない。

 ああ、神様。あんたがほんとにいるんだったら一度顔面殴らせろ。

 今日も俺は一人、心も身体も、視界も俺を構成する全て暗闇を背負いながら生きてゆく。

 あと、今、自分が人生の底辺にいるって思ってるやつ。

 心配するな。

 俺よりは上にいる。

 だから、俺の分まで這い上がって、もう俺には見えないけど、広い世界を見てこいよ。

 お前らの分の不幸は全て、俺が引き受けてやる。

世界は最低なゲームの舞台だ

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― 新着の感想 ―
[一言] エッセイをいくつか読みました。 底辺の苦しみと潔さが伝わってきました。 少年、男らしいですね!
2014/03/20 14:25 退会済み
管理
[良い点] 最後男らしい…びっくりしました。
[良い点] なかなか興味深いですね マイナスを掛けるとプラスになるみたいな内容です。 [一言] オチを含めて 心の声が出ていて良いと思います。 でもあんまりゲーム関係無いですね。
2014/02/17 00:50 退会済み
管理
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