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俺の人生ヘルモード  作者: 侘寂山葵
水晶平原
21/109

4−1

 


 馬車に揺られて二日は経ったのだけど。まあ特に変化も無く、無難な旅路となっていた。

 幌の中ではドリーが瓶を握りしめ、お昼のご飯を食べている。


『魔水うまーーいですっ』

「なあ、ドリー。それそんなに美味いの、ちょっと飲ませてよ」


 余りに美味そうに飲むものだから、少し興味が湧いてきて、ドリーに少し分けて貰おうと思ったのだ。――俺の言葉にドリーはその腕をプルプルさせて、何か、葛藤しているようだった。


 しばらく様子を見ていると、どうやら自分の中にいる何かとの戦いに勝ったようで、相変わらずプルプル震える腕をこちらに向かってさし出してきた。


『ッく、わ、わ、分かりました。どどどどうぞ』

「いや本当ごめん。存分に飲んでくれ」


 それだけ好きな魔水を、分けてくれようとしてるのは嬉しいのだけど、動揺しすぎだよドリー、流石に気が引けて貰えないわ。


『そ、そうですかっ』

「うむ、飲め、飲め」


 俺の言葉に嬉々として、ドリーはまた瓶から水を飲み出し始めている。平和だ。


 馬車の幌から顔を出し、外を覗いてみれば、天気は少し曇り気味ではあるけれど、雨が振りそうにも無く、しばらくは居心地の良い旅が続きそうだ。



 ガタガタ、と一定に揺れる馬車は、不思議と落ち着いた心持ちになってくる。肩ではドリーが魔水を飲み終わり、残念そうに瓶を振っていた。

 また後で水を入れといてあげないとな。

 眼前に居るリーンはリーンで、うんうん唸りながら荷物の整理をしている。


 ――ッツ!?

 おい、リーン。どこをどうやったらそんなに荷物がグシャグシャになるんだよっ。


 ぐしゃぐしゃ……いや、クチャクチャと言えばいいのだろうか、何かリーンの荷物が可笑しい事になっていたが、此処は見なかった事にしたほうが良いかもしれない。

 しかし今どの辺まで来ているんだ? 確か地図を買ったし……だ、駄目だ地図見ても全く分からないんだが。


 仕方ない。彼女の邪魔をするのもなんだが、聞いてみるか。


「後クレスタリアまで、どのくらい掛かるんだ。リーンわかる?」

「まだまだ先よ。でも、そろそろ近くの村に一旦寄るんじゃないかしら。食料の補給もそこでしておきましょうね」


 食料を補給するのはいいのだが、此処二日の旅で減っている筈の荷物が、リーンの荷物だけ何故か膨れ上がっている。

 こいつにだけは部屋の掃除は任せまい。確実に大惨事に成ってしまう気がする。


 ――唐突に肩の上でドリーが暴れだし、慌てた声で俺に話しかけてきた。


『あ、相棒ッ、大変です』

「何だッ。モンスターでも来たのか」

『私も、お母さんになってしまいましたっ』

「そうか良かった……なにッぃいいい」


 モンスターなんかより一大事じゃないかっ。ど、どう言う事だ、そんな馬鹿な、相手は誰だ、絶対許さん、しばき倒してやるっ。


『ほらっ、見てください。腕輪につぼみができましたっ』


 あ、ああ、そういう事か。


 ――よく見れば、グランから貰ったヨモギの腕輪に、小さな蕾が出来ていた。色はミルクの様な白色で、もし花が咲けば可愛らしい腕輪になりそうだな。――きっとその時は、大層ドリーは喜ぶんだろうな、蕾と一緒で花が咲くような笑顔で、と無いはずの顔を想像して、少し頬が綻んでしまう。


『私が毎日欠かさず魔水を飲んでいたから、腕輪に栄養が回ったみたいですっ』


 そ、そういう物なのか。

 俺の叫びに何事か、とこちらを伺うリーンにも事情を説明し、二人で繁々と蕾を眺めて見る。


「へー、可愛いわね。何時咲くのかしら」

『えっと、わかりませんっ』

「わからんらしいよ。でもこれ戦闘中とか弾みで取れたりしない? 大丈夫かな」

『大丈夫だと思いますっ。魔力が篭っているので普通の物とは違い、かなり強いのですっ』


 それなら大丈夫なのかな、流石に蕾が落ちたりしたら可哀想だものな。


『そういえば、メイちゃんさん。花で思い出したのですが、今お腹減ってないですかっ』

「まあ、お昼だからな、少し減ってるよ。どうしたんだ突然」

『っふっふっふ、今まで機会がありませんでしたが、私の力を見せる時ですねっ。これで相棒からの更なる尊敬も、溢れ出してしまうでしょう』


 何やら自信満々にドリーは自分のマイポケットを漁り出す。――ん、あれは植物の種を入れた袋だったか?


『メイちゃんさん、見ててくださいねっ。ぱらぱらー、ぬふぉぉぉ』

『グロウ・フラワー』


 ドリーが俺の頭の上にぱっぱっ、と種を撒き、奇っ怪な掛け声と共に魔法を発動する。


 え、なに、頭頂部がムズムズするんだけど。

 しばらく不思議に思いながら待っていると、俺の目先に果物が生っていた……。


 ――俺が動くと目の前に有る果物もプラプラ揺れているので、どうやら俺の頭から生えていて、果物自身の自重で垂れ下がって目の前に有るのだと理解した。


「え、何これ不思議」

「ちょ、メイこっち見ないで。ッぶふ、駄目ッだってやめて。フフッ、頭の上に果物が生ってるッ、メイの頭が畑に。そ、そうよねメイの頭お花畑だものねっ――ッお腹痛ぃ」


 いい度胸だリーン、絶対許さんっ。

 そうかそうか……俺の頭に果物が生ったのがそんなに面白いか。いいだろうよ、やってやろうじゃないか……ドリーさんがッ。


「行けッ、ドリー」

『了解ッ、相棒。ぱっぱらぱー、ほりゃ』


 ……どうやら掛け声はその時の気分次第らしい。


 ドリーは俺の言葉にすかさずリーンの頭に種を撒き、魔法を唱える。リーンの頭からはスクスクと植物が育ち、頭の上にトマトが生っていた。


「おっとっと。リーンさん頭の上に真っ赤な、お仲間が出来たようで何よりですなー」

「や、やったわね、メイ。貴方の頭の畑を食い荒らしてあげるわッ」

「喧しいッ、お前の真っ赤なトマトなど食い尽くしてやるッ」


 俺とリーンはお互いの頭に手をやり、ドタバタと格闘の末に互いの獲物を奪いとり、口に運ぶ。


「あっ、美味いわこれ」「あらっ、美味しいわねこれ」

『相棒っ、植物仲間ですねっ、私といっしょですっ』


 いや流石にこれを付けたままにはしないよ、ドリー。


 しかしどうやら騒ぎすぎた様で、馬車の前から、御者が顔を出す。


「――ッ、お、お客さん。あんまり騒がれると困るよ。もう村に着くから今日はそこで一泊するよ」

「あ、すいません、騒ぎ過ぎないようにしますねー」


 どうにも御者は少し、戸惑っていたようだった、――ああ、後ろを見て、客が頭に植物生やしてりゃ、そら戸惑うわな。



 ◆



 頭に生った物を完食し、頭に這った根を取るのに悪戦苦闘している内に――御者の言う通り、それから十分もしない内に村へと着いた。一先ず馬車から降り、俺達は泊まる場所の確保をする事に。


 この村は御者曰く、規模としてはかなり小さいが、設備は整っているとの事。


 村を歩いていると前にも感じた事だが、想像以上に清潔な印象だ。

 うろ覚えではあるが、中世辺りは相当臭いが酷かったと記憶していたのだが、何か魔法でゴミの除去や肥料にする方法も有るのだろうか。


 いざ回ってみれば、村は御者の言うとおり中々にいろんな店が並んでいる。武器防具屋、宿屋、酒場、その他諸々、しかもそれだけでは留まらず、走破者斡旋所、辺境支部もあるようだった。


 正直路銀も少なくなって来ているので、後で覗くだけ覗きたいのだが、一つだけ心配事が有る。グランウッドの街中で騒ぎを起こし、ギランを殴り倒し、更にはメルライナ家への不法侵入、分かりやすい罪状を上げても、これだけやらかしている。

 ――俺が王だったら絶対捕まえるんですが、こんな奴。


「なあ、リーン俺って指名手配とかされてないよね。大丈夫だよね」

「されてるかもしれないわね。メイ、目立ち過ぎ。多分お祖父様の方は大丈夫でしょうけど。確か街中で四番隊と戦闘、更にギランを殴り飛ばしたんでしょ。私なら歓喜するけど、普通なら捕まえるわね」

「世知辛れぇ、じゃあ斡旋所行ったら不味いかな。やっぱり」

『指名手配ッ。つ、ついに怪盗淑女と紳士が世界に羽ばたく日がきたんですねっ』


 待てドリー、一号は俺なんだ、順番が違うじゃないか、後でじっくり話し合うからな。


「どうかしら、まず宿を取ってから私だけで一回確認しに行ってみるわね。私も登録しなきゃいけないし」

「リーンは騎士だったから登録してないのか」

「それもあるけど、お祖父様もうるさかったしね」


 確かにゴンドの爺さんは絶対反対しただろうな。


 村を歩きながらリーン達と話していると、いつの間にか、先ほど回っていた時に見つけた宿屋に着いていた。


「メイ、宿屋に着いたみたいよ」

「お、じゃあ取り敢えず二部屋取って、俺は待機。リーンは様子見でいいよな」

「わかったわ、取り敢えず宿を取りましょ」


 リーンと二人で宿を取り、俺は一旦二階の部屋に荷物を置き、再度一階に降りてくる。――宿屋の主人に『追加』の料金を払い目的の場所に向かう。


「遂に来てしまったな、お楽しみの時間がッ」

『メイちゃんさん一体何事ですか?』

「此の宿にはな、風呂があるんだよっ」

『おおーー。早く、早く入りましょうっ』


 いやー久しぶりだな、お風呂なんて。何時も魔法で出した水で身体を拭うだけだったからな。グランウッドの宿にもあったけど、一日目は王妃に会って、買い物行って、疲れて眠りこけ。二日目は爺にしばかれ倒れこみ。三日目は筋肉痛で動けなくなって、そのまま四日目にはグランウッド出発。

 入る暇なんてなかったもんな。此の宿に風呂があると聞いた瞬間、追加料金を払ってしまった俺は悪くない。

 ごはん付き宿代六十ゴルお風呂追加で三十ゴル、少し風呂が高い気もするが、魔法使って入れてくれるんだ仕方あるまい。


 ◆


 いざ風呂に来てみれば、中々に素晴らしいものだった。

 木材で出来た小さな小屋の中に、半径三メートルほどの鉄釜。流石に固形石鹸は無かったが、粉石鹸らしき物が置いてあり、それを使って身体を洗い、背中をドリーに流してもらい、身も心もサッパリとする。

 風呂の底は鉄鍋の上に木材が引いて有るようで、火傷しないよう配慮がされていた。

 お湯の熱さを確認しつつも、俺はドリーと共に風呂に身体を沈め、ゆっくりと湯船に浸かる。


『メイちゃんさん見てくださいッ。この華麗な泳ぎをっ』


 目の前ではドリーがいつぞやに見た、腕だけバタフライ泳法で風呂の中を縦横無尽に泳いでいた。


「馬鹿やめろ、飛沫が飛ぶだろ。やめてっ、顔に掛かって……何時までも大人しくしてると思うなよぉ。風呂に沈めてくれるわっ」

『相棒私に追いつけると思っているのです……ぎゃーー』


 ドリーを風呂に沈め、一仕切一緒に遊んだ後、風呂から上がり部屋でリーンを待つことにする。


「ぷっはー」『ぷっはー』


 二人で水筒の水を飲みのんべんだらり。

 毎日普通に入っていた風呂だったけど、こうしてみると有難味がわかるもんだな。

 久しぶりの風呂は今までの疲れも、ストレスも全て洗い流してしまった様だった。


 暫くのあいだドリーと一緒にベッドでゴロゴロと怠けていると、バタバタと階段を登る音が耳に入り、続いて部屋の扉をノックする音が聞こえてきた。どうやらリーンが戻って来たらしい。


「メイ入るわよー」

「勝手に入っていいよ」


 部屋の扉が開かれ、リーンがドアからヒョッコリ顔を出す。


「お邪魔するわね。――斡旋所行ってみたけど、まだメイに賞金とかは掛かって無いみたいよ。それでも念のため検問は避けて、馬車を途中で降りてから【水晶平原】脇の街道を通った方がいいわね」

「ブラムさんも言ってたけど、大丈夫なの? 獄級なんでしょそこ」


 流石に一回とはいえ獄級に入ったのだ、ドリーに会えたのは本当に感謝してもいいが、正直近寄りたくはない。


「大丈夫よ。水晶平原自体は獄級なのだけど、ある程度奥に行かなければ、そこ迄危険じゃないのよ。縄張りでもあるのかしらね? ただ流石に獄級に検問を立てる勇気は、誰にも無かったみたいだけどね」

「じゃあクレスタリアの検問が緩いってのはそこが関係してるのかね。賞金首でもなければ簡単に通れるってブラムさんが言ってたから」

「そうよ、検問をきつくし過ぎると、皆水晶平原に抜けて行っちゃうから。もしそれで平原の主でも怒らせたら、目も当てられないでしょうね。クレスタリアでも賞金首の取締もやっているし、そこで捕まえるつもりなのだと思うわ」


 獄級の主を刺激する位なら、賞金首はクレスタリアで捕まえた方がましって事か。


「じゃあ結局おれが賞金首になってたら、捕まっちゃうじゃん」

「メイには、一旦外で待っていて貰って。私がクレスタリアの斡旋所を見てくるから大丈夫よ。もし掛かっていたらまた別の方法を考えましょ……というかメイ、なんか妙にさっぱりしてない? ドリーちゃんもなんかツヤツヤだし」

「いや、ドリーと一緒に風呂に入ってきただけど滅茶苦茶気持よかったわ」


 俺がそう言った瞬間のリーン表情はカメラがあったら是非取りたいほど絶妙な笑いを誘うものだった。


「メイッ、狡いじゃない。わたしも入りたかったのに」


 流石に絶望の淵に立っているかの様な表情を見ていると、とても悪い気がしてくるな、――どんだけ風呂に入りたかったんだよ。


「まだお湯残ってるから行って来たらいいじゃん」

「そ、そうねっ、それなら料金もそのままでいいしね。あッ、でもその前に、明日出発する筈の馬車なんだけど。どうもこの先の道沿いにある山にモンスターが沸いたらしくて、それを何とかするまでは通れないみたいよ」

「え、マジで、どうすんのさ。早くクレスタリア行ってみたいのに」


 流石にそれは困るな、何時までも此処に居る訳にもいかないし。――だが俺のそんな考えを見透かしたかのように、無い胸を張り、自信満々に言葉を続けてきた。


「そう言うと思って、依頼受けてきたわよ。依頼内容は、山に異常発生したモンスター『ロック・シーフ』どうもこいつを統率しているのは『オーク』のようね。山の中腹にある洞窟に根城を作って馬車を襲っているらしいわ」


 オークは聞いたことあるが、ロックシーフは無いな、後で王妃に貰った魔物辞典で調べてみようかな、この村を見て回った時には走破者らしき人物は見かけなかったし、自分で行くしかないなこりゃ。


「あっ。後なぜかその付近で、妙な声が聞こえてくるらしいから気を付けろって言われたの。山にある滝付近だとか」


 まあ近寄らなければ問題ないだろう。


「わかった、注意するに越した事はないしな。でもリーン、行くなら明日だよなその山。今日はゆっくり休もうよ。風呂入ったら眠くなってきた、ドリーとかもう寝ちゃってるし」

『…………』

「そうね、私も早く行かないとお湯が冷めちゃうわ。じゃあ行ってくるから、後でご飯一緒に食べましょうね」


 その言葉にヒラヒラと手を振り答え、眠ってしまう前に魔物辞典を読むことにする。



 ―――――――――――――――――――――――――――――


【ロック・シーフ】『四級』


 岩の皮膚を持った人型の魔物。山間で馬車などを襲い、金品を奪い、人間を攫っていく。強さ低級程度なのだが、その固い皮膚の所為で武器が通りにくく、四級の魔物に分類される。一節によれば、山の中で死んでいった山賊の命力が、岩に宿った等と言われているが、その真偽は定かでは無い。有効な武器は打撃等の衝撃武器なので、その使い手ならば然程苦労する相手ではないだろう。その固い皮膚は防具等に使われる為、剥いで斡旋所等に持って行く事をお勧めする。



 ―――――――――――――――――――――――――――――


 どうにかなりそうだな。リーンもドリーもいるし、ゴンドの爺に貰った武器も有るから大丈夫だろう。ベッドに横になりそのままウトウトと、夢心地になっていく。


 ◆◆◆◆◆


「寝かせといてくれても良かったのに」

「駄目よ、ちゃんとご飯食べないとっ。明日はモンスター討伐なんだから、栄養付けとかないと、――あーもう口に着いてるじゃない。ちょっと来て拭いてあげるからっ」

「だーもう、お前は俺のお母さんかっ」

「せめてお姉さんと呼んでっ」

『――ッ、この水はっ……この村は水メモにチェック入れとかないと、いけませんね』


 結局リーンが尋常じゃない世話焼きっぷりを発揮し、毛布を剥がされ無理矢理起こされ、俺は腹いっぱいまでご飯を食べる事となってしまった。――しかし今日はなんて平和な一日だったのだろう。






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