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悪役令嬢の娘

 私は今日、初めてお爺ちゃんに会いに行く。

 どんな人なんだろう。

 すごく好々爺で、初めて見る私に戸惑いながらも、母の面影を感じて、涙ながらに熱い抱擁を・・・

 なんてありもしない妄想を抱くが、きっと私の顔なんて見たくもないんだろう。まして、お母さんの幼い頃の面影なんて・・・


 私の母は、昔王都でも有力な貴族の令嬢だったらしい。

 しかし、貴族の令嬢として蝶よ花よと育てられた母はそれはもう、天を衝くほど高いプライドに、梅雨の空気みたいに陰湿な性格をしていたらしく、それはさながら悪役令嬢で・・・と言うか前世で見ていたアニメの悪役令嬢その人で、私は異世界転生者なんだけどね。


 母は改心して私にとってはいいお母さんだし、母への罰という形であてがわれた婚約者の父も、地位こそ低いけれど、とてもいいお父さんだ。

 私はこの二人に親孝行がしたい。

 前世の私には、前世の親不孝だった私にはできなかったから・・・もうあんな顔させたくないから。

 だから具体的にはまだ決まっていないけど、まずはお爺ちゃんにお母さんを許してあげてほしい。


 その為に、私は王都へと向かう。

 魔力適正審査と言う名目を持って、お爺ちゃんに会いに行くんだ。

 待っててお母さん、私が貴方の起こしたあれこれの後始末をして、大手を振って里帰りできるようにして見せるから。

 と息巻いて王都へ来た私を待っていたのは、コーヒーよりも苦い現実だった。


「『エリス・アルザリア』、其方の王都への侵入を禁止する」


 オワタ( ^q^)

この物語は3話完結で一話ずつもかなり短いです。

今日中の12時と20時(大凡)に更新予定です。

興味がある、面白いと思いましたら、いいね、ブクマ、感想などお待ちしています。


他にも、異世界ミステリーを書いているので興味がある方は是非!

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