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サバイブ・ウィルダネス  作者: 夏木火奈
4/7

3

 メドゥと朝倉朔夜が来ると、チーム『クラウンドピエロ』のメンバーが全員集合した。

 うち三人、ちぐさ以外は全員『無敗神類』のメンバーである。

 まずは自分が挨拶するべきだろうと思い、ちぐさはいの一番に口を開いた。


「はじめまして、ちぐさと申します。今回はよろしくお願いします」

「はじめまして、メドゥです。こちらこそよろしくお願いします」

「朝倉です〜。よろしく」

「じゃあとりあえずディスコ入ろっか」

「はい」


 メドゥの指示で全員がディスコードの専用チャンネルに移動する。

 各チームには専用のチャンネルが用意されていた。

 周囲のプレイヤー全員の声が入るゲーム内VCとは違い、そこでは四人で会話ができた。

 四人がディスコードに入ると、朝倉が言った。


「いやー、ユータから色々聞いてますよ、ちぐささん。ウィルダネスめちゃくちゃやり込んでるんだって?」

「最近はやってないんですけどそうですね、一時期は」

「ユータは多少触ったことあるみたいなんだけど、俺とメドゥさんは始めたばっかなんすよねー」

「ああ、そうなんですね」


 相槌を打つと、メドゥも会話に入ってくる。


「そうそう。で、野良でちょっと練習しよーってさっくんと二人で行ってみたら即落ちするっていうね」


 笑いながら言うメドゥに聞く。


「PvPサーバーっすか?」

「ええと、うん、確かそうですね。日本のサーバー」

「あー、そうなんすねー。野良のPvPサーバーって結構レベル高いんすよ。サーバーにもよるんですけど。初心者だったらまずはPvEサーバーで建築とか慣れるのがおすすめっすね」

「あー、その手があったか。ははっ、俺ら間違えててんな」


 それに朝倉が頷く。


「確かに建築とかムズいっすもんね」

「そう。結構初期装備も何もなくてキツいんで」

「ああ、なるほどなあ〜」

「ところで拠点ってどこに建てます?」


 そう聞いた朝倉に、ユータが言う。


「守りやすいとこがいいよな。丘の上とか」

「だな、いいかも。メドゥさんはどう思う?」

「中央の市場の近くとかは? ここセーフゾーンだったよな? 攻撃されたらすぐ逃げ込めるし」


 セーフゾーンというのはゲームであらかじめ設定されているPvEエリアのことで、市場やガソリンスタンドがそれにあたる。

 ここにはNPCショップや自販機があり、もしここで他プレイヤーを攻撃するとNPCの護衛ロボットに攻撃される仕様になっている。

 ちなみにこのロボットは激強でターゲットされたらまず生き延びられない。

 このセーフゾーン周りに拠点を建てるというのは一見いいアイデアに思えるが、実は便利な立地ゆえに競合相手が多い。

 だからレイドの標的になりやすい場所でもあった。

 ちなみに、生命線であるアルティメットガンをセーフゾーンに持ち込むのは当然ルール違反であり、持ち込んだ瞬間に射殺される。

 拠点の場所についてアドバイスしようかどうか迷っていると、タイミングよくユータが聞いてくれた。


「ちぐさはどう思う?」

「えーとですね、セーフゾーンの近くは若干危険かもしれないです」

「ほうほう」

「僕たち、結局拠点を守らなきゃないじゃないですか? 敵の最終目標がUG……アルティメットガンなので。そうするとあの辺の立地って四方向どこからでも攻められるし、便利だからご近所さんも多いしで結構激戦区になりがちなんですよ」

「ああ、なるほどね」


 メドゥの相槌に頷いて続ける。


「なんで、もうちょい外れたところの方がいいかもしれないですね」

「わかった。四方向から攻められないところがいいんやな。じゃあ良さげなところ手分けして探そうか〜」


 メドゥの言葉に朝倉とユータが返事をする。


「了解。じゃあ俺、北の方見ますね」

「じゃあ俺は南」


 メドゥは頷き言った。


「そしたら東見てみるかなー。ちぐささん、西の方お願いしてもいいですか?」

「わかりました」

「じゃあ一旦ディスコミュートしますー」

「了解です。何かあったらパーティチャットで」

「はーい」

「お頭、全チャしないでね」


 ユータが言うと、メドゥは笑って気をつけますーと返した。普段の関係性が見えるような親しげな会話だ。メドゥは随分と慕われているようだった。


「じゃあまあ、何となく探したらまたここに集合する?」

「そうっすね。じゃあGの10に集合で」

「了解です〜」

「わかりました」


 そう言って四人は別れた。

 ちぐさは、ディスコードをミュートにし、西に向かって走り出しながらリスナーに喋り始めた。


「始まりましたね〜。いやー、めっちゃ楽しみだなあ。楽しみだけど緊張する! どうしよう不意にプレッシャー感じてきた……。っていうかユータ君ウィルダネスやってたんだなあ、知らなかった」


 そうして、コメントを拾う。


「『戦わないの?』いやいや戦いますよもちろん。優勝目指してガチでやります。けど前半は様子見しようかなーと。

 うちのリスナーの皆さんと違って、他の配信者の方のリスナーさんって多分、ウィルダネス見慣れてない方が多いと思うんすよね。

 そんな中でいきなり漁夫プレイとかして略奪しまくると心証悪いし、後半狙われるのでとりあえず控えめにね。後半入ったら暴れたいですね」


 ちぐさはそう話しながら、落ちている枝や石を拾って木の弓矢を作り、湧いてくる野生動物を倒しながら山の方に進んだ。

 ヘッドショットを一発で決める手つきは淀みなく、動物の肉がどんどんたまっていく。

 ごつごつした岩肌の斜面を回り込んで山の上まで来ると、そこには別のプレイヤーがいた。

 めんふぃすチームのあけびという男性配信者と、同チームのせんじゅ2000だ。二人は共に男性VTuberグループ『めんふぃす』に所属していた。

 ちぐさはゲーム内VCをオンにして話しかけた。


「こんにちはー」

「あ、どもども。えーと……?」

「『クラウンドピエロ』のちぐさです」

「あ、ユータ君の秘密兵器かあ」

「秘密兵器?」

「そうそう、そう言ってた」

「はじめまして、せんじゅ2000です〜」

「はじめまして、ちぐさと申します。よろしくお願いします〜」


 そう言ってお辞儀のモーションをすると、二人も返してきた。

 ちぐさは聞いた。


「ここ、拠点建てられます?」

「いや、多分海側にしますね。基地とか近いから」

「あ、そうなんすね」

「ちぐささんは、この辺建てられます?」


 あけびに聞かれて答える。


「そうっすねー。何か丘の上がいいかなって話になってまして。今探し中です。てか、もう鉄斧持ってるんですね、はや」


 木の斧よりも効率よく木材採取ができる鉄斧は、ワークベンチがないと作れない。

 つまりは、もうワークベンチがあるということだ。


「何かショウさんが爆速で作ってくれたんですよ」

「そっか、君島さんのチームっすもんね」


 君島ショウは、ウィルダネスのストリーマーサーバーでかなりやりこんでいた配信者だ。

 普段はそちらにいるが、今回はそちらでの企画が終わり、このサーバーに参加したらしかった。


「はい。つうか殺されなくてよかった〜。マジビビった」


 そう言うあけびに、せんじゅ2000が同意する。


「マジでそれな」

「いやいや、こんな序盤から襲いませんよ」


 そう言ったちぐさと距離を取りながらあけびが言う。


「いや狙ってたでしょ! ダメっすよー物資あげないですからねー!」

「はは、じゃあお邪魔しましたー」


 だいぶ警戒されているな、と思いながらちぐさはその場を後にした。

 まあ一応、序盤からPvPエリアではPKができるので当然なのかもしれない。

 二人と別れたちぐさは、また拠点場所を探し始めた。

 北上すると、急な斜面に囲まれた場所を見つけた。

 マップのほぼ西端でひと気はない。

 セーフゾーンからは遠いが、襲撃を防ぐならこの辺がよかろうと思った。


「この辺よさそうですね。めちゃくちゃ攻めにくそう。一応ピン刺しとくか」


 そう言ってちぐさは地図にマーカーを付けた。

 このマーカーはチームメイト間共有で、チームメイトだけ見える仕様だった。

 敵の位置を知らせる時に使ったりもする。

 ちぐさはディスコードに戻り、聞いた。


「誰かいます〜?」

「はい」

「はーい」


 返ってきたのはメドゥと朝倉の声だった。


「どんな感じっすか?」

「南は人多いわ。一回殺された」


 ユータの言葉に、メドゥが言う。


「マジで? もう? 北はいい感じの山あったよー」


 そこでちぐさは聞いた。


「そこって雪積もってます?」

「うん」

「それだと序盤はちょっとキツいかもしれないっすね。寒さで体力削れていくのと、食料の安定供給が難しいんで。でも後半は強いと思います」

「ああ、そうなんだ。寒さも結構キツいんやね」

「そうっすねー。結構ゴリゴリ削れていくんで」

「それは装備とかで何とかなるもんなんすか?」


 ちぐさは頷き、答えた。


「熊の毛皮とか剥いで外套にすれば防げますね。あとは強いアーマーとか。けど両方、序盤に手に入れるのはかなり難しいんで、もしあれだったら最初五日間ぐらいは普通のところに建てて、準備できたら北に移るとかもアリですね。どうせしばらくは拠点レイドないんで、拠点そんなに堅くしなくてもいいですし。資材さえ集めておけば」

「レイド前にお引っ越しかあ。それもいいかもしれないっすね。拠点バレもしないし」


 メドゥの言葉に朝倉が言った。


「あっ、じゃあヘイト買い放題ってこと?」

「いやいや、それはねえ……」


 それに続けてユータも言う。


「よーし、ケンカ売りまくろう。で、ブチギレた奴らが襲ってきたらもぬけの殻という。面白そうじゃん」

「いいねえ」

「待て待て、ちぐささんに聞かんとアカンやろ」


 盛り上がる二人を制止し、メドゥが言う。そしてちぐさに改めて聞いた。


「と、いう感じでうちのやんちゃ坊主二人が盛り上がっちゃってるんですけど、いかがですかね? 多分一番負担かかるのちぐささんやと思うんで、無理だったら全然断ってもらっても大丈夫なんで」


 わざわざ確認を取ってくれるメドゥに、いい人だなあ、と思いながらちぐさは返した。


「全然大丈夫っすよ。その作戦刺さりそうだしやりたいっす。ただ、物資は多分他チームの一・五倍くらいは集めてもらうことになると思うんすけど、皆さんそれで大丈夫なら」

「僕は大丈夫です。ユータとさっくんは?」


 メドゥの問いに、二人は元気よく答えた。


「いけます!」

「やりましょう、デコイ作戦!」

「と、いうことらしいので、お願いできますか?」

「了解です。じゃあとりあえず木材でも集めながら拠点の場所決めますか?」


 そう聞くと、三人は同意した。その後に必要な情報を伝える。


「西の方は良さげなところあったんで、一応地図にピン刺しときました。あと確認してもらえると」


 すると朝倉が言った。


「え、ピン刺せるんだ」

「はい」

「マップどうやって開くんでしたっけ?」

「Mっすね」


 ちぐさが返すと、ユータが茶々を入れる。


「え、お前Mだったの?」

「まあ、否めない」

「ははっ、否定せんのかい。えーと、Lの2?」

「そう。岩場になっててめっちゃ攻めにくそうなとこっすね」

「ほうほう。いいっすね。何かもうそこでいい気もするけどなあ。ちぐささんが選んだとこで」

「そうっすねー。強そう」


 メドゥの言葉に朝倉が同意する。が、ユータは言った。


「いやいや、もっといいとこあるかもしれないっすよ? 俺はあくまで探す!」

「そっか。じゃあ俺ももうちょい探そうかなぁ」


 そんな会話を聞きながら付近の木の枝と石を拾い、動物を狩っていると、突然朝倉が叫び始めた。


「助けてえ〜、殺される〜!」

「どうした?」


 ユータが聞くと、朝倉は答えた。


「めちゃくちゃ追いかけられてる! ここ治安悪すぎるー!」

「お前がちょっかいかけたんじゃないの?」

「ちょっと煽っただけなのにぃ〜」

「ははっ、やっぱやってるじゃん。自業自得だなー」

「そんなこと言わずに助けに来てよぉ〜! 頼む!」


 すると、メドゥがのんびりと言った。


「いやぁ、今忙しくてねぇ」

「メドゥさん、そんなあ! ユータ?」

「さーて、拠点作るのにいい場所はっと……」

「ち、ちぐささーん!」

「行かなくていいよ」


 ユータはそう言うが、そういうわけにもいくまい。ちぐさはマップを開きながら聞いた。


「今どこっすか? 朝倉さん」

「真ん中」

「近くに何かあります?」

「そんなの見る暇な……あっ、コンビニある! コンビニありまーす!」

「了解です。じゃあとりあえず走りながら寝袋置けます?」

「寝袋っ?」

「初期に一個貰ってるはずなんすけど……Eで設置できます?」


 ちぐさが言うと、朝倉は返した。


「あー、もう使っちゃいました!」

「えっと……?」

「試しに置いてみたら取れなくなっちって。てへぺろ☆」


 朝倉の言葉にユータが呆れたように言った。


「取れないよ、それ。さっくん相変わらずチュートリアル見ねえなー」

「だってさあ……。あーっ、ヤバい! 死ぬ死ぬっ!」


 ずいぶん大変そうなので、ちぐさは言った。


「そしたら迎えに行きますねー」

「ちぐささぁ〜ん! ちぐささんだけが頼りだよー。メンバーはみんな冷たいし。しくしく」

「冷たいって、ねえ……?」

「俺らあったかいよ」


 ユータとメドゥの言葉に朝倉が突っ込む。


「全然あったかくねえっ! 覚えてろよー、見捨てられたこと忘れねえかんなー。あーっ、ヤバい! マジでヤバい! あー、死んだあ! クソーっ、ナルミの奴!」


 どうやら朝倉はナルミという配信者に殺されたらしい。名前は聞いたことがあった。


「ナルミさんに殺されたの?」

「そーだよ、動物狩ってたから、ちょっと物資よこせって言っただけなのにさあ。クソー、覚えてろよー!」

「それこっちが百パー悪いやん」


 メドゥのツッコミにも、朝倉はめげない。


「いや丁寧に頼んだんすよ、お恵み下さいって。それなのにさあ」

「はは、ぜってぇ言ってねーだろ」


 ユータが言うと、朝倉があっさり白状する。


「まあ言ってないんだけどさ。とりあえずナルミに仕返しするわ。ユータ手伝って」

「お前、序盤からめちゃくちゃ敵作るじゃん。やっぱ拠点お引っ越し作戦は必須だな」

「そうやね。じゃあ拠点の場所早めに決めよか。いいとこあった?」


 メドゥの問いにユータと朝倉が答える。


「いやー、ちぐさが決めたとこでいいんじゃないっすかね? ちょっと俺たち用できちゃったんで」

「そうそう。やっぱ経験者に決めてもらいましょうよ、ここは。それにどっちにしろ北に行くし」

「はは、いきなり探すのやめたな。オッケー。じゃあ仕返し行くのね?」

「行くかぁ、ユータ」

「行くかー。ってことで一旦こっちのディスコ抜けますねー。あと戻ってきたらファームするんで! 許してください!」


 各チームディスコードのチャンネルはAとBの二つがあって、チーム内で別行動をするときに使えるようになっていた。現在四人はAにいる。

 ユータの言葉にメドゥは笑いながら言った。


「はいはい、いってらー」

「いってらっしゃい」


 そして二人はディスコから抜けていった。二人きりになると、メドゥが苦笑しながら言った。


「いや〜、何か未来見えたなぁ。僕とちぐささんだけファームっていう」

「そうっすね〜。まあ帰ってきたらやってくれるんじゃないですか?」

「だといいけどなぁ」

「そういえば、仮拠ってピンさしたとこでいいんですかね? それとももうちょっと探します?」

「いや、そこでいいんじゃないっすか? 一応こっちも見てるけどやたら人多いし」

「了解です〜。じゃあ建て始めちゃいますね」

「はーい。物資集めながら向かいまーす」

 

 ちぐさは話しながらマップ北西エリア西端の岩山に向かった。

 そこは急峻な岩場が続く場所で登りにくい上、登りきったところの西と北の一部は崖になっていて道具がなければ登ってこれない。拠点の場所としてはかなり強いところだった。

 集めた物資で拠点の土台を作り、土台の上に木箱をいくつかとワークベンチを作っていると、メドゥがやってきた。

 そして、岩壁の上に立ちながら言う。


「わー、ここかあ。めっちゃ登るの大変っすね」

「そうなんすよねー。こういう場所強いんですよ」

「へえ。確かにめっちゃ攻めにくそう」

「崖の方も登れないことはないんですけど、道具いるし時間かかるし上から丸見えだしで、なかなか攻めにくいんで」

「なるほどなるほど。あっ、木材とかはそこの箱っすか?」

「はい」

「へえ、名札とか着けられるのか」


 作った各木箱には『木材』『石』『金属』『食料』『武器』『装備』『その他』と書いた木製プレートをつけてあった。

 この名札はクラフトレシピを解放していると作れる。

 解放には多少資材がいるが、チーム戦の時には特に必須なので早々に解放して付けておいたのだった。

 こうしておかないと各々が適当に物資を入れることになり、後から整理するのがすさまじく面倒くさい。


「はい。レシピツリーにありますよ。ワークベンチ開いたら見れます」

「おお、本当だ。木材二千かアーティファクト一……? このアーティファクトって何すか?」

「これはNPCが落とす奴っすね。たまに道端に落ちてることもありますけど。これでレシピ解放したり、色々買ったりできるんすよ」

「へえ、こんなのもあるんや」


 話しながらもう一つワークベンチを作り、そこで鉄斧とつるはしと木の弓矢を作る。


「武器とかあります?」

「えーっとねえ、武器は今とりあえず小型ナイフ作りました」

「弓矢あるんですけど使います?」

「あ、いいんすか? ありがとうございます〜」

「野生動物も結構強いんでちょっと弓でパシュパシュしてから近づくといいっすね」


 するとメドゥは照れたようにちょっと笑いながら言った。


「強いっすよね! 内緒にしてたんすけど、実はここに来るまで二回死んじゃって」

「そうだったんですね〜」

「もう命からがら来ました」

「あいつら強いっすよねー。しかも夜はもっと強くなります」

「うわー。出歩かんとこ。とりあえず鉄斧とつるはしっすかね?」

「そうですね。あと空腹ゲージは二十パー切ると足が遅くなるんで注意した方がいいです。ゼロパーになると体力ガン減りしてまあまあ死にます」

「結構シビアやねー。ご飯はその辺の野菜とか食べとけばいいのかな?」


 道端には野菜や山菜などの食べ物が生えている。食べると空腹ゲージと、ある程度体力ゲージも回復するので拾い食いしながら戦うのもアリだった。


「はい。あと動物倒すと肉出ますね。結構細かいとこなんですけど、野菜と肉バランスよく食ってないと栄養失調になって空腹ゲージと体温ゲージの減り速くなるんで動物は倒しといた方がいいです」

「はえー、めっちゃリアルやん。オッケーです。弓貰ったんで動物狩ってきます!」

「はいー。自分も木こりしてきますね」


 会話を終えたちぐさはメドゥを見送り、拠点南側に移動して木を切り始めたのだった。

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