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51話_学園への帰還

 私ことサクラ・トレイルは無事に緊急クエストを終えて学園の寮に帰ってきた。


「サクラ!大丈夫だった?」


 そう言って駆け寄ってきたのはカトレアちゃんだ。


「大丈夫だったよ!」

「サクラの心配はしてないわよ!魔境を新たに作らなかったか心配してたの!」


 そうは言いつつも私に怪我がないかチラチラ確認しているカトレアちゃん可愛い…。


「クレーターは出来たけど魔境は作らなかったよ!」

「やっぱりあの音はサクラが原因だったのね…。心配して損したわ…。」

「私だけのせいじゃないよ。それで私死にかけたし。あはは。」


 原因を作ったのはセレスで、炎魔法を使ったのはライアスだ。うん。やっぱり私の所為じゃないね。


「あはは。じゃないでしょ!サクラが死にかけるって余程のことじゃない!」

「いやー、爆発することに気がついたのが遅すぎてね…。洋服は守りきったよ!」

「洋服の前に身体を守りなさい!」


 事前にセレスがエリクサー的な木の実作れるって聞いてたから身体よりも洋服を優先して守っただけなんだけど…。そんなこと関係ないって怒られそうだから黙っておこう。


「ま、何はともあれ無事に…かどうかは微妙だけど、帰ってこれて良かったわ。…おかえり、サクラ。」

「カトレアちゃん、ただいま!」


 ―――


 少しの間休んでいた授業に出席すると珍しくフューズ先生がいた。なにか特別な授業でもあるのかな?


「さて、と。無事にサクラ君とライアス君が帰ってきたことだし。安心したよ。じゃ、僕は帰るね。」

「…。」


 何もなかった…。そして一応話達の心配してたのかフューズ先生…。

 久しぶりにみた先生は相変わらず放任主義というかなんと言うか…。うん、考えるのは止めよう。


 授業の合間の休憩では他の生徒たちから異変はどうだったのか聞かれ答えられることだけ答えたり未だに遠巻きにしてる人たちをみて少し落ち込んだりしつつ過ごした。それでも私の悪い噂は減ってきているらしく昔のように接してくれる生徒が増えてきた。まあ、昔と言っても半年前とかだけどね。


 ―――


 授業が終わり、寮の私室に戻る。今はカトレアちゃんも一緒だ。


「で、サクラ。話したいことって?」

「会って欲しい子がいてね…。セレス?」


 そう、今からするのはセレスとカトレアちゃんのご対面だ。もちろんセレスとレオンの許可は得ている。


「…。」

「…。」

「…。」

「…サクラ?」

「ちょっと待ってね。まだ寝てるみたい…。」


 …セレスは魔の森を出てからずっと寝ている。姿を消したままだから誰かに見られることは無いからいいけど。起こさないとだね。


「セレス、起きて!」

「なーに?サクラ。」


 やっと起きた。顔を拭いつつセレスが姿を現す。


「は、はわわわ。」


 あ、カトレアちゃんがセレスの可愛さにやられた。戻ってくるまでぼーっとするかな…。


 ―――


 少ししてカオスな空間が収まる。


「えと、ごめんなさい。カトレアです。セレシア様、よろしくお願いします。」

「ふんふん。カティだね!サクラのこと見てくれてありがとう!僕はセレシア。カティも僕のことをセレスって呼んでいいよ!敬語も無しで!」

「分かったわ。セレス、よろしくね?」


 あー、尊い…。ケモ耳少女と猫の戯れ…。


「サクラ、戻ってきなさい!」

「あたっ」


 二人の姿に癒されてたらカトレアちゃんに頭をはたかれた。


「まさかサクラが神霊様と契約するなんてね…。」

「うんうん、私が一番ビックリしてるよ。」


 SDSでこんな展開になったことは一度もないから特にね…。


「今回の緊急クエストについて話せる所の説明だとかアービシアについて分かったことについて話してくれるのかと思ってたからビックリしたわ。」

「先に紹介しておきたくてね。じゃ、依頼についてなんだけど……。」


 帰ってきたんだな。と実感しつつ夜遅くまでカトレアちゃんと話続けるのであった。


 ―――


 王都に戻ってきてから1週間、ルアードさんの所に顔を出したりギルドに行って報告書を確認したりその続報を聞いたりとやや忙しくも普通の日常を謳歌していた私達だったが、ある日の放課後、シルビアに呼び出しを受けた。


「サクラ、ライアス、父上が二人から話を聞きたいと言っています。日程は調整できますが来週中だとありがたいです。来てくれますか?」

「大丈夫だよ。」


 …ん?気軽に返事しちゃったけどシルビアの父上って…国王陛下では!?


*****

Tips ロータス・フォン・コモン・ブルーム

 ブルーム王国の国王でシルビアの父。表向きは温厚な性格で民からの信頼も厚い。しかし、実際には小さなころはよく城を飛び出してやんちゃをしていた。元ガーデンのメンバーで、かなりの曲者。

サクラ「そういやフューズ先生ってアービシアが攻めてきたときどうしてたの?」

カトレア「避難誘導して安全確保して怪我人の様子を見て、ほんとに先生か疑うレベルで動いてたわ…。」

サクラ「私の勘も捨てたもんじゃないね!」

カトレア「そうね…。」





次話は明日の17時投稿予定です。


誤字脱字報告お待ちしております。

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