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犬のシヴァタロウの写真が撮れないのに書いてしまいました。

題名のままです。Twitterに連動して写真を載せたいのですが、未だシヴァタロウは上手く撮れてないです。

 今、この10月。毛の生え変わりの季節なんでしょう。彼の抜け毛が恐ろしい事になってました。少しでもさっぱりしてから写そう。そう思って数日ブラッシングを頑張り、できれば散歩をしている写真を撮りたいと野望を掲げます。が、雨が降ったり、散歩時間が真っ暗になってしまったり、上手いこといきません。


 散歩は夏の夕暮れが好きです。日が落ちる寸前の夕焼けの空の様子は毎日飽きません。暑い日差しがやわらいだ頃ヒグラシの鳴き声を聞きながら、蚊取り線香をぶら下げてシヴァタロウとの時間を楽しみます。日が長いので18時なのにまだ明るいとか得した気分です。


 これが、だんだん日が短くなると懐中電灯のお世話になります。暗さはいろんな事件を呼びます。


 ある日、突然凄い力でシヴァが飛び出して暗闇の中、茂みに顔を突っ込んだかと思ったら灰色の毛ものを口に咥えてます。


ー声にならない私のオタケビが入りますー


「やだ、離しなさい!何咥えてるの!やめなさい!誰か来て!シヴァが!」


散歩紐を引っ張ってシヴァの首の当たりを懐中電灯を持った手で叩きます。蹴りも入れたかもしれません。滅茶苦茶です。動物愛護もペット虐待反対も『犬を叩いてはいけません。人間の手は頭を撫でる心地よい存在でなければいけません』等躾本の教訓もこの時ばかりは遠い彼方へ。


ぺっと彼が吐き出した生き物はそのまま凄い速さで逃げていきました。暗くて定かではありませんが、グレーと白という配色、大きさから考えてサバ白の猫だったと思われます。放し飼いか野良かは分かりませんでしたが。


 そのまま何事もなかったかのように散歩をシヴァと済ますと、懐中電灯を持って事件現場を回りました。特に何も発見できませんでした。明朝も気になって見に行きましたが、血等も無かったので、甘噛みってやつだったのだと思います。


怖かったです。シヴァが獲物を狩るオオカミみたいに思えました。それからは、散歩でお会いするチワワさんとかに近寄ろうとするのを全力で引き留めてます。相手にも


「こいつ、19.5キロあるので、ケガしちゃったら大変ですから」


と言ってしまいました。勇敢にも牽制してシヴァに一生懸命吠えるチワワさんですが、シヴァなら黙って咥えちゃいますもん。


別の日の散歩で、


「キャンキャン」


急につまづいて鳴いて暴れました。このキャンキャンは


翻訳機「痛い、もう、突然なにすんだ!」


のキャンですね。懐中電灯で、辺りを照らしても得に危険生物がいたわけでもありません。強いて言えば石が転がっていたくらい。


多分、石につまづいたんです。良く考えたら、暗い中散歩する時はいつも右手に散歩紐と懐中電灯を持って意図せずシヴァと私の足元を照らしての散歩ですが、その日ばかりは散歩に連れがいて連れの方が懐中電灯持っていたんです。足元が照らされていたのは人間の方のみ。犬は暗闇でも大丈夫といっても匂いがあったり動きがあれば感じられていただけで、石ころだからダメだった。とも考えられますし、人間がおもちゃのブロックを踏んでしまうような単なるうっかりミスなのか。

痛かったようです。


 後日、明るい中散歩に行きました。意気揚々と歩くシヴァタロウが道路脇の畑に入り捨てられてた腐った瓜のようなものを踏み、その前足を眺めてました。




読んで下さりありがとうございます。

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