亀の年齢
まだ、寒い日があるので玄関に亀はおります。
亀は万年っていいますよね。で、
「うちの亀は一体何歳で、あと何年生きるんだろうか?」
赤ちゃん亀から飼っていたわけでは無い場合当然起こる疑問かと。また、自然界と違って冬眠させていないので、そこはどうなのかしらとか。
調べました。まず年齢です。環境省のサイトによると甲羅の上の甲板が年輪のようになっており内側から数えるとか。歳を取るとすり減ったりするが、10歳くらいまでは数えられるとか。
水槽まで、観に行くと奴は最近導入した樹脂製の岩の中に入り込んで隠れていてよく見えない。仕方ない。今までに撮った写真から数えるとして、自分のスマホのフォルダを漁ってみると、ここ2年くらいの中には甲板の年輪まではっきり写っているのが無いのであります。
再度の仕方ない。検索をかけてみようと、いつのまにか溜まった1300枚入った写真フォルダにえいやっと動物と入力。猫、犬、金魚、イルカ、カエル、蛇、蝉……
確かに亀の写真はフォルダ内にあるのに猫なんか動物以外に猫だけでも検索項目に提示されているというのに亀が出てこない。
「水槽に入ってるのがまずいのか?いや、金魚ー、イルカー。庭にいた紐みたいなアオダイショウすら動物にカウントされてるのに、何故?」
AIにイチャモンをつけてると、亀の飼い主が、
「石とか、岩なんじゃない?」
あー見た目がね。なるほど。しかしその後も、更にペット、水槽、自然など検索かけても亀の写真は出てきませんでした。
再再度の仕方ない。遡りました。地道に。2020年に年輪が分かるのがありました。しかし、写真ですし、光加減と甲羅の摩耗でしょうか、わかりづらく、場所によっては8に見えたり4に見えたり5に見えたり。
結果年齢不詳。
10年は生きていると勝手に思う事にしました。
さて亀の寿命です。亀の飼い主がスマホを見ながら呟きます。
「亀の平均寿命は、ん?50年」
自分好みのカレーの仕込みに入っていた家人が
「ゴフッ」
呻きながらジャガイモを取り落としました。自分の残りの人生を考えてしまったみたいです。
「あ、ちょっ待って、えーと、イシガメはと、20年だってー。正しい飼育方法だと30年だって」
あと10年は生きてくれるでしょうか。正しい飼育法とやらを熟読してちょっと研究してみます。




