冬支度
霜月ですね。いつ亀の水槽を屋内に入れるか金魚の水槽にヒーターを入れるか水温計を眺めながら悩む、そんな中、さっさと真冬体制なのが猫です。
もう10月初めから猫用おこたで寝てます。最初はドーム型の猫用寝床だけで良いかと夏の間洗って干してしまってあったのを出してみたのですが、中の様子を度々伺うのみ。あれ?忘れたのかな、洗ったから匂いが消えたとかかしら、そのうち慣れるかなと放ってました。
ちょっといつになく冷えた夜にくしゃみとかしだしたら嫌だな、砂漠の生き物だから寒いのに弱いよね、どうせあまり占拠度合いは変わらないしとか思いながら下に小さいホットカーペットを出して電源を入れました。
すぐにインしました。そう、黒いもの(うちの黒猫チョコです)がすーっと電車(春に電車形のドームに替えました)に吸い込まれていきました。
それ以来、よくそこに籠ってます。
「ねぇ、真冬だからって温度上げるわけにはいかないよ?今からそんなに依存してて大丈夫?」
そこからしっぽだけ出してるチョコ様に説教をすると、しっぽをパタパタ。
「うるさいにゃあー、今が気持ち良ければそれでいいにゃあー」的な。
チョコより遅れて人間がホットカーペットを敷くと、人口密度が少ない時はニュルっと出てきてのびのびのびー。
「どこまで身体伸ばしても暖かいにゃ〜。」
早朝、人間用ホットカーペットが冷たいのが不満なようで、いち早く要求してきます。
「冷たいにゃ〜。スイッチ入れてにゃ〜。」
それでも天気が良い日はホットカーペットから離れて障子を開けるようにと、付き纏いながら誘導してきます。そして窓の外を眺めながら日光浴。この時、陽を浴びて暖まった黒いふわふわの塊を撫でる幸せを味わいたく、つい構いに行くと、短く
「ニャッ」
下手すると猫パンチもしくは
「噛むゾッ」
と口をくわっ。
「今が佳境にゃっ。四季の変遷で落ち葉が舞うし、蝶々も蜂も蜻蛉も飛んでるんにゃ。ベスポジで集中して楽しんでるとこ邪魔すんにゃっ」
って感じで。うっかりそのままそこで寝てしまい、暗くなってから
「冷えたにゃ」
と速攻電車おこたに吸い込まれていくまでがセットだったりして。




