病める時も健やかなる時も その二 猫の場合 ツキノニャグマ
チョコがツキノワグマみたいになってしまいました。
首輪禿げです。発見のきっかけは静電気でした。チョコが撫でてって可愛くスリスリしてくるから「はいはい」と触るとバチバチバチ。首輪に金属部分があると静電気が緩和されるとか。金属製のネームプレートを付けた別の首輪を着けようとしたら、
首輪つけてないのに輪っかがある!!?
セルフ首輪ならぬ禿げておりました。
首輪は万が一脱走してしまった時に飼い猫だとわかるように名札テープに名前とケイタイ番号を書いて貼り付けてました。嫌がらないように鈴はつけず、強い力がかかったら外れるプラスチック製のバックルでサラシ布(庭のモッコクという木を伐採した時の枝を煮詰めて草木染めをした)で縫った軽さを重視したお手製。チョコが大層気に入っていたものだから長い事着けっぱなしにしてました。チョコと柴チョコの自己満足を満たした結果がまさかの禿げ。
調べて思い当たる原因は不潔とキツさ。
しばらく付けっぱなしで、軽いせいか、チョコも気に入っていてあまり、回したり掻いたりしない。チョコちゃんのダイエットは成功していないのでキツいとまではいかなくても首に近かったかもしれない。もしや、草木染めがいけなかったか?もしやモッコクに脱毛成分が!
その後1ヶ月首輪なしで生活しております。
禿げ部分をよく見るとうっすらと毛が生えてきており、柴チョコは自身が円形脱毛になったことがあるので経験的に大丈夫だとは思いつつも痛々しい。特に顎の下がひどい。また生えてきている毛が白いのも気になります。
黒猫にはエンジェルマークと言って白い毛の部分がある事があります。天使が触れた跡とか、魔女狩りもからむ話らしいです。チョコはこれといって大きいのはなく、あ、この辺少し白い毛ある?程度の真っ黒ビターな見た目であります。
が、「禿げたショックで新たに生えてくる毛は全部白い毛だったりして」説が浮上しております。そうなるとエンジェルリングになるんですかね。ツキノワ猫になるのかしら。
家人は、なかなか生えてこない事から「モッコクに永久脱毛成分が!あの染色液で一儲けだ!」なんて詐欺師っぽい事をいいはじめ、「売り出す前はやはり人体実験が必要か〜毛深い足で試そう!」と柴チョコの足を狙ってくる。ええ。足の毛、悩んでますけどさぁ。
「そこはキミのギャランドゥくらい敏感な所で大丈夫じゃないと」
ぐらい言い返さないと気が済みません。家人、急に乙女な感じで胸に両手をあて、
「やーん、そこまで毛無いからダメ、恥ずかしい!」
ケッ。
ギャランドゥ。検索かけて頂けると分かります。ぶっちゃけ体毛であります。小耳に挟んで以来、家人を揶揄う時につい使ってしまいます。




