トイレの夢の果てに
柴チョコはド近眼であります。
朝5時。窓開けて寝てて冷えたんですかね、トイレの夢を見て。あ、これはまずいなと起きてよろよろとトイレへ。あと1時間眠れるなと二度寝を目論んでちょっとお水を飲んで喉を潤して。
足にまとわりつく黒い生きものが。
「んにゃあー」
「いや、チョコさん踏みますよ!私メガネかけてないんですから!」
「ニャアア、んニャア〜。」
チョコ渾身の猫撫で声を無視して二度寝をしに寝床へ。
「いろいろ活動したら目が冴えちゃうじゃないか」
とか呟きながら。薄がけを手繰り寄せていると、
「ニャ、ニャ、ニャ」
とチョコが駆け寄ってきます。
「ごめんねー、眠いのよ。」
チョコの要望を全て分かった上でいざ、二度寝……カプッ
「チョコさん。二の腕を甘噛みするのはどうかと。」
カプリ
「あっ、私のふくらはぎ!」
仕方なく、それでも目が冴えてしまうとせめてもの抵抗で、薄暗くたって明かりもつけず、メガネもかけずにお水を取り替えて、餌皿を洗って測りにのせ、28グラム。チョコの餌を。よく見えないので測りに顔つける勢いで数値を見ます。まとわりつくチョコを踏まないように無事ミッションコンプリート。さて至福の二度寝へ。大丈夫。まだ目はしょぼしょぼしてるから眠れる……プーン。臭う。
「チョコさまっ、いつのまにかトイレを?しかも露出させたまま!砂をかけるというマナーはどこへ?大も小も両方ですか?朝から健康で何より!……デス。」
皆様。眠いままでいたい1番上のランドルト環見えない近視の人が裸眼で、猫のトイレ掃除をするとどうなると思います?




