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800年ぶりなのに爪切りの話

猫の日にちなんで。チョコの爪切りについて。

 スーパー猫の日だって言うじゃないですか。1222年2月22日以来の猫を模した2が6つ連なる日2022年2月22日。猫飼いとしては何か書かなくては!で、うちの黒猫チョコの爪切りについて語ろうかと。


 チョコは今では、ふみふみも膝の上に飛び乗るもなんでもありの甘えん坊になりましたが、来た当初はトイレの側から離れず、ケージの扉を開け放していても出てこないで固まってるような猫でした。


 外と家を自由に行き来させて猫を飼っていた家人と初めて猫を飼う柴チョコは猫の爪切りの重要性を甘く見ていました。家の中だけで飼う場合は爪が摩耗する事もないので人間が引っ掻かれて痛いだけでなく、猫自体もひっかけて折れたりして危ないそうです。譲渡会さんがチョコを連れて来た時お薦めの爪切りとか教えて下さったのですが、100均で猫用売ってたなとか思ってました。

 

 抱こうとすると逃げ惑い、たまたま開いていた空の一升炊きの炊飯器に飛んで入り込むようなチョコの爪を切るのは至難の技。にも関わらず、日に日に爪は伸びていきます。怪我人も出ました。そんな時、条虫がいることが分かって獣医さんに相談したところ、ついでに爪切って貰えました。


「必ず慣れます。大丈夫です。それでも無理でしたら、爪切りだけで連れてきても構いませんよ。」


真摯なタイプの獣医さんです。その頃にはネットで爪切りについて知識を蓄えていた私は獣医さんが使っている爪切りはギロチンタイプだ!とすぐ分かりました。(他に、ハサミタイプ、ピコックタイプ、電動やすりタイプなどがあります。)そして初めて生で見る猫の爪切りに夢中です。手順を勉強です。


「ギロチンタイプですよね!やっぱり爪切りはそれの方が良いんですか?」


「ええ。無理な時は、右前足だけとか少しずつにして一気に全部やってしまおうと思わなくて良いのですよ。」


てなやり取りを経て爪切りはギロチンタイプを買うことに。やはり切れ味の良いのを買わないとと意識が変わってきました。人間用でもお高い爪切りは素晴らしいです。以前、誕生日プレゼントに○千円の人間用爪切りを頂きました。形状と抜群の切れ味から付いた異名が「殺人爪切り」。それを愛用中です。猫にもそれなりのを。結局二千円ほどのを買いました。


 猫の爪には神経や血管が通っているので、先端の白く透明な部分だけチョイ切りしなくてはなりません。そんな繊細な事、私には望まないで欲しい。よって取り押さえるのが私で切るのはそういう時だけ妙に肝っ玉の座った家人と分担しております。


 最初の頃、チョコは爪切りを見たら逃げたり、やはり一気に切れなくて何回かに分けたりしてました。が、爪切ると猫大好き液状おやつ○ールが貰えるというご褒美制を理解してからは大人しくなりました。むしろ、捕まえて爪切りの体勢になったとたんゴロゴロと喉を鳴らすようになったくらい。


 さらに進化して爪切りを見るといつも○ールがしまってある引き出しを見ながら纏わりつくようになり、その引き出しを見ながらゴロゴロ喉を鳴らし取り押さえられながらチョッキンやられてます。ときおり抵抗するのはそりゃ、本能から手握られて爪うにゅってやられればねぇ。


 人間が歯医者さんで虫歯治療されてる時に近いかなって思います。嫌だけどしなきゃいけなくて、頭いろいろ考えて気を逸らせたり、次からは真面目に歯を大事にしますって懺悔しながら口を開けて耐えるあんな感じ。


 爪切られた後の手入れに余念がないチョコも可愛いです。切った人をチラチラ見ながらの「まったくもう、整えなきゃ」って感じの。まあ、もう何やってても可愛いくて仕方ないですけどね。

寒いと猫の話になっちゃいます。

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― 新着の感想 ―
[一言] やっぱり、連続して並んでいないと、ということであと200年ばかり頑張って! /w うちも、人間用では木屋のニッパータイプ(1万までは行かないぐらいのもの)を使っていますが、やはり刃物ですか…
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