and you will know us by the trail of dead…
唾を、吐く。
「この中にも、宇宙があるんだよ。」
博識、博識。
一本道が、まっすぐに、下って上る。
栗の木の匂い、油蝉の声。
舗装路の凹凸に、陽炎。
僕の、ゆっくりした歩みが、ひとつずつ、ゆっくり消して行く。
「ねえ、知ってる?海とか、砂漠にはさ、蜃気楼ってのがあるらしいよ。」
「それで…、それは、もっともっと大きくて、近づけども近づけども、消えないんだって!」
「そいつは、すごい。」
(同じじゃないか。)
悪い顔に、なりたかった。
わるいひとに、なりたかった。
だけどね、なったら、戻れないとは知らなんだ。
君のコップに、間違えて口を付けただけじゃないか。
そんなに嫌な顔しないで。
僕は、パンと牛乳を口の中でぐちゃぐちゃに混ぜたりは、しないよ。
本当さ、信じて!
タイツは嫌だ。
だって、僕は、男だよ。
おかっぱ頭も、いやだ。
おかっぱタイツで「黒猫のタンゴ」。
子供じみてる。
君の、夢を見たよ。
あんまり覚えてないんだけどさ。
だから、君が、すきなんだと、思う。
轟音、狭い部屋、ただ、下向いて立っている。
自転車で、並んで走る。
相手の自転車を押して、一緒に歩く。
自転車にふたり乗り。
それが、恋愛のすべて。
(少し泣いてみる事も)
おかあさん!、と、ひとり泣いてみた。
涙は、出なかった。
世の中は、動いてはいない。
君が動いてるんだ。
窮屈な事も多いけれど…。
とにかく、あれ、なんだっけ




