大沢和也、超次元ワールドへ
昔、現代とは違う別の世界で神々による戦いが天空でおきました。そこでは、真の神、真神になるための戦いが行われました。何百人もの神が戦い、殺しあう中で四人の神が残りました。その名は、女神アイリス、神ソクラテス、女神ダイアナ、神ライアン。彼らは今まさに真神を決めようとしてました。
現真神「うっおほ~ん。それでは今から、わしの後継者をきめる戦いを始めるとしよう。 」
観客「わ~‼」
現真神「では、まず女神ダイアナと神ソクラテス、リング中央へ
」
二人「はい」
二人はリング中央に行き、互いに向き合った。
神ソクラテス「俺はここに未来を予言する‼この戦いの勝者は俺だと‼」
観客「わ~」
女神ダイアナ「単純ね、こんなの私にとって踏み台でしかないわよ。真神になるのは私だからね。だから低脳は困るのよ。」
神ソクラテス「何を言う、このちんちくりんが。童顔、まな板のやつに言われたくないわ。はぁーはっはっはっ。」
女神ダイアナ「このロリコンが‼まぁ、いいわ。
どうせ真神になるのは、この私だから。」
神ソクラテス「違うな。私の予言は絶対なのだ。」
二人(なぜなら、、、こいつの床下には爆発魔法を仕掛けてあるから‼キリッ‼)
現真神「では、始めるとしよう。両者、始めっ!」
どっか~ん‼
すると二人の床下から天空全体に響き渡る大爆発が起きた。二人が仕掛けた爆発魔法が発動したのだ。
観客A「きゃ~」
観客B「爆発だ~」
スタジアムにいた観客は騒然となった。
大臣「真神様、これは爆発魔法による爆発です。一体誰がこんなことを…」
現真神「馬鹿どもめ…、そろって爆発魔法を仕掛けおって…。」
二人が黒焦げになりながら、目を覚ました。
女神ダイアナ「痛たたたた…、よくも爆発魔法を仕掛けたわね…」
神ソクラテス「仕掛けたのわ、そっちだろ…。私の予言にはなかった…。」
女神ダイアナ「なら、あなたの予言に打ち勝ったのだから、私の勝ちね。」
二人が言い争っていると、そこに現真神様が現れました。
現真神「うぉっほ~ん‼」
どしーん‼と、魔法杖を振り降ろして言いました。
二人「し、真神様‼」
女神ダイアナ「真神様、私はやっておりません。こいつがやったんです。」
神ソクラテス「違います、真神様。こいつがやったんです‼」
二人「あんたが」「お前が」
真神様「やかましい‼二人とも失格じゃ、そこに正座してろ‼見張ってろ‼」
兵士「はっ‼」
すると兵士達が二人から魔法杖を取り上げ、無理やり正座させた。
女神ダイアナ「あんたのせいよ‼」
神ソクラテス「私の予言には…」
と二人は言い争い、兵士にやりで叩かれた。
現真神「まったく、つまらんことがあって、騒がしてしまった。今の二人は失格とする。では、次は女神アイリスと神ライアン、リング中央へ。」
二人「はい」
神ライアン「お前に勝って、俺が真神になる‼」
女神アイリス「私はあなたに負けない‼」
二人(なぜなら、昨日のうちにこっそり魔法杖をすり替えて、爆発杖にしたから‼)
現真神「それでは、始め‼」
神ライアン「いくぜ、ゴールドストーム‼」
女神アイリス「決めるわ、ファイヤーストーム‼」
どっか~ん‼
すると、またも天空に響き渡る爆発が起こりました。
現真神「どいつもこいつも、馬鹿ばっかりで…‼」
二人は真っ黒になりながらも、目を覚ました。
神ライアン「いってぇなぁ。何しやがるんだ‼」
女神アイリス「私のせいじゃないわ‼あなたのせいでしょ‼」
二人が言い争いしてると、
女神ダイアナ「あいつら、あんたと同じチートしてたのね。」
神ソクラテス「私はそんなことしていない‼貴様がやったのだろう‼予言書にも書いてあった。」
と正座していた二人も言い争いしていた。
すると、現真神が
現真神「もお、よいわ‼お前たちには、わしの後継者に務まらないことがわかったし、神であるにも関わらず、天空の住民に危害を与えた‼お前たちには、この天空にいる資格はないわ‼よって、お前たちには一定期間しか神になれない呪いをかけ、地上に落ちよ‼そして、地上の各大陸を治めることを免じる‼」
女神ダイアナ「そんな‼真神様、お許しを‼」
神ソクラテス「私の予言書には書いてありません。そんなこと」
神ライアン「そりゃないぜ、真神様‼」
女神アイリス「どうかお考え治してください。真神様‼」
すると
現真神「やかましいわ‼これより四人の神化を解き、地上送りにする‼魔方陣、発動‼」
女神ダイアナ「そんな、お許しを‼あ~‼」
神ソクラテス「予言には~」
神ライアン「神化が解けて、うわ~、落ちる~‼」
女神アイリス「ああ~ん。もお、せっかくの美貌が~。て、落ちる落ちる、これやばくね?まじやばくね?わ~、死ぬ~‼」
四人「落ちる~」
こうして四人の神は地上へと落ちていった。
~現代日本~
「明日から、いよいよ夏休みです。くれぐれも危ないことに巻き込まれないように‼何かあったら、学校に連絡すること‼」
「起立、例‼」
「ありがとうございました。」
ここは日本にある、とある高校。
ある少年が椅子から立ち上がった。
少年(よし、帰るか。)
少年の名前は大沢和也。彼は帰り道で、スーパーで大量の食料と飲み物を買った。袋一杯に入った飲み物や食べ物を抱えて、家に帰っていった。
母親「あら、和也お帰りって、何よその大量の食料と飲み物は!?」
和也「母さん、俺、今からバーチャル世界に行ってきます‼」キリッ。
そうして階段を登り、自分の部屋に入っていった。
母親「えっ、和也、ちょっと待ちなさい‼」
どん‼という音をさして、部屋に鍵をかけた。
母親「開けなさい、和也‼」
母がいろいろ言ってくるが、おかまいなく袋を降ろして、ゲームの電源を入れた。
和也「さて、何からやろうかなぁ。積みゲーがいっぱいあるから、夏休みの間に終わらせないとなぁ。」
積みゲーの山から、最初にやるゲームを探した。すると、
和也「あっ、これ面白そう。何々、『超次元ワールド』!?」
『超次元ワールド』と書かれたソフトをゲーム機にセットし、テレビをつけた。
和也「何か神ゲーな雰囲気があるなぁ。めっちゃオーラあるし。」
画面には○○○○クエスト的なオープニングが始まり、スタート画面がでた。
和也「よし、スタートだ‼バーチャル世界に突入だ‼」
ポチっとなというセリフが出ると画面が渦が巻かれた状態になりました。
和也「こういう画面を見ると、目が回るんだよなぁ。あれなんか吸い込まれているのかな?」
和也の体がだんだんと画面の中に吸い込まれていく。彼もそれに気づいた。
和也「あれっ、えっ、まじで吸い込まれてねぇ、これ。待てよ待てよ、何でだよ。意味不明だよ‼俺、今から積みゲー全部やらないといけないのに、ふざけんなよ‼」
こうして和也はテレビ画面に吸い込まれていった。
どしーん‼
和也「いてててて。てっ、ここはどこだ~‼」
『超次元ワールド(1)』終