ただのあとがきです。長くなってしまったので1話まるまる使っただけです。あと途中のおっさん談義は本編になんの関係も無いので読まなくても良いです。
あとがき
まずは「このつまり養ってくれるってことですか?」を読んでいただきありがとうございます。思った以上に多くの方に読んでもらえて…以下省略。
さて、とりあえずあとがきということで、この話の裏話やらなんやらをダラダラと書き綴ろうと思います。もともとこの話は1話だけの短編で終わらそうかなと考えていたものです。だから当初は登場キャラの設定がいい加減で、特に年齢設定をおざなりにしてしまいました。その結果、ニートと薫といい、由紀と佐紀といい、歳の離れた兄弟ばかりになってしまいました。あとアレだ、おっさん多かったね。プレイヤー9人のうち、係長、犯罪者(明確に何歳とか書いてないけど、多分おっさん)、それとおっさんではないけどおじいちゃんの3人がおっさん。すでに3分の1がおっさんのくせに、女性陣も3分の1しかいないから、おっさんを相殺出来てない。おまけに田中さんまでおっさんだし、もうほとんどおっさんしかいねえじゃねえか。せめてショタをロリにすればよかったなと何度後悔したことか…。登場人物がおっさんの方が多いとか…ほんともうないわ…。
っていうか、おっさんってほんと損してるよね。おっさんってだけでほんと損してるよね。よく分かる例として、例えば渋谷のハチ公の銅像におっさんが跨ってたらどう思う?。とりあえず距離取るよね?。でも、それがおっさんじゃなくて美少女だったらどうよ?。『もしかして何かの撮影かな』とか思わない?。撮影じゃないとしても、『何かしらの理由があって彼女はハチ公に跨ってるんだな』って思わない?。そう思わないあなたはいまから話すことを読んでも仕方がないので、プラウザバックするか、次の段落まで呼び飛ばして欲しい。あなたには悪いが、私はもう少しだけおっさんについて語りたい。それで、美少女だったらなにか理由があるんだろうなと思うそこのあなた、あなたみたいに人を見た目で判断する人がいるからおっさんは損するんだよ(見た目で判断する人に作者も含まれる)。そういう人は美少女だったら、無意識のうちに彼女を擁護しようとなにか理由を探そうとする努力をしちゃうんだよ。美少女だったらそういう理解をしようとする努力をするけど、おっさんだったらなにも考えずに距離を置いちゃうんだよ。だから美少女と比べたらおっさんは冷ややかな目で見られる確率が高くなるんだよ。だからおっさんってだけで損してるんだよ。とりあえず、何か少しでも変なことをしたらおっさんの場合は距離を取られて、その後にツイッターで愚痴られることになるのだ。例えば電車で隣にいたおっさんが臭かったとか、禿げてたとか…。もうおっさんってワードが臭いとかハゲとか連想されてしまうくらいおっさんの社会的地位は低いのだ。いや、まて…臭いからおっさんなのか…いや、おっさんだから臭いのか…?。もはやこれは哲学である(極論)。フィクションでもノンフィクションでもおっさんの需要はない、悲しい…禿げそう。結局、何が言いたいかというと、おっさんってだけでその人を判断しないで欲しい。なぜならばおっさんだって自ら望んでおっさんとなってしまったわけではないのだから。おっさんだってイケメンに生まれたかったさ。誰もおっさんになりたくておっさんになったんじゃないんだ。ただ、僕らは歳月という呪いによって醜いおっさんに姿を変えさせられた哀れな被害者なんだ。だから、おっさんってだけで人を判断しないで欲しい。イケメンがやって許されることをおっさんがやると許されない世の中にならないで欲しい。『ただし、イケメンに限る』という言葉がこの世から爆発四散することを願って、私のおっさん談義は終了させていただこうと思います。皆様の応援ありがとうございました、なおほゆよの次回作にご期待ください。
閑話休題、とりあえず何を話せばいいか分からないので、キャラ一人一人の裏設定とか感想でも書き綴ろうと思います。まずはニート。初期設定では高校を卒業後、就職が見つからずにニートをしていたという設定でした。しかし、ヒロインのJKとの関係上、高校中退した中卒ニートに進化した。とりあえず同い年で異性の幼馴染がいるとか…死ねばいいのに(真顔)。彼がどうして学校を中退したのか…なぜ職が見つからなかったのか…そこら辺はまるで考えてないです。高校をどうしても辞めなきゃいけない悲しい理由があったとか、就職できなかった理由とか、そういうのは無いです。ただ単に彼は面倒くさくなっただけのクソ野郎です。そんなゴミ屑ですが、物語が進むにつれて主人公してくれて良かったです。あと、こいつに彼女が出来るとか気にくわないとかそんな理由でJKとの関係は中途半端に終わらせました。中高生リア充は爆死しろ。
続きましてJK。彼女は当初はヒロインの予定ではありませんでした。月宮カグヤというなんというか竹取物語を連想させる名前の彼女は最初は作者の中では謎の美少女的存在の予定でした。とらえようがなく、謎の多い美少女キャラ…ですが、やっぱりヒロインは女子高生じゃないとなという理由でヒロインに押し上げたキャラです。ですが、中盤付近まで幼馴染設定とかいろんなフラグを立てまくったのに作者が思うように恋愛してくれなかったキャラ。正直、作者的には使いにくかったんだよね、この子。そんな彼女ですが、田中さんが恋のキューピットとして動いてくれたおかげで、徐々にヒロインとして本領を発揮し、トイレで1人でお弁当を食べる話で作者もようやくこの子が気に入りました。彼女の過去について、ニートとの今後の関係については…まぁ、続編が出たらその時にしましょうか。
お次はビッチ。元々はこいつがヒロインのつもりだったのだが…女子高生には勝てなかったよ。ニートについでヘイトを集めそうなキャラですが、清々しいくらいにビッチなので作者は嫌いじゃないですよ。むしろ好感が持てます。悪口から良いことを言うことまで、何をやらせてもおかしくはなさそうなキャラなので作者的には使いやすくて助かりました。たまに見せる優しい一面もあり、少なくともニートよりはツンデレの才能があったと思います。
次はイケメン。冷静で頭も切れておまけにイケメン…よし、殺そう…なんどもそういう衝動に駆られましたが、生き残ったイケメン。ナルシストの一面があるためボケにも使えるので正直使いやすかった。プレイヤー達のうち、彼の過去だけがまるで語られなかったのは今後の伏線のため…などではなく、ぶっちゃけ何も決めてなかったからです。むしろ、過去を決めないことによって、エンジェルの正体を読者から隠すためのスケープゴート的な役割が作者の中ではありました。彼の過去を書いてしまうと、あまり過去について語られてないショタ君に注意がいくんじゃないかと思ったので、なにも決めませんでした。最後に意味深な伏線も残していましたが…はい、特に考えてません。
続きまして、犯罪者。何かの犯罪を犯して、逃げるために島にやってきたキャラ。普通のデスゲームだったら真っ先にヘイトを集めて、真っ先に殺されるような設定をしてますが、作者は見せ場を作るためだけに用意された知恵の浅い悪役が大嫌いなので、彼もまた良い人です。…殺人犯だけど。こいつも最初は何の犯罪を犯したのかを具体的には決めていませんでした。なんとなく、エンジェルと繋がりがありそうと思ったので、最終的にはエンジェルと組んで島に来たキャラに落ち着きました。何人も出てくるおっさんの中でなにかと頼りになるおっさんというキャラ分けに成功したおっさん。
お次は係長。娘に嫌われたとかそんな理由でデスゲームをやらなかった彼。だけど、彼はしばらくしたら娘に会うべく島から出たくなるだろうなとぼんやり思ったので、ニートと熾烈きわまる決闘(茶番)をさせてみた所、社畜属性の追加に成功しました。それからなんやかんやあって最終的には少し頼りないけど、優しいおっさんの地位に止まりました。あと、関係無いかもしれませんが、係長の娘のモトコとJKは同じ学校に通ってます。本編の中にも少しだけそのことが語られてますが…まぁ、どうでもいいですよね。あとこれもどうでも良いですけど、最近のアニメとか漫画とか見てると、社畜かニートばかり登場しているような気がする…。これでは働く=社畜という認識が広まってしまうなどと、どうでも良いことを考える今日この頃…。
次はアパレル。アパレル店員→農家の娘→オカンの順にその姿を変えたキャラ。元々は借金は親が残したものではなく、買い物依存症で作った設定であったが、買い物依存症キャラとかどう書けばいいか分からなかったので、親の借金に追われた哀れな田舎娘に定着しました。…今となって、買い物依存症キャラの方が良かったかもと思う時が時々ある。もしかしたら影が薄かったと思う人もいるかもしれませんが、見えないところで頑張ってくれてるのがオカンというものです。ありがとな…オカン。
次はおじいちゃん。元々病気で亡くなる予定だったが、ノリで覗きに失敗して死んだことになってしまったおじいちゃん。他のプレイヤーから全然御墓参りとかしてもらえなかったおじいちゃん。…なんかごめんよ、あまり見せ場を作ってやれなくて…。でも、最序盤にエンジェルになにか繋がりがある伏線を残しておいたおかげで、前回のデスゲームのゲームマスターだったという設定を手に入れたおじいちゃん。ぶっちゃけ、前回のデスゲームのゲームマスターっていうのは後付け設定だから、大した伏線残せなかったんだよなぁ…ごめんよ、おじいちゃん。でも、第2話でニートに託した拳銃は、一度は錆び付いて使い物にならなくなったが、犯罪者の手に渡って修理され、ショタの手に渡り、最後の場面で使われたという裏設定があります。やったね、役に立てたよ、おじいちゃん。
最後にショタ。第1話からエンジェルは登場していたが、ショタがエンジェルなのが決まったのは第5話を書いてる時くらいでした。元々エンジェルは島にひっそり住んでた原住民できた、チャンチャン…という感じで終わらそうかなと思っていたのですが、『島に原住民が住んでた』→『その原住民はどうやって生まれたんやろ?』→『だったらデスゲームの最中に生まれた子供にしよう』という流れでエンジェルは前回のデスゲームで生まれた子供に決定しました。その後、年齢とかいろいろ考慮した結果、エンジェルはショタ一択となりました。正直、7歳の子供にこんなことできるのか?という疑問は作者自身も尽きませんでしたが、ところどころにショタのポテンシャルの高さが垣間見えるように心掛けて書いている内に、『まぁ、できるやろ』と自分では納得してました。一応、作者的にはショタがエンジェルである伏線はかなり書いたつもりなんですが…分かりにくかったかもしれませんね。ショタがエンジェルだと知った上でもう一度読んでみたら印象が変わる…かもしれませんね。前回のデスゲームが5年も続いたのは、ショタをある程度の年齢まで、デスゲームで育てたかったからです。この小説はジャンルはギャグですが、作者がなにを描きたかったかというと、エンジェルの正体と、それを隠すために犠牲になった人たちの努力なので作者が一番こだわったのは彼の存在です。ちなみにですが、最後にMr.X達をはめた落とし穴の伏線は12話の冒頭辺りに書いてます。
と、まぁ、キャラの説明はこの辺で…おっと、大事な人を忘れていましたね。最後の最後に我らが田中さんです。は?Mr.X?なんのこと?。とりあえず、彼なしではこの物語は成立しませんでした。デスゲームのゲームマスターとプレイヤー達の奇妙な絆があったからこそ、この物語は成立しました。作者の最初のお気に入りキャラは間違いなくこの人です。この人がいたからなんとかこの小説を書く気になり、この人がいたから他のキャラが立ってきた気がします。すべて田中さんのおかげです。ありがとう、ポンコツ。そういえば、田中さんの初期設定に機械音痴な一面がありましたが、あれは元々はエンジェルの正体は助手のつもりだったからです。機械音痴な田中さんをなんやかんやでだまし、エンジェルの携帯を持っていたのはなんやかんやで助手だったというトリックのために機械音痴にしてみましたが…まぁ、今となってはどうでもいい設定ですね。というか、田中さんがポンコツ過ぎて、助手が代わりにちゃんとしたゲームマスターをやってくれないと物語が崩壊しそうだったので、助手がエンジェルだった説はお釈迦になりました。ほんと、田中さんはポンコツだな(ニコニコ)。それはそうと、田中さん、妻子持ちで娘も2人いて、なんか良い感じの奥さんに恵まれて、しかもJK達のバストサイズまで把握してて…死ねば良いのに(真顔)。…あぁ、俺もあんな感じの奥さんに尻に敷かれたい。
それと…登場回数は少ないですが、ニートの姉でショタの母である薫についても語りましょう。なんとなく33話で初登場させてみたキャラですが、思いの外、作者の中では良い感じにまとまった話になってくれたので、この過去編だけに出てくるキャラとしては勿体無いな、などと思ってしまいました。おまけにあの話は薫の結婚という伏線まで残せたし…書いて良かったと思ってます。本来ならば田中さんに仕掛けたドッキリ(18話)とおじいちゃんが残した前回のデスゲームの記録をかいつまんだ説明(25話)だけで過去にデスゲームでなにがあったかの説明はそれだけで終えるつもりでした。ですが、やはりそれだけでは話を補填できないと思ったため、薫の最後の話(39話)を予定を急遽変更して書きました。正直、悲しい話はこの小説ではそんなに書きたくなかったが…。要するに彼女は本来ならば直接登場させる予定は無かったキャラですが、なかなかのお気に入りキャラだったりします。ちなみにですが、このキャラには元となったキャラがいます。作者が書いてる別の小説の「悪の手先の風上にもおけぬ」に登場したキャラなのですが…その小説はこの小説の10倍くらい長いし、10倍くらい読みにくい作品です。時間と根気をドブに捨てる覚悟がある方はどうぞ。作者的にはいつか一から手直ししたいなと思うくらいには思い入れのある作品です。
と、まぁ、ここまでいろいろダラダラ書きましたが…この作品はいかがでしたでしょうか?。称賛の声も、罵声もアドバイスとして聞き入れたいので、なにか感想を述べてくれたら嬉しいです。そういうのは今後のやる気に関わってきますし、正直、『評価に値しないという評価』が一番辛いです。この話は完結しましたが、それでも今後も気まぐれでなにか番外編でも書いたら投稿していきたいと思います。続編の方は…やる気が出たらやります。…具体的には、ポイントとか付けてくれるとやる気出るんだけどなぁ(チラッチラッ)。
それでは、また何かの機会に違う作品でお出会いましょう。さようなら。




