表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
つまり養ってくれるってことですか?  作者: なおほゆよ
無人島編
29/52

酒飲んだ深夜テンションで書いた話だから色々と許して

前回のあらすじ


安心しろ、今回こそ着衣水泳回だ。




人物紹介…はいらないかな。

服、それは古来から人間にとって、切っても切り離せない相棒であった。


かつて人は服で身分を示し、十二単と呼ばれる重さ20キロほどにも及ぶ服をわざわざ身につけたり、コルセットを無理して巻いて肋骨を折ったりなど、服は人にとって重要な役割を担い、さらには己を傷付けてでも身につけたいと思わせるほど魅力的な存在なのだ。


現在でも服装はファッションという言葉に変わり、人の見た目や内面を表現する術となっている。


それだけでは無い。


人は服を身に付けることにより、自分の身体の大切な部位を隠す習慣を得たのだ。


これにより、人はエロくなったのだ。


どういうことかというと、とりあえず服の無い世界を考えてみて欲しい。


いろんな人がいろんなところを堂々と露わにしている世界。


いろんな人がいろんなところを堂々と露わにすることが習慣となった世界。


そんな裸体が当たり前の世界で君は人の身体に興奮できるだろうか?。


否、例えばどこかの部族で恥部をさらけ出している部族がいるが、全然エロく無いだろう?。


そう、全然エロく無いのだ。


エロとは大事なところが隠れているからエロいのであって、恥部が隠れていなかったら、それはもはや『恥』部では無いのだ。


つまりは服を着て、体を隠すことによって、エロが生み出されたのだ。


そう、言うなれば服はエロの産み親なのだ。


服が無ければエロは産まれてこなかったのだ。


ノー服、ノーエロスなのだ。


結局のところ何が言いたかったのかと言うと、服は凄いということだ。


…話は変わるが、今度は水の話をしよう。


ご存知の通り、水は人間にとって切っても切り離せない存在なのだ。


それについてはわざわさ語る必要も無いだろう。


そして水はエロい。


どういうことかと言うと、濡れ場という単語を想像して欲しい。


もうすでにこの響きだけでエロい。


さらには水というのは何かと妄想が膨らむ物に連想されやすい。


例えばお風呂、温泉、プール…エトセトラ。


そう、つまり水というのは何かとエロいものに付き物なのである。


水によってエロは急速にその力を増長させる作用があるのだ。


言うなれば、水はエロの育て親なのである。


そしてエロの産み親の服、エロの育て親の水が組み合わさった時、その二つの強大なる超化学反応によってリビドーは覚醒し、エロは完全体へと進化する。


これこそがエロレボリューション、略してエロリューションなのである。


そしてこの服と水というエロ界のアダムとイブが出会い、この世に産み落としたたった一つの完全体エロこそ…着衣水泳なのである。


水によって体に絡まりつき、その主人の身体の輪郭を克明に浮き彫りにし、濡れることで神秘のベールの化した神なる衣服を脱がすこと無く、隠されたエロリズムを露わにするこの着衣水泳こそがエロリューションの最終形態。


ニート「そう、着衣水泳とは…すなわち神なのである」


海で着衣水泳に勤しむJK達を遠目に、砂浜で長々と着衣水泳のエロさを語ったニート。


その傍らで係長が一言。


係長「それで、着衣水泳で服が濡れた女子が目の前にいるけど、そのご感想は?」


ニート「…正直、罪悪感を感じて直視出来ない」


犯罪者「ただのヘタレじゃねえか!」


ニート「ヘタレなんかじゃ無い!!。ただ、無邪気に笑う彼女らを邪な目で見ることに強い罪悪感と、嫌らしい目で見られてると女子に悟られたときのリスクを考えると…」


犯罪者「ヘタレ」


ニート「ヘタレなんかじゃ無いもん!!」


係長「でも、よく考えて見てくれ、ニート君。今回は君を主体としたお話だ。だから君が見聞きしたものだけが文字として描写される。だから、君が彼女らを見なければ彼女らの濡れ姿が描写されることは無い。女の子のエロ描写が無ければ、君が普段から気にしているテコ入れも出来ないんだよ?」


犯罪者「そうだとも。ニートが彼女らを直視しなきゃ、テコ入れは完了しないんだ」


ニート「で、でも…」


係長「君だってテコ入れの大切さを分かっているだろう?。テコ入れをしなきゃ、新たな読者層を取り込むことも出来ないし、物語のマンネリ化も進行する。テコ入れによって物語は救われ、私達も打ち切りというthe endを乗り越えて、延命することができる」


犯罪者「つまり、俺たちはテコ入れをしなきゃ終わるってことだ」


係長「その通り。だから、私たちの命も君のテコ入れにかかっているんだ」


ニート「…俺のテコ入れに…みんなの命が?」


犯罪者「そう、俺たちためにも、この物語に存在する全ての生命のためにも…お前は彼女らを直視し、エロ描写をしなきゃいけないんだ」


係長「彼女らも自分の身体の一つや二つ露わになるだけで長く生きらえることが出来るんだ。だから、きっと君が彼女らを直視するのは彼女らにとって本望なんだよ」


犯罪者「そうだ、だから何一つ悪気を感じる必要は無い。これはお前に課せられた使命なんだからよ!!」


係長「さぁ、だから早く彼女らをその瞳で見るんだ!。そしてみんなに、僕達にも分かるように鮮明なエロ描写をするんだ!!」


犯罪者「お前が見なきゃ、みんなにも、なにより俺たちにもエロが伝わらないんだよ!!」


ニート「分かってる。分かってるよ…でも…ダメなんだ…」


係長「なにがだい?。なにがダメだって言うんだい!?」


犯罪者「この世界の存亡がかかっているんだ!!。それなのに、なぜ躊躇う必要なんてある!?」


ニート「ダメなんだよ…だって…だって………作者はエロ描写なんてしたことないんだから!!」


犯罪者「なん…だと?」


係長「エロ描写を…したことない…だと?」


ニート「そんな奴が…みんなを満足させられるようなエロ描写なんて…出来っこないんだ」


犯罪者「で、でも…他の小説を見よう見まねで書けば…」


ニート「それもダメさ。だって…作者は普段から小説ではなくて…漫画しか読まないんだから…」


係長「そんな…」


犯罪者「なんでそんなやつが小説を書いているんだ…」


ニート「だから…エロ描写は諦めて欲しい。テコ入れなんてせず、大人しくみんなでこの物語の終焉を迎えよう」


犯罪者「いや、待つんだ。誰にだって初めてはある」


係長「そうだとも、今日というこの日を初めてのエロ描写にしようじゃないか」


ニート「で、でも…具体的になにを描写すればいいのか…」


犯罪者「…下着の色だ。着衣水泳で濡れた服から透けて見える下着の色、これだけでいい」


係長「そうだとも…難しいことなんて要求しないさ。下着の色、これだけあればあとは僕らの妄想で勝手に補えるからさ」


ニート「下着の色…よし、それならいけそうだ」


犯罪者「頼んだぜ、ニート」


係長「しっかり頼むよ。君の瞳に、世界がかかってるんだからさ」


ニート「うん、分かったよ」


二人の慈愛と不純に満ちた言葉をしっかりと胸に受かったニートは、まるで自分に言い聞かせるようにそう呟いた。


二人のおかげで、心を曇らせていた罪悪感という雨雲は晴れ、エロという太陽がニートの心に降り注ぐ。


もう、ニートの心に迷いなんて無かった。


テコ入れをするため、この世界を救うため…なにより、自分のエロスを解消するため、ニートは着衣水泳を勤しむ彼女らの元へと駆け出した。


しっかりとした足取りで、まっすぐに浜辺へと走り、そして…満を持して、そのまなこで彼女らをとらえた。


そして…微かに胸元に浮かび上がるその色彩を目に焼き付けたのだ。


ニート「…見えた」


ニートは必死に興奮を抑え、淡々とそう一言だけ口にして、颯爽と二人の戦友の元へと帰還した。


一皮剥けて、行きと比べてどこか成長した顔付きで友の元に帰ってきたニートは自信満々に口を開き、そして…世界が求めた色を唱えた。


ニート「アパレルは青!!、ビッチはピンク!!、JKは白!!」


この瞬間、この世界は救われたのだ。


テコ入れという魔王との戦いを終え、ニートは真の勇者となったのだ。


もうテコ入れに恐れる必要などない。


なぜならば、僕らを試したテコ入れはもう、笑顔で僕らを迎えてくれているからだ。


テコ入れという試練を乗り越えた僕らに、もう争うべき相手などいない。


この世界はもう、誰からも侵略されることも無い、完全な世界へとエロリューションしたのだ。


そして、そんな勇者一行に着衣水泳を楽しんだ女子陣営が近づいて来て、楽しそうにこんな談笑をしていた。


JK「それにしても…あらかじめ、中に水着を着て置いてよかったね」


アパレル「そうね。田中さんから送ってもらった水着が無かったら、いまごろ下着が透けて丸見えだったものね」


ビッチ「水着なら透けても問題無いもんね。…あ、でもイケメンさんに見られるのは恥ずかしいかな…」


そんな会話で盛り上がる女性陣は、テコ入れで世界を救った勇者一向に目もくれず、スタスタと横切っていった。


残された勇者一向は、絶望に包まれ、そして勇者ニートが一言呟いた。


ニート「下着じゃなくて…水着かい…」


係長「これがホントの『水着回』」


犯罪者「お後がよろしようで…」

Q、田中さん、水着を送ったってことは、なんで女性陣3人のバストサイズ知ってるんですか?


A、え?普段から着替えとか送ってるから知ってるけど?


Q、あ?


A、え?なんかごめんなさい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ