表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/24

持論:厨二病は誰もが通る道


 疑問:小説なんだから好き勝手やればいいじゃん?



 唐突ですが童話の『シンデレラ』をご存知でしょうか?

 まぁ、知らないという人は、まずいないでしょう。

 では『シンデレラ・コンプレックス』という言葉をご存知でしょうか?



【シンデレラ・コンプレックス】

 男性に高い理想を追い求め続ける、女性の潜在意識にある「依存的願望」を指摘したシンドロームの名称。童話『シンデレラ』のように、女は今日もなお、外から来る何かが自分の人生を変えてくれるのを待ち続けている、としてこう名づけられた。

 米国の女流作家コレット。ダウリングが1981年に提唱した概念。ダウリングは著書において「他人に面倒を見てもらいたい」という潜在的願望によって、女性が「精神と想像性」とを十分に発揮できずにいる状態を「シンデレラ・コンプレックス」と表現している。押さない頃から女性の幸せは男性によって決まると考え、シンデレラのように理想を追い求めるも、主婦をやっているうちに自主性を見失い、結果的に夫に依存し自由と自立を捨ててしまうとされる。

 女性の自立を拒む要因のひとつとして「白馬を駆る素敵な王子様がどこからか現れて、迷える女の子である自分を救ってくれる」という幻想に取り付かれていることが原因である。

                              (wikipediaより)



 よく恋愛心理学で言われる言葉ですが、いわゆる「お姫様願望」です。

 素敵な白馬の王子様が颯爽と現れて、助けてくれるという乙女の願望です。


 そしてもうひとつ。

 『英雄症候群ヒロイック・シンドローム』という言葉をご存知でしょうか?



【英雄症候群】

 英雄症候群とは、英雄願望や自己顕示欲の強い、偏った思想を持つ人間にありがちな精神状態を示す。

 英語では、ヒロイック・シンドロームとも呼ばれている。ただし「症候群」という表現を含んでいるが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での「病気」または「精神疾患」とは無関係であり、いわゆる「厨二病」に近い概念である。

 たとえば、ある特定の場所で、大災害などでなんらかの大きなトラブルが起こった際、そこにいる者達の迷惑を顧みず、ただ自分の義憤や正義感だけに任せて強引に介入し、支援活動や救助活動を行おうとする自己中心的な人間が、英雄症候群に陥る人間として挙げられる。他にも警察官をはじめ、国家公務員や政治家にも発症しやすいとされている。

                              (wikipediaより)



 文中にも書かれていますが、要するに厨二病です。

 ただしこちらは妄想に留まらず、現実に行動するパターンが多いようですが。


 さてさて。

 シンデレラに夢を見た女の子。

 ヒーローにあこがれた男の子。

 子供の頃を振り返れば、多くの人はそんな時があったのではないでしょうか?

 夢があります。素敵です。

 世間の荒波に揉まれると「ンなこたぁ現実には起きねぇんだよ、ケッ!」って気分になるかと思いますが、人は何歳になってもシンデレラ・ストーリーや英雄譚が大好きなのです。お姫様やヒーローになりたいのです。

 だからいい歳した大人が、シンデレラ・コンプレックスやヒロイック・シンドロームを持つ場合もあるのです。


 サン=テクジュペリ作 『星の王子さま』にはこうあります。

「大人は誰でも、かつては子供だった。そのことを覚えている大人は、少ないだろうけど」


 ランキングにはそれが顕著に現れてます。

 方針としては、間違ってはいません。

 主人公はヒーローやヒロインであって欲しいでしょうし、そんなキャラクターの活躍とハッピーエンドを見たいでしょう。

 少々幼稚だと気になる人がいるかもしれませんが、中二病全開でやればいいんですよ。ヒーロー・ヒロイン出せばいいじゃないですか。人は誰かの王子様・お姫様でいたいんです。


 ただし、ここ一番重要。

 一歩間違えば、ただの黒歴史になることも覚悟しておいてください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ