持論:採用試験を行おう
疑問:キャラ作成完了! だから終わり?
キャラクター作りました。
だから小説書き始めましょう。
そんな風にチャチャッと書いてる人は、きっと多いのではないかと思います。
勢いで書く人もいれば、じっくり考えて書く人もいるでしょうから、そのやり方を一概に否定する気はないですが、個人的にはオススメしないです。
アルバイトでは面接だけで判断する場所が多いでしょうが、会社では採用試験を行うところが多くあります。
また以前にもやった履歴書の話になりますが、紙に書かれた内容だけでは、どんな人間かわからない。だから三ヶ月くらい実際に働かせてみて、仕事に適正があるかないかを見るわけです。
それを一度、小説でもやった方がいいです。
物語を書き進めていくと、最初と後の方で書いたキャラクター像が違う、なんてことがよく起こります。
最初はヘタレだったけど、成長した結果、違う印象を放つようになったのならば問題ありません。
しかし唐突にキャラの印象が変わったのであれば、作者さんがキャラを把握しておらず、破綻してるということです。
更に考えたのと書くのでは、実際違うことがあります。 実際に作者さんが、そのキャラを楽しんで描けるかも大事です。
だから、そのキャラクターを使ったショートストーリーを作ってみることをオススメします。
最初付近で書きましたが、キャラクターはそのストーリー、その世界観があってこそ生きるものです。
キャラクターシートだけを作っても、それが生きるかどうか、わからない。
シリアスな世界観にギャグキャラを突っ込んで、話をブチ壊すようなことになるかもしれない。それ以前に作家さん自身が使いこなせないキャラクターに作ったかもしれない。
だから実際に小さい話をいくつか作ってみて、キャラクターを動かしてみるのが一番です。
どういった内容で書くのかは、これをやっている作者さん次第で違うようですが、よく言われてるのは。
・受動的な行動パターン
・能動的な行動パターン
この二つに集約する様子です。
突然なにか事件に巻き込まれてどうするか。そして逆境でどうキャラクターが反応するか。
そんな感じでしょうか。
ちなみに自分の場合は。
・多人数時の会話のスタンス
・アクシデント時の反応
・ピンチに陥った時の反応
この三つの内容で、あるいは全てを含んだ内容を書いて判断しています。
たとえば……会議中トイレをガマンしている心境とか、財布を落としたと気づいた時の反応とか。
「なんでそんなマヌケな内容で?」という反応は黙殺します。