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持論:関係図作って関係を強化しろ


 疑問:複数のキャラクターを作る場合は?(二回目)



 作者さんの周囲には、多数の人たちがいると思います。

 家族、友人、恋人、敵、クラスメイト、会社仲間など、なんらかの関係性があって、影響し合ってると思います。

 そして小説のキャラクターも同じです。それは説明不要でしょう。

 ひとりのキャラクターだけでなく、周囲のキャラクターに影響されています。


 その関係性を整理するのに、自分は人物関係図を作ることをオススメします。

 友人、家族、恋人、敵、クラスメイトやチームメイトでも立派な関係性ですが、主要キャラについては『キャラAはキャラBのことをどう思っているか』に注目した方がいいかと。


 そうして図にしてみるとわかりやすいのですが、『主人公⇔キャラA』『主人公⇔キャラB』との関係性は考えていても、『キャラA⇔キャラB』の関係性を考えていないという状態が結構あります。

 あまり親しくないクラスメイトが休んでいても気にかけないように、「キャラAはキャラBのことをなんとも思っていない」という関係が存在して、なにもないのなら構わないです。

 しかし同じ場面に、一度ならず一緒に行動している描写があって、その程度の関係性しかないのもどうでしょう?

 たとえば『キャラAは主人公が好き』『キャラBも主人公が好き』となってて、キャラAとキャラBに面識があって、関係性がないのは妙ではないでしょうか?

 『キャラAとキャラBは敵対している』ならば、典型的な三角関係です。どちらかというと昼ドラ的な。

 『キャラAとキャラBと友好でありたい』となっていれば、少年・少女マンガ的なドラマが展開するでしょう。

 しかし『文中では親しく話してるキャラなのに関係性がない(なんとも思っていない)』という奇妙な状態がわかるなら、それを回避した方がいいでしょう。


 勘違いして頂いては困るのですが、『相関図でキャラ同士が必ず結びあっているようにしろ』と言っているわけではありません。逆にそこまでしたら図自体が見にくくよくわからなくなります。

 しかし整理せずにキャラ同士の関係性を考えずに物語を書いて行くと、『主人公』と『その他』という、空気キャラの集団に見えてしまう可能性が高いです。



 関係性についてはもうひとつ。

 キャラクターの要素を高めるコツとして、関係性を表す言葉を二つ以上にするというのがあります。

 たとえば『親友』であり『ライバル』

 たとえば『主従』であって『恋人』

 たとえば『宿敵』にして『片思い』

 仲良くしたいけど仲良くするわけにはいかない。戦わないとならないけど戦いたくない。

 ひとつだけの関係性だけでなく、一見相反するような二つの関係性があると、それだけキャラの結びつきが深くなりますし、葛藤が発生して緊張感と盛り上がりを生むのは、想像できるかと。


 ともかく人間関係を作者さんがキチンと把握すること。それは絶対条件です。

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