持論:失敗の原因はあるけど成功の秘訣はない
疑問:そもそもキャラクターを立てる必要があるのか?
キャラに魅力がないと小説は成り立たないのか?
キャラクターは言うなれば記号の集合体、テキトーに組み合わせで作っていけばいんじゃないのか?
「自分が作りたいのは○○な物語でキャラはそのための駒なんだよ! そんなのどうでもいい!」なんて言い切る方もたまにいるので、そこから始めましょう。
可能か不可能かで言えば、キャラが立ってなくても小説を作ることは可能です。
でも「キャラクターに魅力がない小説を読みたいか?」と訊かれたら、大半の人はNOと答えるでしょう。
それにエンターテイメント性を追求すると、キャラクターの重要性はものすごく高い。
誰もが知ってる桃太郎を、セリフ棒読みで演技力大根の幼稚園児たちが演じる劇を楽しめる?
この問いに「楽しめる」と答えた方。
幼稚園のおゆうぎ会で「ウチの子一生懸命がんばってるね」と楽しむのではなく、全く見ず知らずの子供が出演している劇を、時間と金額を使って見に行ったと考えてください。
やはり「楽しめる」と答えられますか?
これでも「楽しめる」と答えた方。
あなたは劇を見ている場面を想像しているのではなく、幼児がピョンピョン飛び跳ねるのを想像して愛でている可能性が高いです。時間と金かける価値がある光景だと思われてるようですので。道ですれ違った幼な子に好奇の視線を送っていないでしょうか? なにをするでもなく公園で遊ぶ子供たちを眺めていないでしょうか? 今のご時勢では不審者扱いされる危険があります。周囲の人々か心理カウンセラーへの相談をおすすめします。
それはさておき、話は誰もが知っている桃太郎だとしても。
「劇団○○による史上最高の桃太郎」と銘打たれていたら?
いま流行りのアノ有名子役を起用した桃太郎なら?
どんなものか興味が惹かれませんか? 少なくとも幼稚園のおゆうぎ会とは一味違う雰囲気がありませんか?
だからありきたりのストーリーでも、キャラの質が違うだけで充分な戦力になるのではないでしょうか?
では、どうすればいいか?
どうすれば魅力的なキャラクターを作れる?
……そんなのわかれば苦労しないですよ。
しかも全作家が常に悩んでることです。
そしてきっと、正解はない。
絶対的な正解があるなら、既に広まっているはずですから。
だけどなにかヒントになるのものはないかと探したい。
それは見つけたい。
少なくとも失敗しない方法は知っておきたい。
だから自分の考えをまとめるためにも、こんなものを書いてみました。
小説全般の書き方作法について書かれたハウトゥー本なんかとは違い、これはキャラクターの部分だけを抜き出し、掘り下げたものです。
読んでくださる方がいるのが前提の書き方をしていますが、『小説の書き方が上手くなる方法』を挙げるのが目的の文章とは異なります。あえて言うならその一部分だけを抜き出した文章です。
その辺を留意してください。