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願いが叶ってしまった!


 三話です


 七月七日日曜日。七夕。朝。


 目が覚める。

 今日はなんか目覚めがいいなーとか思いつつ、ベッドから降りる。

 体がいつもより軽い気がするが、それは、最近寝不足気味だからと、昨日早くに寝たからだと思う。

 目にかかる髪をはらう。


 ……もうこんなに伸びたかー。散髪に行こうかな?


 と、まだほんの少し眠っている頭で考える。

 くぅ、とお腹がなったので、とりあえず散髪の件については放置し、リビングへ。

 簡単にパンを焼き、マーガリンを塗って噛り付く。

 いつもより口が開きにくいなー、とか思いつつささっと完食。

 背伸びして牛乳を冷蔵庫から取り出して、コップに注ぎ一気飲み。

 食器と皿を流しに置き、顔を洗う為洗面所へ。

 ざっと顔を洗い、タオルで拭きながら何とはなしに鏡を見る。

 ……世の女どもはこんなののどこがいいのかねー?

 とか思いつつ。

 鏡を見た僕と、鏡の中から僕を覗く少女と目が合った。

 あ、どうもー、と軽く会釈。

 少女も会釈する。

 なんだ? いつから家はこんなに先進的な鏡を持ち込んだんだ?


「…………………………」


 ……………。

 ………………。

 ………………………………。

 ………………………………………………。

 …………………………………って違う。

 違う違う違う違う違う! 

 眼を瞑り一度深呼吸。

 すー。はー。

 ゆっくりと目を開く。

 ……おお、鏡の中の少女とシンクロした。相性いいかもしれませんねー。

 ではなく。ではなく!


「なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」


 まだ家族全員(父母姉)が寝ている為静かな我が家に。

 明らかに僕の声より高い、まるで。そう、まるで女の子のような声が響いた。


 次話は、またいつか投稿できるかと思います。

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