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4 :Corporal pleasure

俺は帰路に着いた。


風が俺を包み込む。

暖かい風が腕を包み込み、身体を駆け巡る。


まるで裸でいる気分だ。


「おーい、卓哉!」


「なんだ諒か。何だ?」


「ってか卓哉、お前タンクトップ似合うな。やっぱり、タンクトップを着こなすにはお前ほどの身体にならないとダメなんだなぁ〜。いやー、ホントかっこいいなー。」


「諒もファッションセンスあるじゃん。自分の身体を生かした洋服にしなきゃな。」


「あぁ、そうだな。」


「じゃあ、俺は帰る。」


「おう!明日学校でな。」


「こいつ、皆からの信頼が厚いから、どんどん寄生できる。楽しみだな。」



しばらくして家に着いた。


いつもの筋トレを終えた男らしい汗とそれを拭うタオルを首からかけた俺自信に惚れた。


風呂に入り、改めて卓哉の身体を見た。

腹筋といい、二の腕といい、足といい、細長く、いい具合いに筋肉がついていた。


自分の胸に指を当てる。

指から出た無数の紐が腹部をなぞりる。


性行為に似た快楽が襲った。

「はぁぁ・・・うわぁあ。」

と声を漏らす。


風呂から上がり、寝床についた。布団の中で奇妙な感じがした。

・・・俺の身体が次の獲物を求めている。女に移して欲しいと寄生虫が疼いている。


その時、目に一人の女が写った。優しく、人気もあり、スポーツは出来ないが、女らしい一人の女。


「よぉし。決めた。次はお前の身体を借りるぞ。」

ニヤリと笑い、寝た。

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