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プロローグ
初投稿です。
クトゥルフ神話やら7つの原罪やら、自身の創作世界に使用した色々なネタを乱用しています。
ゆっくりですが執筆を頑張りたいです。
よろしくお願いします。
[教典 聖女記 第18章 30節]
蕃神は慈愛が運びし寛容にて憤怒を奪われ、7つの破片を失い、永遠の眠りに着く。世界に平和は齎される。
「皆様、これは聖女様が蕃神の封印に成功することを記されています。来る禍の時、聖女様は《種族の力》と共に、この世界を救うのです。さあ、神の僕、聖人たちよ。神の御使である聖女様にーー」
その身、その心、全てを殉ずるのです。
この演説を聞く殆どの者たちは、とても喜び、酷く泣いて、喝采した。時期にこの世界に混沌を齎す邪神は、必ずや聖女に滅ぼされることを。
しかし、私は、これに複雑な気持ちを抱いていた。
次→0話『シナリオのおさらい①:第35話[悪役令嬢は嫉妬に呑まれる]』
更新:2024/8/25(内容の修正)
2024/8/31(内容の修正)