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新1話 誤字修正版(作者の読み返し)

「釈放だ。」

 冷たい声で言ってくる。


「えっ、急にどうして?」

 それは余りにも要素だにしない言葉で、ここに半年も冤罪で捕まっていた。


「冤罪が認められた。良かったな。」


「良かったなっ・・・」

俺はまだ高校生で半年もこの牢屋に入れられてた、しかも冤罪で・・・


 ここに来る前に義妹や、義姉、母、幼馴染、先輩、後輩、クラスメイト、俺の仲が良かった人全てに信じてもらえず、暴言を吐かれてここに入れられた。


「・・・釈放って・・・」

 そして、この地獄の中で唯一信じてくれた存在が出来た。それは一緒の牢に入っていた相棒だった。


「良かったじゃねぇか相棒!」

後ろから相棒が俺を抱きしめる。


「、、、」

 複雑だ。相棒は本気で喜んでくれているし、ここでの生活は辛くて出たい気持ちはあった。けど相棒に出会えて俺の精神は崩壊せずに済んだ。正直、もう慣れもあったし、外は裏切りの世界だ。なら過酷でも相棒といた方が良いとすら思っている。


「・・・良かったな。大気・・・外では孤独かもしれないけど、楽しくやれよ。」


 だが、そんな俺の気持ちを汲んだのか汲んでないかはわからないけど、笑顔で涙を流しがら、グーをしてくれた。



 ここに来てから、何回もしあった・・・


「・・・うん。俺も頑張る。今までありがとう相棒!!俺、相棒が釈放されるの待ってるからな。」


「おう!外で会おうな!」


 絶対に、絶対に釈放されて欲しい、相棒は本人は罪を認めるけど、内容が内容だ。相棒は許されるべきの罰だったから


ーーーーーーーーーー

久しぶりの外の空気を吸う。門を出ただけなのに別世界に感じる。

 そんな世界の中で俺のこと信じてくれなくまんまと犯人達に騙された裏切りの・・・家族・・・が俺を迎えに来ていた。


 義姉「大気!!」


義妹「お兄ちゃん!!」


母「大気、ごめん!ごめんね。」


家族は飛び出すように俺をに抱きついて来た。

 ・・・ぞっとした。


 「離れて」


 思わず、口の悪い言葉が出る。

 

 「・・・ごめんね。大気」

「、、、お兄ちゃん、、、前までは絶対にそんなこと言わなかったのに」

妹は何を驚いて居るんだ??冤罪で牢屋に半年も居たんだぞ??あんなこと(冤罪によって責められたこと)があったんだぞ。性格も口も変わるよ。あと家族の信頼に関してはそっちから下げて来たんだからな。


「大気、辛い目に遭わせてごめんね。」

 辞めろよ。そんな同情・・・何様だよ??いや母親だけど・・・いやそれも違うか、俺はこの母に息子じゃないと言われたから、じゃあマジで何様だよ??見捨てといて・・・少しはほんの少しは態度弁えろよ。






 つかほぉんとうに辞めて欲しい・・・さっき感動の別れをして、俺の仲で唯一大切な相棒との別れを済ましたんだ。


 あー、もう辛いよ。相棒


ーーーーーーーーー

 半年前 (冤罪になる前)


大気はクラスの人気者でクラスの一人と一人ととても仲が良い。


 「大気ー!部活の助っ人ありがとうな!」

 部活からの人気も高く助っ人や、マネージャーで引っ張りだこだった。今回はバスケの助っ人で、人が居ないから助っ人に入り、練習も沢山して楽しかんだ。

「俺も楽しかったからいいよ!また誘って!」


 「ありがとう、大気!」


 大気は、助けたことを恩着せがましくすることはなく、それ所か、いつもいつも人を助けながら楽しんでいる。(流石に虐めなどの人の傷つくことは思わない)だから、みんなも頼み事をしやすく、大気もそれを望んでいた。


 「大気、ノート貸してくれてありがとう本当に分かりやすかった。」

川山用にノートを作って良かった。

 「うん、バイト大変そうだったからね。普段頑張ってるから少しくらい人に頼っても罰は当たらないよ。」


ーーーーーーー

 図書館

 


「本当に面白かった。キャラもカッコいいし!話も回し方もいい!ただ、、、このコマとか、、、」

 大気はこのような、相手の趣味にもしっかりと理解して、大気なりに調べたことをアドバイスをすることもある。

「ありがとうございます。アドバイスありがとうございます。」


 「いいよ。それより続き気になるから出来れば、急いでね」

ーーーーーーー


 「薪が犯人なんて決めつけちゃ駄目だよちゃんと見て調べないと」


「大気くん・・・」


 クラスメイトが犯人にされそうになっていた。みんなも薪がしたと思い込んでいたが、大気だけは信じており、そして必死に証拠を見つけた。


ーーーーーー

 「大気、ありがとうね。金貸してくれて。」


「いいよ、俺のバイト代だし、今度しっかり返してね。あとこれは妹さん達に。」

 大気は内心

 むしろ、本当はあげたいくらいだけど遠慮しそうだしね。


 と思っている。

ーーーーーーー

「私、たいき、、、くん、しか話せる人居ないから。」


「あはは、俺しか話せる人が居ないのは嬉しいよ。だって独占出来るからね。」

  

 本気でそう思っているし、彼女も大気の普段の態度からお世辞じゃないとわかっている。


ーーーーーーー

  大気は人の喜ぶ顔が大好きだった。


 「いつも手伝いありがとうね大気。お母さんはいい子に育ってくれて嬉しいよ!!」


 褒められるのも大好き。


「お兄ちゃん!大好きー!褒めてくれるし、優しいし自慢のお兄ちゃん!!」

 褒めるのも好きだし、妹は可愛いすぎる。


「大気。いつも言ってるけど、あの時大気が助けてくれなかったら、私今頃どうなってたか分かんない。本当に大気のお姉ちゃんにさせてくれてありがとう。」


「助けられて良かったよ。それよりお姉ちゃんには悪いけど・・・」


「悪いけど?」


「こんな、可愛いくて優しいお姉ちゃんが出来て俺はむしろラッキーだったかなって思ってるし」


 「大気!!大好き!!」


本気で人の喜ぶことが大好きで生き甲斐だった。


 だから、決して人にいい顔をしたいとかじゃやくて、根から善人なのが大気である。

ーーーーーーー

 ある日


 二人の転校生が来た・・・とても美人な女の子とイケメンの人だ。


 大気は二人とも仲良くしたかった。

 だけど二人とも何故か大気とは話をしなかった。


それ所か・・・


ーーーーーーー


 「大気が私に痴漢したー!!」

転校生に冤罪を掛けられた。


 「違う俺はしてない!!」


 本当にしてない!!


 「嘘だ、触ったわよ!!」


「触ってないって、ねぇ誰か、触ってない所見た人居ない??」


「・・・」


誰も返事をしたくなかった。


 そして、


 「ねぇ、誰か見た人居るの??」


 誰も返事を


 「俺はしたかなっと思う」


「ひ、ヒロ??」


嘘だろ。ヒロは大気とも当然仲が良く、大気は何度もノートを貸したことがあったし、一人でいるところを大気が助けていたこともあった。


 これは大気にとって以外過ぎる裏切り・・・と言う訳でもなく、転校はそのルックスから人気が高くて、クラスの地位も高い。だから俺の味方をしたら嫌われるからだったのだろう。


 「でも、俺は本当にして」


「俺も見たかも」「私も、見た気がする」


次と次と声が上がってくる。


 嘘だろう。どうして、


 「私も大気がそう言う感じの目で見ていたと思う」


 見てないよ!!いや、嘘少しはあった


 「嘘でしょ、大気」


 だからずっとは見てないし、ジロジロとは見てないよ。


 転校生「酷い!!幾ら何んでも、女の子を何だと思ってるのよ!」


理不尽だ。・・・そして、クラスメイトは幼馴染、委員長含めて誰も信じてくれなかった。


 だが、家族は味方でいて信じてくれた。少し妹と義姉に怒られたが


ーーーーーーー

 帰り道


 たまたま転校生の平松くんを見つけて話そうと思ったら、彼が誘拐している場面に出遭った。すぐに追いかけて被害者を助けようとした。

 だが!!嵌められた。

 その被害者に、平松くんではなく俺が誘拐したと言われてしまった。しかもかなりひどい内容のことを。

 

 ついにクラスでは完璧に信頼が無くなり、家族までも無くなった。


 誰も俺の弁解は聞いてもらえず、家族も含めて俺がしたと一点張りをされてしまう。それところか俺がしてない嘘の噂も流れていた。


 みんな、俺に嫌がらせをするようになり、悪口も言われる。そして無視も当たり前の孤独で辛い日々だった。そして、俺は警察に捕まった。

ーーーーーーーー

 釈放後 


 俺はここを出る前にどうして、釈放されたのか経緯を教えてもらった。



 平松くんは刺されて死んだようだ。そして沢山いた浮気相手の一人が俺のクラスメイトだったしく、俺の冤罪を訴えたようだ。まぁ、警察は既に冤罪に対する証拠は集まっていて、その前に釈放は決まっていたらしいけど、わざわざ教えてくれたのは、きっと俺への同情だろう。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 続きが読めるように願っていますね(^-^ゞ
[一言] これは、85話分繰り返される感じですか。そうですか。
[良い点] 修正しようという気概 [気になる点] 他の話の修正もあるのかどうか
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