77話
後ろから追いかけて来るように妹がやって来る。
「お兄ちゃん酷いよ先に学校行くなんて」
別に普段から一緒に登校してないだろ。
そういえばもう妹は昼休みに利用することも出来なかったなぁ。
「先に学校に行くだけで酷いとか言うのもどうかと思うけどなぁ?」
「お兄ちゃん??言ってることと顔が全く違うよ」
「そうなんだ」
裏切られてから、もう妹への愛情は無かった。けど俺なりに頑張ったよな。抑えるところは抑えてたと思う。
最低限は対応してたと思う、だからこうやってしつこく来るんだよなぁ。
マジで一人にして欲しい。
それにしてもどうしようか??妹には何を言っても意味がない。いや知り合い全員そうだが、この妹も含めてどうしよか、
「お兄ちゃん??どうしたの顔が笑顔なのに、口が不機嫌だよ」
「・・・そう??」
「そうだ、最近好きな人とか出来てないか??」
やっぱりこの妹にかける言葉は思いつかない。
俺はないと思う希望を信じた。
「居るよ!!」
マジか押し付けられるかも
「誰??俺全力で応援するぞ」
「本当に??」
「当然だ、兄だからなぁ」
一気にテンションが上がって来た。
「じゃあ、言うね」
早くいえ、相手は誰でもいい。いや出来れば簡単落とせて長く執着しそうな奴で、
「お兄ちゃんだよ!!」
「・・・」
「あ、ぁあー言っちゃった」
まぁ、そんなことだろうは思ってたよ。
「お兄ちゃんだよ。私の一番は」
「そうか、」
嬉しくない。全く嬉しくない。
「もう、反応薄いよ!!お兄ちゃん!!こんなに可愛い妹に好きとか言われて、嬉しくないの?」
「うん」
「えっ、嘘だぁ」
「本当だよ」
「またまた、」
「嫌だから本当だって」
やっぱり、この妹にかける言葉がない。
元から、自分のいいようにしか都合を変換しない。
「ねぇ、」
「何お兄ちゃん?」
「何で、そんなに都合のいいように解釈ばかりするんだ??」
「えっ??なんのこと??」
俺は今でも知ってる嘘偽りのない顔。
負けるなぁ俺。こんなのが妹でも、いつかは家族から離れられる時が来るんだ
その時までの戦いだ
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正直、スランプに取り込まられる。
エアコンのエース作品なのに




