表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

78/85

77話


 後ろから追いかけて来るように妹がやって来る。


 「お兄ちゃん酷いよ先に学校行くなんて」


 別に普段から一緒に登校してないだろ。

 そういえばもう妹は昼休みに利用することも出来なかったなぁ。


 「先に学校に行くだけで酷いとか言うのもどうかと思うけどなぁ?」


「お兄ちゃん??言ってることと顔が全く違うよ」


「そうなんだ」


 裏切られてから、もう妹への愛情は無かった。けど俺なりに頑張ったよな。抑えるところは抑えてたと思う。


 最低限は対応してたと思う、だからこうやってしつこく来るんだよなぁ。

 マジで一人にして欲しい。


それにしてもどうしようか??妹には何を言っても意味がない。いや知り合い全員そうだが、この妹も含めてどうしよか、


 「お兄ちゃん??どうしたの顔が笑顔なのに、口が不機嫌だよ」


「・・・そう??」


「そうだ、最近好きな人とか出来てないか??」


やっぱりこの妹にかける言葉は思いつかない。


 俺はないと思う希望を信じた。


 「居るよ!!」


マジか押し付けられるかも


 「誰??俺全力で応援するぞ」


「本当に??」


「当然だ、兄だからなぁ」


一気にテンションが上がって来た。


 「じゃあ、言うね」


早くいえ、相手は誰でもいい。いや出来れば簡単落とせて長く執着しそうな奴で、


 「お兄ちゃんだよ!!」


「・・・」


「あ、ぁあー言っちゃった」


 まぁ、そんなことだろうは思ってたよ。


 「お兄ちゃんだよ。私の一番は」


「そうか、」

嬉しくない。全く嬉しくない。


 「もう、反応薄いよ!!お兄ちゃん!!こんなに可愛い妹に好きとか言われて、嬉しくないの?」


「うん」


「えっ、嘘だぁ」


「本当だよ」


「またまた、」


「嫌だから本当だって」


 やっぱり、この妹にかける言葉がない。


 元から、自分のいいようにしか都合を変換しない。


 「ねぇ、」


「何お兄ちゃん?」


「何で、そんなに都合のいいように解釈ばかりするんだ??」


「えっ??なんのこと??」


俺は今でも知ってる嘘偽りのない顔。


 負けるなぁ俺。こんなのが妹でも、いつかは家族から離れられる時が来るんだ


 その時までの戦いだ

 





「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」


 正直、スランプに取り込まられる。


 エアコンのエース作品なのに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] エース作品なのになところ
[良い点] 主人公が不憫でならぬ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ